オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010983

作品紹介・あらすじ

人間業は思えない猟奇殺人が続発。そんな中、管轄の忌戸部署にロサンゼルス市警から総髪碧眼の美貌の警部が派遣されてきた。その名はベニー芳垣。「鬼」と呼ばれる刑事・鬼丸とともに怪奇な事件を追う!

感想・レビュー・書評

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  • サクッと読めた。
    ホラー文庫なので殺人の描写はグロいが他は怖くはない。
    あらすじを読んだ感じは陰陽師の方が鬼を翻弄するのかなーと思ったが、鬼の方が主導権握ってましたね。
    人外が絡んでもミステリー感があるのが良かった

  • 封殺鬼っぽい設定だなーと思ったけど鬼一体だった笑

  • 人間業とは思えない猟奇事件が続発する。異形コンビが奇怪な事件の真相を追う!
    オカルト&ダークファンタジー&ミステリー といった雰囲気の作品ですが
    思ったよりおどろおどろしさ、真剣さ、奇っ怪さがなかったです。
    その分、読みやすくはあるけど求めていたものとは違ったかなー。
    続編もあるようですが、どうしようかな。

  • どちらに加担したくなるかって聞かれると多分鬼丸側
    悪さをする妖怪達もいるだろうけど何をするわけでもなく
    住処を追われてひっそりと暮らしている妖怪達まで悪とし、引きずり出そうとするベニー芳垣のが怖い
    激昂もよくする

    鬼丸と芳垣の関係がどうなっていくのか気になるところ

  • 陰陽師×鬼バディとか最高過ぎる設定!ドストライク!
    しかも、陰陽師は超美形で、鬼は見た目くたびれ気味のおっさんとか最高過ぎる…!
    話の展開もリズムが良く、スラスラ読めるし、良かった。
    色々辻褄合わせのご都合主義的な部分はあるけれど、それは物の怪の安全のための隠蔽ってことでまあ許容範囲。

    それにしても鬼丸はなんか長命の様な描写があった様な気がするけど、実のところ何歳なんだろうか?
    ちゃんと実年齢なのかあれは?笑
    あと、何がきっかけで警察になったのかとか、隠れて暮らすことをやめるきっかけになったこととか、気になることが色々ある。
    それに女郎蜘蛛バーのメンツとはいつ知り合ったのか、とか。

    鬼丸に負けず劣らず、ベニーの方も謎がわりとあるよな。
    何故渡米していたのか、とか。何故急に帰る気になったのか、とか。
    あと、実家はどんな感じなのか凄い気になる。
    家でどんな修行してるんだろう?
    というか誰が教えてくれているんだろうか?
    気になることが色々ある。

    コンコン大王にはびっくりした。
    てっきり本当に無実でこれからバーによく顔を出すようになるのかと思ってたのに…。
    無欲に普段見えても、やはり物の怪でも欲は出るんだな…。

    新シリーズの方を間違えて先に買って、買った後、このシリーズが先に出ていたことを知ったという(苦笑)
    前シリーズにあたるこのシリーズは全巻買ったから、早く続き読もう。

  • 新刊コーナーで手に取ってみたのがシリーズものだったので、一作目を古書で購入。軽く楽しめる鬼と陰陽師の刑事もの。

  • アメリカ帰りの美貌の警部・ベニー芳垣と見た目も仕事ぶりも冴えない刑事・鬼丸。またベニーは「陰陽師」鬼丸は物っ怪の「鬼」という別の姿も… そんな2人がコンビを組んで事件を解決していくミステリー。多少グロい描写もありますが短編なのでサクサク読めて面白かったです。ベニーが鬼丸の正体についていつもかるーくかわされてしまうのに笑いがw 法で裁かれない影で動いている人物に対する鬼丸の裁きがどんなものか気になります。

  • 田中啓文にしてはあまり面白くない。
    この後に期待かな?

  • (収録作品)鬼と呼ばれた男/女神が殺した/犬の首

  • 結構前の作品を再構成・改題したとのこと。アメリカ帰りのイケメンハイスペック警部(実は陰陽師)と、冴えない昼行灯な刑事(実は鬼)がコンビを組んで奇怪な事件を解決…な短篇集。この作家さんだけあって時々グロ描写があるけど軽く読める。最初いけ好かないイケメン警部かと思いきや、努力してるしなんか可愛くなっていくような?wシリーズ化してるみたいなので続きが楽しみ。

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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