魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
4.01
  • (41)
  • (37)
  • (31)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 476
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011423

作品紹介・あらすじ

キキととんぼさんが結婚して15年。13歳になって旅立ちのときをむかえる双子の姉弟と、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たちの新たな旅立ちが、さわやかに描かれる。大人気シリーズついに完結!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 魔女の宅急便の完結巻。
    主人公は3人。
    お母さんになったキキ。
    キキの娘、魔女になるか迷い中のニニ。
    キキの息子、魔女の子供なのに魔女になれないトト。

    今までキキの成長を見守ってきた(偉そう?)身としては、キキは娘のようだし、ニニとトトは孫のようだ。
    気まぐれなニニも、ちょっとすねてるトトも、どっちもすごく可愛い。
    幸せになってほしいと願ってしまう。

    いつまで経っても決断しないニニの態度にやきもきするキキは、お母さんになっても相変わらずチャーミングだった。
    目の前のことに夢中でちょっと頼りなく思えていたとんぼさんの家族を見る優しいまなざしもとっても素敵。
    なんて幸せな最終巻!

    これでお別れなんて、本当はちょっとさびしい。
    これからのニニとトトの物語も読みたいよぅ。

  • キキはとんぼさんと結婚し、二人の子供に恵まれます。男の子と女の子です。娘が魔女になるかどうか、気を揉みつづけるキキですが、息子のことも気がかりです。魔法に興味をもち、薬をつくる手伝いも積極的にしていますが、魔女にはなれないのです…。女の子が世の中でどう生きていくか、それに焦点をあてた小説はたくさんあり、『魔女の宅急便』シリーズもそうですが、この巻にかぎっては違います。魔女の血をひいてしまった男の子は、今の世の中になんとなく違和感をおぼえている人たち(男女問わず)の象徴だと思います。彼がどう生きていこうとしているのか、親は何ができるのか、そこに焦点を当てているのが新しく、現代に即していると思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「親は何ができるのか」
      ナルホド、、、親になるのも大変だ。
      「親は何ができるのか」
      ナルホド、、、親になるのも大変だ。
      2014/04/03
  • 魔女の子は魔女。
    魔女の子は魔女?

    キキとトンボの子どもたち、ニニとトトの旅立ちまでの物語。




    私がはじめてキキに出会ったのは小学生で
    キキは旅立ったばかりのときだから
    私はキキよりちょっぴり年下だったのかな。
    そして最終巻のキキはおそらく今の私と同年代。
    まるで同じ時間を過ごしてきたかのようです。
    その事実だけでもキキとともに成長してきたみたいで、
    なんだかくすぐったいのです。

    まだこどもだと思っていたキキがしっかりと母親業をやっていると
    「あ!キキが『お母さん』してる」と不思議な気分になり、
    そして応援したいと思う一方で、
    こどもを想うあまりのキキの言動に少しイライラしてしまいます。
    いらだって言い放つニニのセリフがいい!
    『でも、悪いことばっかり先々想像して、しばりつける親のやり方って、自分の安心のためじゃないの』
    私もこのセリフ、言いたかったなぁ。

    男の子に生まれたからって魔女になれないトトもかわいそうだけれど、
    しっかり流れている魔女の血はトトに新しい一歩に導きます。
    トトの「これからのきみ」の物語も、読みたいですが、
    それは読者への宿題ですかね?

    最終巻らしく、今までの登場人物も出てきます。
    私はちょっとひねくれたキャラクター、ケケが大好きでした。
    今回はトトとの手紙のやりとりでしか登場しないけれど、
    その登場のしかたもケケらしい。

  • 魔女の宅急便最終巻読み終わりました!

    今までの話がまとまった巻のようにわたしは感じました!

    冒険を始めるドキドキは一巻の頃に感じたものに近く、お話が進むにあたっての不安やうまくいかない歯がゆさなどは、お話がすすむにつれキキが感じていたもやもやに似た感じがしました。

    ネタバレになってしまいますが、

    個人的にはトトが魔女になれない。ニニが魔女になるというのは、あまり好きな展開ではなかったです。なりたくてもなれないっていうのを実感してしまったみたいで。
    けれど、最終トトにもしたい事を見つけ始めてるのでよかったです!

  • シリーズ最終巻。おなじみのキキやとんぼさん、オソノさんは勿論出てきますが、この巻の主役はキキの子のニニとトト。ここで最終回なんてさみしすぎる!ニニとトトの一年後のお話が見たい!

