魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 475
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011423

感想・レビュー・書評

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  • 魔女の宅急便の完結巻。
    主人公は3人。
    お母さんになったキキ。
    キキの娘、魔女になるか迷い中のニニ。
    キキの息子、魔女の子供なのに魔女になれないトト。

    今までキキの成長を見守ってきた(偉そう?)身としては、キキは娘のようだし、ニニとトトは孫のようだ。
    気まぐれなニニも、ちょっとすねてるトトも、どっちもすごく可愛い。
    幸せになってほしいと願ってしまう。

    いつまで経っても決断しないニニの態度にやきもきするキキは、お母さんになっても相変わらずチャーミングだった。
    目の前のことに夢中でちょっと頼りなく思えていたとんぼさんの家族を見る優しいまなざしもとっても素敵。
    なんて幸せな最終巻!

    これでお別れなんて、本当はちょっとさびしい。
    これからのニニとトトの物語も読みたいよぅ。

  • キキはとんぼさんと結婚し、二人の子供に恵まれます。男の子と女の子です。娘が魔女になるかどうか、気を揉みつづけるキキですが、息子のことも気がかりです。魔法に興味をもち、薬をつくる手伝いも積極的にしていますが、魔女にはなれないのです…。女の子が世の中でどう生きていくか、それに焦点をあてた小説はたくさんあり、『魔女の宅急便』シリーズもそうですが、この巻にかぎっては違います。魔女の血をひいてしまった男の子は、今の世の中になんとなく違和感をおぼえている人たち(男女問わず)の象徴だと思います。彼がどう生きていこうとしているのか、親は何ができるのか、そこに焦点を当てているのが新しく、現代に即していると思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「親は何ができるのか」
      ナルホド、、、親になるのも大変だ。
      「親は何ができるのか」
      ナルホド、、、親になるのも大変だ。
      2014/04/03
  • 魔女の宅急便最終巻読み終わりました!

    今までの話がまとまった巻のようにわたしは感じました!

    冒険を始めるドキドキは一巻の頃に感じたものに近く、お話が進むにあたっての不安やうまくいかない歯がゆさなどは、お話がすすむにつれキキが感じていたもやもやに似た感じがしました。

    ネタバレになってしまいますが、

    個人的にはトトが魔女になれない。ニニが魔女になるというのは、あまり好きな展開ではなかったです。なりたくてもなれないっていうのを実感してしまったみたいで。
    けれど、最終トトにもしたい事を見つけ始めてるのでよかったです!

  • シリーズ最終巻。おなじみのキキやとんぼさん、オソノさんは勿論出てきますが、この巻の主役はキキの子のニニとトト。ここで最終回なんてさみしすぎる!ニニとトトの一年後のお話が見たい!

  • ついに最終巻。もう続きを読めないと思うと切ない。もっともっと読みたい。読みたかった。。
    キキとトンボさんの子供たち(双子)メインのお話。それぞれの悩む姿・乗り越えていく様子がたった一冊の中に凝縮されていて、濃ゆい一冊でした。
    相変わらずマイペースなトンボさんには和む(笑)そして、ケケの存在感の強さがハンパない。さすがです。

  • シリーズ通して面白かった。映画しか知らなかったから、今更だけど、大人も読んで面白い。若い頃の考えとか、あーこういう事あるあるとか微笑ましい。ちょっと乙女チックな感じもあるけど。

  • 『魔女の宅急便』シリーズの6作目。遂に完結編。

    2~5作目以上に、スピンオフ的な位置づけが強いというか、ここまで読んできた読者に対してのボーナスステージ的な作品だと思いました。良かった。

    何かね、アラフォー男の表現で恐縮ですが、ドラゴンボールの悟天とトランクスとか、ドラクエ5の息子と娘とかの活躍を見守るような作品
    いやいや、そもそも、自分の子供を温かく見守るようなね、そんな気持ちで読みました。

    作品自体は、小学生くらいがターゲットなんですが、よく考えれば、ジブリの『魔女の宅急便』に出会った自分は当時10歳だったわけで、この6作目の刊行年を考えれば、パパ、ママになった世代の心も掴みに来ている作品なんですよね。子供に本を進めるのは、大人ですから。

    実際に自分も、娘に読み聞かせしているし、もうちょっと大きくなったら、薦めたいと思っているし、見事ですね。

    お話がゆったりと丁寧に書かれているし、想像力をしっかり喚起させるストーリーが本当にイイと思っています。
    シリーズを通してということで、★5評価にします。

  • キキの双子の子供、ニニとトトの成長と、それぞれの旅立ちの話の最終巻。街もついでに成長。ってか、この子たちの話で続編が読みたいかも。

  • キキのこどもの人生の選択。時々、お母さんキキに子供だったキキが見え隠れして面白かった。

  • キキととんぼもお母さんとお父さんに。少女から大人までこんな風に丁寧に変化を描いたものはなかなかない気がします。このシリーズは、お届けものの依頼者が病気で人生の終焉間際だったり、子供を亡くしたり、痴呆だったり、人生のいろいろな局面も描かれています。ファンタジーなのにすごく現実的。なのに重たくなくて、嫌な気分にならなくて、あたたかな気持ちにしてくれます。少女の頃の気持ちを思い出させてくれます。すばらしい作家だと思います。
    映画だけでなく、大人も子供もぜひこのシリーズを読んでほしいです。

著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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