忌談 2 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.25
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本棚登録 : 97
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041011881

作品紹介・あらすじ

夜な夜なマンションの上の部屋から聞こえる電車の音の正体は(「電車の音」)。就活に悩む女子大生が遭遇した恐怖の体験(「最終面接」)。新米ホストが店からあてがわれた寮の部屋は、なぜか2DKだった(「過去のある部屋」)。新規に開店したスナックで怪異が頻発する(「まちびと」)。ギャンブル好きのふたりが若いカップルを恐喝した結果(「オロク」)。読後感最悪、夜読むと必ず後悔する、本当にあった嫌な話シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 現代実話怪談集の第2弾。

    1冊目同様、霊のたぐいが出てくるオーソドックスな怪談は1~2割くらい。
    それ以外は、幽霊よりも怖い現実の人間たちが織りなす恐怖譚である。

    それはたとえば、欲望や復讐心によって狂ってしまった人間の怖さであり、暴力渦巻く裏社会に生きる人間たちの怖さだ。

  • こんな言い方をしたらあれだけど、この話が実際にあったことなら
    世の中には壮絶な体験をした人がたくさんいるんだなあ・・。
    前作ほど厭な話はないけれどインパクトあるえげつない話がチラホラ

  • 小泉八雲を読んで育ったので(?)トピックの間がどうにもぶつ切りで自然な導入や合間に鋭い批評が挟まれないのが読み物として物足りない気がするのだけれど、この雑多さがTHE 怪談という気もする。裏社会の話が多い。土地柄か。

  • 心霊だけじゃない取り留めのなさが洒落怖っぽくていい。玉石混交ではある。

  • 怖さ、気持ち悪さ、興奮する。
    見てはいけないもの、聞いてはいけないもの。いけないものってのは人間、興味を注がれる。
    読みたくもないのに、読んでしまう本…

  • Kindle Unlimited
    このシリーズは怪談を集めたものではなかったのね。
    霊障より海外で起こった理不尽な事件のほうが、展開の予想つかなくて耐えられなかった。

  • 読み終わった

  • 怖い。闇社会系の話が特に。堪能しました。

  • ■ 1585.
    〈読破期間〉
    2015/5/30~2015/6/1

  • Part1と同じく、(「超」怖い話+東京伝説)÷2の福澤版といったところ。
    忌まわしい話というか、厭度はそれなりに高い。


    ……やっぱり修羅の国ですよ、F岡県は(汗

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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