  • ついに最終巻。もう続きを読めないと思うと切ない。もっともっと読みたい。読みたかった。。
    キキとトンボさんの子供たち(双子)メインのお話。それぞれの悩む姿・乗り越えていく様子がたった一冊の中に凝縮されていて、濃ゆい一冊でした。
    相変わらずマイペースなトンボさんには和む(笑)そして、ケケの存在感の強さがハンパない。さすがです。

  • いきなりキキととんぼさんの双子の話

    派手好きな姉と物静かな弟の成長の様子が可愛らしい
    ケケがなかなかいい役をしている

    完結まで読めたことの達成感と続きがあればいいなと思う気持ちが残った

  • 2018年10月22日購入。

  • 角野栄子女史⑥

  • キキさん35歳。
    でも、気持ちは全然変わってないみたい。若い。そしてトンボさん大好きですね。
    それは子供たちにも伝わっているみたい。

    他の魔女さんの家にも、男の子は生まれてたと思うのですよね。魔法使いにはならないのかな。この世界には魔女しかいないのかな。

  • 一気に6冊。
    映画でしか知らなかった魔女の宅急便のキキとジジは、こんな風に成長していたんだなぁ。
    悩んだり喜んだり怒ったり拗ねたり、キキは本当に愛おしい。そしてジジはかわいい。

    少しずつ大人になって行くキキ。それでも変わらない可愛さ。最後の双子のお話は切なくもなったけれど、暖かな気持ちに包まれる、そんなお話だった。

    幼い頃に読んでいたら、きっと夢中になってただろうな。きっとほうきに跨っていただろうな。

  • シリーズ通して面白かった。映画しか知らなかったから、今更だけど、大人も読んで面白い。若い頃の考えとか、あーこういう事あるあるとか微笑ましい。ちょっと乙女チックな感じもあるけど。

  • キキあんまり大人になってなくてびっくり(^_^;) ニニもかなりいい性格してるし、この性格可愛いか? 児童文学のキャラって性格極端なのかな? 最後にジジが決めてくれた! かっこいいぞジジ! さすが、18児のお父さんo(^▽^)o

  • 前回から随分時は進み、二人の子供、双子がメインの話。もうとんぼさんが完全に大人です。キキはまだ幼さを残し、子供と一緒に遊びたいと思うくらい。双子は物凄く弟のトトを応援したくなります。もしかしたらって気持ちひしひしと伝わります。不公平は不公平ですし、ちょっとくらいと思わざるを得ません。私からするとべべと話せるだけでも羨ましいですが。この後の続きを赤毛のアンくらい読みたいです。

  • 何かのレビューで興味を持った一冊。双子の子どもを持っているキキの話は新鮮で子ども達の葛藤もよく伝わってくる。

  • 物語の視点もキキが母親になった部分が
    入り込み親の気持ちをなどが描かれ
    面白かった。

    物事の向こうの見えないものを見る力など
    魔女としての心得の物語
    優しい気持ちになれた気がします。

  • 『魔女の宅急便』シリーズの6作目。遂に完結編。

    2~5作目以上に、スピンオフ的な位置づけが強いというか、ここまで読んできた読者に対してのボーナスステージ的な作品だと思いました。良かった。

    何かね、アラフォー男の表現で恐縮ですが、ドラゴンボールの悟天とトランクスとか、ドラクエ5の息子と娘とかの活躍を見守るような作品
    いやいや、そもそも、自分の子供を温かく見守るようなね、そんな気持ちで読みました。

    作品自体は、小学生くらいがターゲットなんですが、よく考えれば、ジブリの『魔女の宅急便』に出会った自分は当時10歳だったわけで、この6作目の刊行年を考えれば、パパ、ママになった世代の心も掴みに来ている作品なんですよね。子供に本を進めるのは、大人ですから。

    実際に自分も、娘に読み聞かせしているし、もうちょっと大きくなったら、薦めたいと思っているし、見事ですね。

    お話がゆったりと丁寧に書かれているし、想像力をしっかり喚起させるストーリーが本当にイイと思っています。
    シリーズを通してということで、★5評価にします。

  • キキの双子の子どものお話。
    対照的な二人の様子は読んでいてハラハラしつつ、その葛藤には近親感を抱きました。

  • キキの双子の子供、ニニとトトの成長と、それぞれの旅立ちの話の最終巻。街もついでに成長。ってか、この子たちの話で続編が読みたいかも。

  • 魔女宅のおわり。受け継がれていく魔女の力。

    金の生る木に見える。「魔女の宅急便2」とかやれば、すごい観客動員数になるだろうに。

    馬の話とか伏線が良かったな。

  • キキのこどもの人生の選択。時々、お母さんキキに子供だったキキが見え隠れして面白かった。

  • キキちゃんととんぼさんが結婚して双子が生まれる。その後のお話。基本的に中心は双子の男の子トト君の旅立ちです。優しい言葉で綴られていますが、はっとするような事も中には書かれている気がする。見えるものだけがすべてじゃない。旅立ちの為に自分を知ることはちょっと苦しみも伴うんですね。キキちゃんととんぼさんのラブラブっぷりも見る事が出来ます。みんな頑張れ!

