- KADOKAWA (2013年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041010914
作品紹介・あらすじ
官邸に送られたメッセージ。猶予は30時間。緊迫が高まる中、航空自衛隊岐阜基地から、ミサイル搭載戦闘機F―2が盗まれた。犯行予告動画に、自衛官・安濃は戦慄した。俺はこの男を知っている!
感想・レビュー・書評
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別に戦争肯定派やないけど、敵機が来て、攻撃するにもミサイル撃った後の短時間とかだけとかあり得ん程の制限あるねんな。
そんな制限したら、結局、宝の持ち腐れやないの?
高いお金払って、色んな武器買って専守防衛とか言ってるけど、その防衛も出来ん感じにがんじがらめやねんな。
何か、ホンマにテロリストとか来たら、あっという間に、やられそうやん。
自衛隊って、凄い実力あるという話もあるし、やはり必要な時はね。
決して、戦争肯定派ではない!
平和ボケしてる国民に喝を入れる意味では良いのでは?
最近、色んな戦争あって、ヤバそうやし。
平和と言うのは、湧いて出るもんやなく、努力して守るものなんやろうな。
他国に頼るだけでは、ムリなんかも?
…それとも、もう、使う気にないのなら、そのお金、もっと福祉なり、国民に配りなり(こっちが良い!)して欲しいわ〜!
まぁ、そのお金使うにも平和でないとただの紙切れになるのか…(−_−;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中の展開が、ちょっとあり得ないな、という感じだったが楽しく読ませてもらった。
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航空自衛隊岐阜基地から、XASM‐3ミサイル4発を搭載した戦闘機F‐2が盗まれた。緊迫が高まる中、送りつけられてきた犯行予告動画。ミサイル防衛に携わる航空自衛官・安濃将文は戦慄した。俺はこの男を知っている!かつて、俺の上官だった男だ―。日本を、家族を、自分たちの手で守れるのか?決死の攻防に、一人の自衛官が立ち向かう。
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そもそもBMDとか防衛法制に対する理解不足の上に成り立っているので、話がおかしいというのはあるが、それ以外のサスペンス的なところはまあまあ面白い。
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内容(「BOOK」データベースより)
明日夜24時、日本の主要都市にミサイルを撃ち込む―。官邸に送りつけられた犯行予告動画。猶予は30時間。緊迫が高まるなか、航空自衛隊岐阜基地から、XASM‐3ミサイル4発を搭載した戦闘機F‐2が盗まれた。府中基地、ミサイル防衛に携わる航空自衛官・安濃将文は戦慄した。かつての上司が一連のテロに関わっているのか?日本を、家族を、自分たちの手で守れるか?決死の攻防に、一人の自衛官が立ち向かう! -
もどかしい。なぜ迎撃できないの?なぜ攻撃できないの?
