女たちの怪談百物語 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2014年1月25日発売)
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感想 : 8
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041011928

作品紹介・あらすじ

古い旅館、月明かりさえ届かぬ地下室。女性作家10人が集った。風が通るはずのない密室で、ろうそくの火が揺れる。誰もいない廊下から、誰かが覗く気配がする。心底恐ろしい百物語会99話を完全再現。

感想・レビュー・書評

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  • 興味深い
    オチのない噺だからこそ、楽しめる。
    百物語の輪のなかに混じって聞いている気分。
    何方かしれない状態が、1番正しい在り方なのだろう。

  • 2018年、18冊目は、主に隙間読書用にしていた実話怪談系、百物語。

    東雅夫、監修。京極夏彦、見届人。での女性ばかりの百物語、となれば、期待値は高い。

    参加、十人の女流作家に、単独作既読の方はなし。アンソロジー系実話怪談等で読んだ方が数名。

    百物語の実録掲載的なので、読みにくさはない。一方で、モヤ系やオチなしの話もチラホラ。個人的には、それ程の怖さを感じるモノ、強く印象に残るモノは、ほぼなし。

    しかし、最後の最後、京極夏彦の「見届人記」が、全部持ってった。思わず、唸ってしまったよ。その部分が大きく、全体評価は、かなり甘めの★★★☆☆。

  • お風呂音読読書の一冊。文中にもあったが、女性のみの百物語会を行い、それを書籍にまとめたのは初めての試みなのでは。
    例外は沢山あるが、怖い話には書き手の性別が大きく出てくると思う。私は、幽霊・怪談系は特に女性の書いたものが好みの話が多く、この1冊も好みの話が多くあった。
    語り口そのままに文章になっているので、所々読みにくい箇所もあったが、それがかえって自分も会に参加しているような感覚。怖い話・怖くない話様々だったが、ひとつ読み進めるごとにぞわぞわ。
    異世界を垣間見える、怪談ってやっぱり良いなあ。

  • 幽の企画で女性ホラー作家10人が実際に作法に乗っ取り百物語をしたやつ。

    怖さ度でいうと、ネタによってまちまちだけど、自分も百物語に参加してるみたいな気分になれてたのしい。
    こわくない話とかもあったけど、それこそしまこさんのいうとおり、事実ってのはオチがなくてある意味こわい。
    のかもしれない。

    巻末に作者それぞれの簡単なプロフと集合写真があり、あまり知らない作家さんの話の時もイメージを持ちやすかった。
    それなりにボリューミーで語り口調だし読みやすくて飽きなかった。
    せっかく女性10人だけの会なのでそれを活かした話とか演出とかあればよかったなー1話ずつチョコ食べるとか言われても本になっちゃえばわからないし。

  • 読み進めるの、怖い。夜には読めない。バラバラに読む!

  • 岩井志麻子さんの話は生きてる人間が恐ろしいということを語ってくれておる。

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