ジェノサイド 上 (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 4226
レビュー : 341
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011263

作品紹介・あらすじ

イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。一気読み必至の超弩級エンタメ!

感想・レビュー・書評

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  • 世界が、人類の運命が、変わる。

    *******************
    『13階段』振りに読んだ、高野和明の作品。
    こんなに面白い作品があったなんて!!
    疾走感と緊張感が半端ない。
    淡々と事実が描写されているからこそ、読者の頭の中には、そのイメージが鮮やかに描かれて、まるでその息遣いまで聞こえるような臨場感を味わわせてくれる。
    いつどこから奴らが現れてもおかしくない…ページを捲るごとにそのドキドキが高まっていき、本を閉じるタイミングを与えない。

  • 今までの読書人生で一番の本に出会ってしまったかもしれない。。。とにかく、これ、面白すぎ!!!!!!こんなにも頭も心も刺激され引き込まれ、日常生活が煩わしく早く続きが読みたくなる本は久しぶりだ。もちろん徹夜読書の経験はある。永遠のゼロとか、わたしを離さないでとか。でも、こんなに面白いのはなかった。中学生のときに読んだバトル・ロワイアル級の衝撃かも。そんな上巻。

  • 面白い!高野氏は『13階段』だけ読んだことがあり重めのテーマだったが、本作は日本・米国・アフリカを股に掛けたハリウッド映画のようなエンターテイメント作品だ。テーマの目新しさはないが息もつかせぬ怒涛の展開と目まぐるしく切り替わる場面が読者を全く飽きさせない。細かく見ていけば科学的裏付けだったり作者の歴史観、NSAや軍の知識など諸々粗さはあるように思うが、一気に読ませる娯楽性を備えていてほとんど気にならない。

    小松右京の『復活の日』や中島らもの『ガダラの豚』といった人類未知との攻防や未踏の神秘性、国家の陰謀はなんともいえずワクワクさせられる。

  • サスペンス?SF?本当に起きているかもしれないけど、フィクションであってほしいような話。登場人物も実在するんじゃないかと思うほどリアルで。アメリカ、コンゴ、日本でパラレルで話が進むけれど、どこで起きているドラマも見逃せず、ドキドキハラハラ。最近地球外生物がいるかもしれない惑星のこととか、宇宙人研究のこととか、たまにニュースでみるけど、あれってあながちフィクションじゃないのかもとおもった。あとがきによれば、立花隆の「「文明の逆説」にインスパイアされた創作とのこと。創薬の過程(化学結合とか、受容体がなんちゃらとか)の話が難解すぎてほとんど理解できなかったのが残念。

  • 単行本の時から読みたいと思ってチェックしていたので、文庫本になったので、満を持して読み始めました!といったところです。
    期待に違わず面白いので止められず、あっという間に上巻を読んでしまいました。下巻を読むのは明日以降にしよう。寝不足になるおそれあり。現世の人類対超人類の戦いの結末は?

  • イラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生。まったく無関係だった二人の運命が交錯するとき、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。そして合衆国大統領が発動させた機密作戦の行方は
    人類の未来を賭けた戦いを、緻密なリアリティと圧倒的なスケールで描いた作品。

  • この手の感じは、伊藤計劃以来の感動かなー。

    作り込みと構成がしっかりしていて、読み手を迷わせずにリードする確かな筆力が有難い。小説として、妙なレトリックを駆使するよりも、この基本がしっかりしてくれている事で、読書スピードを損なわずに、物語の展開と読むスピードを一致させる事ができる。時に、読むスピードがストーリーを追い越す。それはつまり、物語にのめり込み、ワクワク感が高まり過ぎて、細部を気にせず、斜め読みが走り、端に見えた単語で行間を補足するような。ーこの読み方は、アメトークの読書芸人で光浦さんも言っていたーが、面白い小説は、正にそうさせるのだ。

    物語のキーワードは、超人的知性。こいつが、敵となるか味方となるか。人類を滅ぼす脅威にも思えるが、それ以上に、彼を巡る軍隊や科学者、政治家たちの思惑が、日本やコンゴ、アメリカを舞台に動き出す。日本の大学院生が死んだ薬学者の父に託された謎のパソコンにより、事件に巻き込まれる。人類滅亡を含ませながら、謎を引きずり下巻へ。

  • 他作同様、スピード感のある展開。

  • 過去これほどまでハラハラして読んだ本はない。
    裾野の広いストーリーとハリウッド映画ばりのテンポ感が最高。
    虐殺がテーマでリアルなシーンも多々あるので、人を選ぶ小説かも知れない。
    背景も徹底された調査や文献の数も相当な物。
    高野和明。大ファンになった作品。

  • なかなかよい。アニメや映画にしても面白いのに。

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著者プロフィール

高野 和明(たかの かずあき)
1964年、東京都生まれの小説家・脚本家。日本推理作家協会会員。
幼少の頃から映画監督を志していた。ロサンゼルス・シティー・カレッジ映画科中退。 1991年Vシネマの監督を誘われたことがきっかけの中退で、帰国後は脚本家として活動した。
2000年に江戸川乱歩賞への応募を目的に書かれたミステリー『13階段』が、2001年第47回江戸川乱歩賞を満場一致で受賞。その後も脚本家として活動しつつ執筆活動を行っており、2011年の『ジェノサイド』が第2回山田風太郎賞と第65回日本推理作家協会賞(長編および連作短編編集部門賞)を受賞、「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」ともに1位に。本屋大賞ノミネートも果たしている。2013年に文庫化され、ベストセラーとなった。

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