魔女の子供はやってこない (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : 小島 アジコ 
  • KADOKAWA/角川書店
3.54
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  • (4)
本棚登録 : 85
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011478

作品紹介・あらすじ

ある日へんてこなステッキを拾った縁で、キュートな魔女と友達になった小学生の夏子。だが2人が良かれと思ってしたことが、次々血みどろ事件に発展していき──。ホラー界の鬼才が放つ、世紀の問題作!

感想・レビュー・書評

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  • すごい。
    エグさキュートさ不条理と切なさが最高のリズム感で絶妙なバランス。
    グロさが取り上げられるけど本質はそこではない。めちゃくちゃな文章ですごく大事なことが書いてある。
    誰にでも勧められる本ではないけど傑作。

  • 感想が章を追うごとに変化します。
    なんだこれぶっ飛んでんなぁ
    →退屈。もう読むのやめたい。なにこれ。意味わかんない。
    →ふおおおおおこれだよこれ!こわいこわい。
    →えっそうなるの?あっはい
    →それでまとめるの?!嘘だろおい泣けるわけないじゃんふざけんなよ
    ホラーなのにエンターテイメント性は抜群。一章で気持ち悪くなってもその後の冗長な感じにも耐えられたらあとはぞくぞくする話が待っています。ラストはねぇ。仕方ないのかなーもう少し上手いオチなら胸を張って薦められるのに。
    結構好きでした。ナポリタン好きじゃないし。

  • ポップでグロテスクで、どうしようもなくシュールなホラー。こんな魔法少女ものは前代未聞です。一気に読むと頭がぐるぐるしてくる心地。独特の文体も、読みやすくはないのだけれどどこかしら中毒を引き起こしそうな印象。
    一見楽しそうな日常が、どうしようもなく混沌。何から何までぶっ飛びすぎ。だけどキーワードともなる「地獄は来ない」という言葉の意味が、ラストになると切なさを感じます。
    「魔法少女帰れない家」が秀逸。オチの邪悪さが何とも言えない!

  • 全部読み終わってから、もう一度読み返したくなる構成だった。
    色々よく読んでいくと、フラグとか伏線があったのね。
    あと、メタ発言多すぎてワロタwww
    矢部崇さんのこの雰囲気狂おしいほど好き。

  • ある女の子が主人公(一人称)として書かれている。
    あらすじにあるように、魔女の家を訪ねることになり、主人公の友達はあっさりと殺害。そこから子供ならではの、しかし人間ならではの揉め事により怒涛の展開を遂げ…
    その後、主人公は魔女と共に色々な依頼者の願いを叶えるようになる。
    初めから最後まで、殆どが気持ちの悪い描写をちりばめられているが、やけにあっさりでコミカルな展開に思える時もあります。(苦手な人は苦手でしょう)
    虫が身体を這うような気味の悪さのある話、一つの家族の、何処にでもありそうで、しかし心の置き場に困る話、と短編が続く。
    子供の会話の描写として、口語をそのまま文章にしたのだろうというところが多々見られるので、読みづらい人は読みづらいかと。
    また、たまに各キャラの台詞がぶっ飛んでいたり、背景がぶっ飛んでいたりで、あれいまどういう状況なんだっけ?と置いてけぼりにされるときがたまにあるが、それも一興。
    魔女や魔法というとファンタジーなものをイメージするが、要所要所に、死とは、願いとは、嘘とは、と哲学が散りばめられている。
    ファンタジーやホラーと言うより、人間模様を描く、サスペンスといった枠組みが近いかと思う。

  • 誤って不思議空間に足を踏み入れてしまいやってしまった感…
    かわいらしい表紙のイラストからは想像もつかない、
    グロさ、きもさ、かゆさ満載短編連作のファンタジーホラー。
    読んだあとは食欲もなくなり、かなりげんなりやられてしまします。
    ちょっと読みづらい作品かもしれませんが
    星新一的ブラックユーモアな作品や想像絶するファンタジー表現など
    怖いもの見たさで読み進めていくと意外な結末がまっていました…

  • ※殆ど自分語りになります。

    知人に渡された本の中で、約8670日生きてきて、これ程までに自分の価値観形成に至るに語る本に近しい書物はありませんでした。私の今迄の人生が何かの設問だとして、間違いなくこの一冊は参考書となり得るものです。また、今後の私の人生の参考書にもなりそうです。

    作中で書かれている「よくなる明日を探しておれはもう二度と地獄への道をさ迷わない」「余生だから私」「どこにも帰れない」という言葉は、まさに全て自分が今までの人生で心から口にした言葉の要約乃至は一語一句変わらないものでした。
    そこら辺の安い「価値観の変わる作品」だとか、上っ面の感動や、掃いて捨てる程に転がった出会い別れ運命などの現実や物語とは、明らかに一線を画する作品です。

    最後に、これを勧めてくれた方には伝えにくいですが、まともな人なら、人に勧める作品に選ばないでしょう。

  • 人間世界に来た金髪の魔法少女と、その友だちになったメガネっ子少女を主人公にした6篇からなる連作短編集。2013年刊行作品。
    1話目からグロくていい雰囲気。2話目はダークなファンタジーで、3話目と4話目もグロい。グロいだけで、話の展開は変だし文章の日本語も変。だんだん飽きてきた頃、5話目は、グロ控え目の代わりにイヤーな展開。急に面白くなり、最終6話目は、胸がヒリつくような切ない物語。こうなると変な文章も、椎名林檎の作る歌詞のように美しく思えてきます。結果的には、内容の濃い、いい物語を読み終えた気になりましたよ。

  • 無垢な子供の血みどろ魔法ファンタジー。何もかもが壊れているが、壊れているのが正常なので万事OK。でも失敗は失敗、後悔は後悔となり罪を償う、その事自体も肯定してくれる優しさですよ。地獄は来ない。みんな歩いていきましょうね。

  • 文章がとても読みにくく途中で挫折してしまった。。

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