オリガミ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2014年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041011812

作品紹介・あらすじ

角膜移植で光を取り戻したヴァレリーは術後、不思議な男性の幻を見るようになる。彼は誰? ブリュッセルの女と東京の男が運命によって呼び合わされたとき……幸せの予感に満ちあふれた、極上の愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 初の辻仁成。
    ECHOESとしてはデビュー当時から知っていて(初期のLPは未だに持っている)、映画「冷静と情熱のあいだ」が良かったにもかかわらず、作家としての辻さんには何故か興味が持てなかった。
    この本を手に取ったのも、たまたま前の日に料理を作る辻さんをTVで見ていたから。

    そんなキッカケで読むには申し訳ないほどにキレイな狂気の物語。身勝手でみっともない不倫男ステファン以外は、私の狭い人生経験の中からでは感情移入のできない登場人物たちなのに、飽くことなく最後まで読んでしまった。

    ただ、文庫化でなぜタイトルを変えたのか。
    個人的には「幸福な結末」のままの方が納得がいく。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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