  • 登場人物の心の動きとか、共感できない感じで、物語に入り込めなかった。ちょっと残念。

  • 1.結婚式
    2.なつかしい顔
    3.ケーキ事件
    4.トトの巣
    5.今夜決行
    6.かくれた名前
    7.遠距離恋愛
    8.はじまりのひびき
    9・試運転
    10.見えないもの
    11.ひとり旅
    12.はだしの女の子
    13.書きかけの原稿
    14.ノックちゃん
    15.予約切符
    16.おさがりのドレス
    17.チ、チ、チの世界
    18.無線の声
    19.旅立ち

     前作のラストで予告されていた通り、5巻の2年と13年後からはじまる話。キキはラストで20歳だったのだから35歳ということか。子供は11歳。この巻のラストで子供は13歳になる。
     主役がキキからキキの双子の子供、ニニとトトに移っているのでこれまでの巻と雰囲気が少し違うが、文体や語り口は同じなのでさほど違和感はない。

  • 母になったキキ、父になったとんぼさん。
    2人の子ども、ニニとトトがそれぞれ自分の道を見つけ、旅立ってゆくお話。いつの日かのキキや、とんぼさんに重ね合わせてしまう* 子どもたちのお話でありながら、その成長を見守る親たちのお話でもありました。

    「僕も自分のなかの不思議を見つけにいくんだ」
    トトのこの言葉には、このお話のすべてが詰まっている。

    これから進む道、人生。誰かと出会い、自分と出会い、その中で何かを見つけていくこと○
    誰でも持っている、けれど誰ひとり同じではない魔法。

    大人になってから読んだ、魔女の宅急便。とてもステキなお話。また、何度でも、読み返したい◎

  • 魔女の宅急便(原作)の全6巻のうち、1~5巻は、
    13~20歳の、キキを主人公としておりますが…、
    最終巻となる第6巻では、時間がグンと飛びまして、
    結婚したキキととんぼの、双子の男の子と女の子が、
    主人公となる、新たな旅立ちのぉ話です。
    (ちなみに、実写劇場版は、1~2巻がベースです)

    またまた、ボクの悪ぃクセが出まして…、
    1~5巻をすっ飛ばして、いきなり第6巻を読書…。
    2~5巻は、いわばキキととんぼの甘恋物語でして、
    単純に、
    キキととんぼの、結婚後のぉ話を読んでみたぃな~、
    といぅことで…。(どんな夫婦になったのかな~?)

    第6巻のぉ話は、劇場版のエンディングで生まれる、
    おソノさんの子供の結婚式から始まります…。
    その子供は、22歳の女性になっていましたから…、
    劇場版の22年後のぉ話といぅことになりますね…。
    あれから22年経っても、メインキャストの面々は、
    みんな仲良しのまま幸せに過ごしており、一安心…。

    本作品は、キキととんぼの二人の子供たちの、
    成長と選択と旅立ちのぉ話ではありますが…、
    同時に…、キキかあさんととんぼとうさんの、
    子育てと子離れの、夫婦のぉ話でもあります。

    キキ(お母さん)の視点で読んでみると、
    ハラハラにドキドキ+最後はジーンとしてきます…。
    キキかあさんによる、少女時代の回想シーンもあり、
    いろんな要素が詰まった、温かぃ家族のぉ話でした。

    アニメ劇場版をリアルタイムでご覧になった方には、
    自分の年齢相応に成長したキキに、出会えますよ…。

    あっ、
    それでも、第3巻は、読んでおいた方がよぃかも…。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    キキととんぼさんが結婚してから13年。キキの子どもたちは、ふたごなのに性格は正反対。元気で活発なお姉さんのニニは、魔女にはあまり興味がなさそう。一方、物静かな弟のトトは、魔女に興味津々。魔女になりたいのに、男だからという理由でなれないトトは不満を募らせていくが…。13歳になって旅立ちのときをむかえる2人と、見守るキキをはじめコリコの町の人たちが、さわやかに描かれる。大人気シリーズついに完結!

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・ファンタジー・映画化・魔女

    【映像化情報】
    1989年7月29日アニメ映画化
    出演:高山みなみ・佐久間レイ 他

    2014年3月1日実写映画化
    出演:小芝風花・尾野真千子 他



    +3++1

  • キキととんぼもお母さんとお父さんに。少女から大人までこんな風に丁寧に変化を描いたものはなかなかない気がします。このシリーズは、お届けものの依頼者が病気で人生の終焉間際だったり、子供を亡くしたり、痴呆だったり、人生のいろいろな局面も描かれています。ファンタジーなのにすごく現実的。なのに重たくなくて、嫌な気分にならなくて、あたたかな気持ちにしてくれます。少女の頃の気持ちを思い出させてくれます。すばらしい作家だと思います。
    映画だけでなく、大人も子供もぜひこのシリーズを読んでほしいです。

  • 読み終わっちゃった。去年の夏から隔月で楽しみにしていた魔女の宅急便の最終巻。
    才能、選択、自立をテーマにしてるのかな?
    メッセージ性が強いのに、読みやすくほっこりしました

  • 登場人物のそれぞれの葛藤とその行く末が見守れてとてもすっきりしました。

全49件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

角野栄子の作品

魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする