- KADOKAWA (2014年2月1日発売)
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感想 : 13件
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Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784041011508
作品紹介・あらすじ
フレイムの城から秘宝「魂の水晶球」が奪われた。賊を逃した騎士見習いのスパークは、自由騎士パーンの助言も得て宝物奪還に燃える。賊を追跡する旅の途中、マーファの司祭ニースと運命の出会いを果たす。
感想・レビュー・書評
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シリーズの最終章として、上下巻に分かれていてボリュームがあります。
これまで主人公として活躍が描かれていたパーンではなく、彼に憧れるフレイムの騎士見習い・スパークという青年が主人公に変わっているからか、シリーズ第1作のときのパーンのように、(精神的にも)未熟な主人公の奮闘、という側面が少し強いでしょうか。
これまでに度々登場してきたマーモの黒魔術師がラスボスのような立ち位置で描かれていますが、悪の軍勢にパーン達の陣営が押し込まれている戦況をこの後覆すことができるのか、見守っていきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Audibleで。最初のと新装版とAudibleで合計3回目のはず。
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ロードス島戦記 最終章 上 第6巻
フレイム王国の宝物庫が盗賊に狙われた。
そこに出くわした騎士見習いのスパークは、手柄を立てようと意気込むも、
ダークエルフに苦戦し、取り逃がしてしまう。
自由騎士パーンの助言を得て、秘宝奪還の任務に燃えるのだった。
最終章にして、新キャラが多く、主人公がパーンではなく、スパークという
騎士見習いで、登場早々失態を犯してしまう。パーンの最初に似てるのは、
自由騎士パーンにあこがれているからこそなのだろうか。
上下巻で終わってしまうので、とこまで活躍し成長するか気になるところ。
最終章は前章からだいぶ時がたっているため、パーンはカシュー王や
カノン王と肩を並べる?かそれに近いレベルになっていた。 -
今巻の主人公はフレイムの見習い騎士スパーク。スパークが憧れる英雄騎士として描かれるパーンの姿は頼もしくもあるしこのロードスの物語が遠いところまで来たもんだという感慨も起こさせる。若く未熟なスパークの言動にやきもきしながらもその葛藤と成長の姿はかつてのパーンの姿と重なる部分もあり戦記であり大河的な物語の厚みを感じさせる。さて、かなり色々な方向に物語の展開が進んでいるが最終巻でどう締めるのか。川原礫の解説もロードス島戦記の意義を自身の作品(SAO)との関係も含めてなるほどとわかりやすくて良かった。
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まさかの、ついに最終章というところで新主人公スパークが登場という新しい展開を見せる。各地を転々としてきた物語も、ロードス島全体を巻き込んでいく。最終巻(下巻)に続く。
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感想は下巻にて。
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主人公がパーンから騎士見習いのスパークへと代わり、世代交代も順調の6巻目。何となく保護者的な目線でスパークを見守る自分がいます。
そして今回の解説は『SAO』の川原礫。これを読んでいなければ『SAO』を書くこともなかったと言う。
そのSAOに「昔読んだファンタジー小説のエルフなヒロインはお肉食べなかった気がするけどなあ」という一文があるそうなので、探してみるのもまた一興。 -
世代交代?
でも挿絵は若々しいままだったり。そんな違和感は忘れて、新展開を楽しみます -
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まだまだ未熟なスパークにバトンタッチ。
今後の活躍を知っている身としては、とても初々しくてニヤニヤしてしまいます。
あのタイミングで尊敬するパーンに出会えたのが彼の最初の大きな分岐点だったんだろうな。
また、お楽しみの解説はSAOの川原礫。
ハイファンタジーの物語でありながら読者はパーンに一切の距離感を覚えることもなく彼と共に冒険に出ることができた、というコメントには非常に納得。
私も初めて読んだ中学生時代、パーンに成りきってロードス島の世界に没頭したものです。 -
自由騎士パーンに憧れるフレイムの見習い騎士スパークの物語。パーンはカノンで独立運動に身を投じている。マーモの黒の導師バクナードが破壊神カーディスを蘇らせようとして、ひとつの扉小さなニースを狙う。小さなニースは自らの運命と戦うため独り旅立つ。スパークは奪われた太守の秘宝を奪い返す任務につくが、その途中ニースに出会う。
著者プロフィール
水野良の作品
