永遠 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2014年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041011843

作品紹介・あらすじ

短大で英語講師を務める由樹は、衆議院議員の柏井惇と逢瀬を重ねていた。しかし、由樹の目前にある男が現れ、彼女の過去の記憶を揺り起こすことになる――。著者の新境地となる恋愛サスペンス長編。

みんなの感想まとめ

過去のトラウマと現在の恋愛が交錯する中で、主人公の女性が自らの感情と向き合う姿が描かれています。39歳の英語講師である彼女は、離婚歴を持ちつつも新進気鋭の政治家との不倫関係に身を置いています。彼女の過...

感想・レビュー・書評

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  • 永遠に忘れられない「過去」と
    永遠に続いてほしい「現在」に 生きる女性。
    39歳、離婚歴あり、英語短大講師。
    「過去」の男は、高校時代の友人の彼。レイプのような一夜だけの男。
    「現在」の男は、新進気鋭の政治家。妻子あり。
    むろん不倫、仕事でもブレーンとして、物分かりの良い愛人として、均衡の取れた大人の関係。
    そこに、一枚の葉書が届く。母となった高校時代の友人の現況を知らせる便り。
    まるで過去からの葉書に 過去と現在の永遠の不確実さに動揺する。
    小手鞠さんに慣れてきて、小気持ちの悪さが気持ち良くなってきた。
    恋愛サスペンスという紹介だったけど、ラストにあんまりな事件はあるが、二人の男性の見えない部分がサスペンスかなあと思ったりしている。
    参考文献に、代議士秘書関係の書籍がたくさんあったから、こんな事もあるかもねと楽しめました。

    • みんみんさん
      小気持ちの悪さが気持ち良い…名言o(*'▽︎'*)/
      小気持ちの悪さが気持ち良い…名言o(*'▽︎'*)/
      2024/02/11
    • おびのりさん
      なんか良いよ。
      深夜枠ドラマとか昼メロとかっぽい。見てないので、合ってるかわからないけど。
      なんか良いよ。
      深夜枠ドラマとか昼メロとかっぽい。見てないので、合ってるかわからないけど。
      2024/02/11
  • てっきり最初の人と惇は同一人物かと思って読んでました。
    なんでそもそも不倫するような男を信頼できるのか、都合よく扱われているのに気が付かないのか…

    元旦那が一番信頼できるいいやつだったんじゃないでしょうか。

  • 余裕たっぷりの駆け引きを楽しむおとなの恋愛あり、過去のしがらみあり、愛憎劇あり
    終盤の「保身に走る政治家像」が妙に生々しかった

  • 汚い男。
    真山さんと由樹さんを応援したいけど出会い方がクソすぎて。。。( ´Д`)

  • 『永遠」というタイトル。
    由樹は結局男性に恵まれないと…。

  • 主人公の19歳の初体験からの20年間。
    りっぱな仕事と政治家の愛人を持ち、
    充実した日々を過ごしていた主人公。
    過去と現在の『永遠』が動き出す。。。

    今まで読んだ作風とは明らかに違ったな~。
    サスペンスタッチのるいさんは初めてでしたが、
    たまには良いかも。
    (実際は、いつものフワッとした作風が好きです)
    後半、高潔で孤高の政治家であるはずの、
    愛人の正体は先に読めてしまったけれど、
    それでも、読み進めたいという衝動は止まらなかった。
    一気読み!

  • けっこう怒涛の展開を迎える終盤。
    かつて好きだった男は一体誰だったのか。
    忘れていた過去を思い出したときにはいろんな感情が渦巻く。
    愛と憎しみは表裏一体なのだと思ってしまう本。

  • 政治家の愛人として過ごす由樹。
    そこには過去の想いがあった。
    運命はいたずらに、時として思わぬ展開に導く力を持っているのだ。
    恋愛は優しく甘く、儚くも切なく、そして激しく怖く移り変わるものなんだなと思う。

    2015.7.22

  • 19歳だった由樹は、高校時代の友人菜々子の部屋で、菜々子の恋人である真山と関係をもった。菜々子の目の前で起こったそれは、半ばレイプのようでもあり、20年経った今も忘れられない。
    真山との再会以後、由樹の思考が突飛過ぎて理解できない部分があった。
    そもそも20年前のたった一回の出来事がそんなに二人を強く結びつけるのか、疑問。真山の過去もとってつけたような感じがした。
    何よりも二人をけしかけておきながら怒る菜々子の言動も理解不能で、すべてがちょっとずれている印象をもってしまった。

  • 憧れである親友の前で、そして親友の恋人に、壊されたいと願う主人公•由樹。
    同じ女の視点で見ると、地味でパッとしない印象を掲げているのに反して、なかなか強かな人間だと思う。

    一冊を通して、純粋無垢を貫こうとする由樹の、けれどそうではない姿が生々しい。
    政治家の狡賢い性質を孕んでいる惇や真山が「らしく」振る舞うことよりもなお、本当はタチが悪い人物だと思う。

    由樹が求めていたものは、何だったのか。
    相手がいると知りながら、自ら踏み込まない「良い子」な恋愛に一喜一憂し。
    自分の友人が恋人と付き合っていると知りながら、彼女もまたかつて自分を壊した人を求めていることに気付き。
    そうして、清算を試みる。

    何との?

    由樹が壊されることへの魅力に抗えず、そうして壊された自分がまた新たな魅力を得て生きてゆく姿を、否定は出来ない。

    最終的に、彼女が求めたものは光なのだろうか、闇なのだろうか。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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