海山の幸 品川人情串一本差し (角川文庫 18301)

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  • KADOKAWA (2013年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041011331

作品紹介・あらすじ

元八丁堀同心の波之進は身内を悪人に殺され、稼業をやめて妹と品川で串焼きの見世を開いていた。ある日、波之進は海の救け組と身投げをした女を助ける。話を聞くとそれは波之進の敵が関係しているらしく……

感想・レビュー・書評

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  • 気になっていた作家。新シリーズと言うことで読む。
    主人公・川路浪之進は一身上の都合にて八丁堀同心を退き、品川宿にて出戻りの妹・志乃とともに串料理屋を営んでいる。ある日浪之進は見投げしようとする娘を助ける。事情を聞くに密かに追い続ける悪党どもの影が見え隠れするというお話。
    筋書きはいたって王道。日々を力強く生きる人々と料理の描写が細やかでいい。きちんとした調理のシーンとできた料理を美味しく頂くシーンをいちいち明確に描写していてなかなかに食欲に訴えかける。料理が2の人情2,捕り物が1に隠し味に説法を少しといった割合かと。

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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