確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011867

作品紹介・あらすじ

世田町署、薄暗い地下一階の廊下の突きあたりにある《警視庁捜査一課特殊取調対策班》。イケメン毒舌天然数学者御子柴岳人がクールで鮮烈、華麗な推理で容疑者の心理に迫る、前代未聞の取調エンタメ!

感想・レビュー・書評

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  • '22年2月27日、読了。「御子柴」シリーズ、2作目。

    シリーズ読了は2作目ですが…こちらが第一作目、だそうで…。

    面白く、楽しんで読みした。

    この手の、「ソリッドシチュエーション」物(って、言うんでしたっけ?)は、小説でも映画でも、好きな方で…期待大、でしたが…正直、期待したほどの緊迫感等は、感じませんでした。
    でも、やはり作者にとっては、大変な状況設定なんだろうな、と思いますし、それを考慮すると、良くできているなぁ、と思えました。

    二作目の「ゲームマスター」にも、期待します!

  • はあ゛ああああ
    美味なり

  • こういう、ちょっと変わった人……好きだなぁ~
    数学はさっぱり忘れ、○○論とか確率とか数式などなどは嫌いです。でも、そんなことよりも御子柴の言動に引き込まれて、楽しく一気読みでした!

  • 御子柴のどこまでも突き抜けたマイペースぶりがめちゃくちゃカッコよく見える。
    新米女刑事・新妻友紀のまっすぐで融通のきかない不器用なところもいい。
    「警察官はこうあるべきだ!」的な考え方も新人らしく、まっとうな警察官に見える。
    御子柴と友紀のやり取りもテンポよく、小道具の使い方も上手いなぁと。
    たびたび登場する「チュッパチャプス」といい「ミケランジェロ」で、御子柴のキャラクターがよく伝わってくる。
    「特殊取調対策班」に推薦してくれたのは先輩刑事・津山だった。
    そこで出会った御子柴、新妻、そして権野。
    チームとしてのバランスがとれているし、何よりも無理やりな展開をさせていないところがいい。
    御子柴と友紀を自由にさせている権野の存在感もあなどれない。
    もっとも、途中から犯人は簡単にわかってしまうので本格ミステリーが好きな人には向かないかもしれない。
    ライト感覚でミステリーを楽しめる。
    そんな手軽な一冊だった。

  • ゲーム理論やベイズ推定なと高度な数学を用いて事件を解決に導く確率捜査官 御子柴岳人。
    新米女性刑事の新妻友紀とのデコボココンビは、真相に近づけるのか?
    ほとんどが取調室のやり取りで進むミステリー。
    最後のあっと言うどんでん返しも見ものです。

  • 正直、あまり面白いと思えませんでした。数学の専門家が捜査員として加わるのはよいのですが、そのキャラ設定が残念というか何というか…数学は驚異的に得意だけど諺を全く知らないとか、数学的知識はみんなが共有していて然るべきと言いたげな態度とか、数学できる人は人間性に問題があると思われかねません。他にも色々突っ込みどころがあって、安心して読み進むことができませんでした。数学を使って解決する作品なら「浜村渚」シリーズの方が、苦手意識を払拭したい意図がある分読みやすいですし、専門家が捜査に加わる話としては、「経済学捜査員」シリーズの方が読んでいて楽しかったです。

  • うーん。

    真相が序盤で読めてしまう。
    キャラクターも個性があるようで、既視感が否めない。
    描写も際立った特異性はない。
    ワクワクもドキドキもしない。

    評価できるのは読みづらい文章ではない、ということくらいか……。

  • 久しぶりに見事な表紙サギにあった一品。
    あらすじと表紙は本当によかった。
    しかし中身は何から何まで中途半端。推理ものとしても、キャラを楽しむという意味でも。
    「確率捜査官」というから、ひたすら細かい事柄で確率を並べていって論理パズルのように犯人を導き出すのかと思いきや、大したことを言わないぞ捜査官。
    これでもキャラが魅力的ならばもう少しどうにかなるものを、「こういうギャップが女子は好きなんだろ」と自慢げに胸を張ってる印象を受けた上に何か勘違いしている感じ。キャラがぶれぶれで「二重人格!?」と思いました。毒舌の冴えわたるイケメンが唐突に「ーだもん!」とか言っても鳥肌が立つだけです。とってつけたような甘味好きも狙ったようにしか感じられなくてどうにも説得力が無い。
    残念ながらネタにもならないし、正直「所有」しておきたくない。
    いやほんと、タイトルと表紙はかっこいいんですけどね。

  • 期待はずれ。。。出てきた理論がすべてドラマnumbersで出尽くしているし、会話のテンポがなんだかなぁ

  • 味のある主人公はやっぱ神永節だなって思う。それだけで惹かれる。ちょっと今作のヒロインはうざめなんだけど、まあ話を際立たせるためには必要なうざさなのかなとも思ったり。
    他作品のキャラがちょこちょこ出てきたりと同じ世界線のもう一つのお話に出会える感覚はファンとしても嬉しいですね!!そこだけでもにやにやご飯3杯いけます!

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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