トム・クランシーやマーク・グリーニーの小説を読んでいると、国に敵対する者は容赦なく排除するのに。自衛隊は何もできない。自衛隊が仕事をさせてもらえないのだ。本小説のように問題が出てきて初めて、国民が手足を縛っていて動けなくしているのだ。自衛隊に仕事をさせようよ。 -
亡国のイージス系のお話。女性パイロットの仇討ちはリアリティが無いかな。テロリストグループの日本人があっけなく捕まってしまうのも腑に落ちない。それでも、次の展開を期待してページを読み進めさせるだけの上手さがある
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ノンストップ・ミリタリー小説。時系列で、なおかつ○二○○(マルフタマルマル)なんて書き方が良い感じだ。テロリストと自衛隊のミサイル防衛システムに関わる自衛官との闘い。特に女性自衛官・真樹が本作品の重要な役を担っている。あとがきを読むと、どこか有川浩を思わせるような書きぶりで、本作品も空幕広報室のお世話になったらしい。続編の『潜航せよ』も読んでみよう。
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160731図
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20160703 030
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再読。普通このジャンルの作品は再読しないのだが、耄碌してBOOKOFFでついつい手を出してしまった。さて、2017年現在、最初の読了の時とは状況がかなり変わっている。なんと言っても今年の漢字は「北」。遂に大陸間弾道ミサイルの技術を確立した北朝鮮は、本書のようにまどろっこしいこのをせずに日本のみならず米国にミサイルを撃ち込むことが出来るようになった。実際に飛翔体が日本を目指して飛んでくる事態が出来しているのである。まさにBMDを頼りに安全が担保されている事態が日本の安全保障を大きく揺さぶっている。北は固形燃料による技術も確立しており、不意にミサイルが飛んでくることも想定に入れなければならなくなってきた。BMDは複数のシステムによりミサイルを迎撃し防衛する仕組みであるが、イージスアショアの導入によりイージス艦による洋上高高度迎撃をより確実にするためとさらにこの不意に対応しイージス艦の運用を楽にするもので18年以降導入される。現実は小説より厳しいものになりつつある。
初回読了時感想
福田和代なる作家の国防ミステリー。日本の防衛の基盤は中国や北朝鮮を念頭に置いたBMD(ミサイル防衛)なくしては語ることができない。両国とも日本を射程に入れるミサイルを保有し、中国ではミサイル弾頭に核を搭載することも可能である。日本を目指して飛翔してくるこれらミサイルを空中にて破壊することなしに本土防衛はおぼつかない。更に悪いことに近年では北朝鮮もミサイルへの核搭載技術を完成して核弾頭を幾つかすでに保有していると言われてる中でいかにして本土へ飛来するミサイルを迎撃するか、このミッションを担当する航空自衛隊の役割は重い。本作では、F2が新型ミサイルを搭載したまま何者かに乗っ取られる。BMDの有効性を証明したい元自衛官と北朝鮮でクーデターを画策している部隊の陽動作戦の意図が絡みあい国家テロが発生する。 -
続編の「潜航せよ」を先に読んでいたので、読めて良かった。ある登場人物が急に(?)裏切り行為をしたので、「???」となってしまった。
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偶々なのだが、実は7月に自衛隊の“ペトリオット”を見学する機会が在った…本作でも登場するのだが…こうした装備が何故在るのか、これらを使って何が出来るのか、何が出来ないのか、というような問題が読み易い型でシミュレーションされているような感の作品だ…また、各々の背景や思いで、非常事態、或いは非常な事件の渦中で蠢く作中人物達の群像劇として、なかなかに興味深い…
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テロを以て平和ボケした日本の防衛体制に喝を入れる、とはどこぞで読んだ記憶がある。そう、『亡国のイージス』だ。
この作品は、『亡国のイージス』の二番煎じか、否それ以下だ。
『亡国のイージス』には人間ドラマがあったが、この作品からは、その骨組みだけを拝借したようで、全く見所がなかった。 -
話が淡々と進んでしまっている感じがした。しかしスピーディーな展開に終始ドキドキさせられました。
また、多人称視点なので誰かに感情移入しやすいのでは。 -
設定も構成も亡国のイージスの二番煎じとしか思えない。嫌いな展開ではないので面白くは読めたが、それだけ。
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本当は、★3.5。
東アジアの某国の飛翔体発射事象については、
実際に、何度も起きているわけですが、
その実際の出来事をモチーフに、
自衛隊の活動を描いた物語。
飛翔体対処をテーマにすること自体は、
非常に良いんですが、F-2を奪取するという件は、
ちょっとどうなのかなぁ。
そこまでムリをせず、もう少し自然な物語の方が
良かったと思います。 -
亡国のイージス既読者からすると、似たような話だと思います。
でも、少し浅いし、スリリングな展開でもなかったので、やっぱ、本家は良かったなー、と再確認しました。
ただ、続編は気になるので、いつか読んでみようと思います。
著者プロフィール
福田和代の作品
