魔女の宅急便 5魔法のとまり木 (角川文庫)

著者 :
制作 : こより 
  • 角川書店
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本棚登録 : 476
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010938

作品紹介・あらすじ

19歳になったキキ。あいかわらずそばには、相棒の黒猫ジジ。そんなジジにもヌヌとの素敵な出会いがありました。そして…長かったとんぼさんとの関係も大きく動き…。キキの新たな旅立ちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • キキ、19歳。
    独り立ちしたての後輩魔女にアドバイスが出来るお姉さん魔女になりました。
    でも、何歳になっても悩みはあるし、イライラもしてしまう。
    今回も不安定な感情を持て余しているキキにどうしようもなく共感してしまった。
    理由は前とは違う。
    はっきりした理由なんてなくて、本当のとこなんて自分にだって分からない。
    私はキキよりも長く生きているけれど、いつだってぐるぐる、あたふたしている。
    その時その時にちゃんと自分の気持ちに耳を傾けることが大切なのかなと思う。
    あとは焦らないこと…なのかな。
    すぐにどうにかしようとか、答えを出そうとか考えない方がいいことも多い気がする。

    魔法が思うように使えなくなったキキに寄せられる言葉の数々が本当に素敵。
    全部本当のことだと思う。

    とんぼさんとの恋も素敵に育ってうらやましいかぎり。
    20歳の誕生日をお祝いする手紙の文章がとても優しくてドキドキ。
    「わたしのこと、すき?」
    「愛してる?」
    「どのくらい?」
    このちょっと困る質問に、キキにとっての1番嬉しい答えを返すとんぼさんに拍手。
    ただ、同じ答えを他の女性にしてもダメ。
    要するに全部そういうことなんだなぁ…。

    最終巻が早く読みたいな。
    15年後、35歳のキキはどんな女性になっているんだろう?

  • 自分が自分でなくなるような、そんな感じだったのかもしれません。ほうきが高く飛んでくれなくなり、そのせいで頼まれたことも失敗してしまいます。でも失敗と思っているのはキキだけで、依頼主は大満足。キキは自分が魔女であることにこだわりすぎていたのかも、と思いました。序盤に別の、一人立ちしたばかりの魔女が登場し、魔女として歩み始めたころのことを思い出していたせいかもしれません。あるいは、四巻で母親のコキリさんが病気をしたせいかもしれません。自分という存在について、あらためて考えさせられました。

  • 一巻から一気に読みました。

    最初は、児童書のようで陽気で明るいワクワクする物語だったのですが、途中からキキの人間らしさがにじみ出ていて、作品に対する印象がごろりと変わりました。

    なにげないことに、嫉妬してしまったり、弱気になったり、悩んでしまうキキはジブリの映画のキキよりも自分に近く感じられ、アニメよりも感情移入して作品を楽しめました( ^ω^ )

  • 「魔女の宅急便」、シリーズ5作目です。
    親元をはなれて悪戦苦闘していた女の子が、
    もう20歳になります。

    魔女猫のジジは、白い猫の恋人ができて、おとなの猫言葉を話そうとします。
    そのせいで、ときどきジジの言っていることがわからなくなってしまうキキは
    さびしい気持ちになってしまいます。

    ちょっとだけ魔法にスランプを感じたり、
    仕事で少しだけ嫌な思いをしたりするけれど、
    キキはやっぱり元気です。

    大好きなトンボとの仲も気になるところ。



    素敵なエピソードがいくつもあってホッコリしているところで
    驚きのラスト。

    キキが大人の女性になるところをもう少しじっくり読みたいなぁ、とも思いますが、
    それは読者への宿題ですかね。

    優しい文章に、癒されますよ~。

  • 小説なのでもちろん文字だけなのですが、なぜか絵本のように情景が目の前に浮かびます☆ キキももう19歳。ですがまだマゴマゴしています、いろいろ不安になったり、イライラしたり。 サヤオさんがどうなの⁈っていう、ちょっと強引キャラでしたが。 最後のとんぼさんとの会話にはちょっと泣けてしまいました。そうだよね〜さみしかったんだもん、そこをわかってあげてよとんぼさ〜ん!って。 次巻が最終巻!さみしいです…>_<…

  • キキ19~20歳。
    ついにキキも大人の女性に……は、まだちょっとなれていない感じ。
    恋するキキがとにかくヤキモキする話。
    最後はめでたくハッピーエンド。
    そして思いもかけないつづきへつながっていくのにはびっくり。

  • 2018年10月22日購入。

  • 角野栄子女史⑤
    キキ19才

  • 焦る心。
    でもそれを八つ当たりのように何かにぶつけてもいいことはないよね。
    それにしてもトンボさんはマイペース。
    いや、多分トンボさんも色々考えてるんだろうけど、表現が上手じゃないのよね。だけど、あの手紙の中には溢れるほどの気持ちが込められているんだろうな。

  • キキはコリコの街からほぼ出ないままで、学校も行ってないし、狭い人間関係で生きてきたような気がするけど、いいのかな? あとジジは二十歳でも元気いっぱいで、やっぱり普通の猫より寿命長いの? いいなー(>人<;)

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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