ナナブンノイチ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012178

作品紹介・あらすじ

伝説の詐欺師・津田は、かつて自分を裏切った犬島に復讐すべく、若手詐欺師・ブーが持ちかけた詐欺計画に協力することに。だがブーが集めたメンバー5人は曲者揃い。果たして7人は、犬島を騙せるか!?

感想・レビュー・書評

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  • まあまあ

  • 弟子である男・犬島に追いつめられ引退を余儀なくされた天才詐欺師・津田。
    8年服役し、ブランクの長さもあり、完全に足を洗う事を決意しかけている時に、新米同然の詐欺師『ブー』に犬島の復讐を提案される。曲者ぞろいの7人とチームを組んで犬島が持つグレートエッグの奪取を目論む。

    復讐劇ですが、表紙のイラストからも伝わってくる様に軽快なストーリーとキャラクターデザインでした。
    ブーという何処か抜けた青年が連れて来た曲者の仲間は一人一人が強烈な個性を持った人達。
    優秀な知能はあるはずなのにキモオタな風貌でキャバクラ三昧な駄目電気屋店員。
    超一流の技術は持っているのに筋肉質な巨漢な上に派手で奇抜なファッションをしたオカマ。
    寡黙でミステリアスな"格闘技オタク"の凄腕スタントマン。
    執念深い役作りに取り組む実力派の何故か売れない女優。
    マリリンモンローの下着をスリした伝説の老人のスリ師。

    我が強過ぎてチームワークはほぼ0。宝石奪取の為に必要な段取りである、ある男の救出もどたばた騒ぎ。
    けれど、ブーの素性が明らかになり、津田は再び奮闘。

    テンポのいい軽快な内容の為に映画を楽しむ感覚で物語りにのめり込む事ができました。
    著者の来歴に納得出来きます。
    少し残念なのが、特に意味もなくブーが居なくなって面倒を起こしたり、天才詐欺師で疑う事を辞めない筈の津田が、ブーのある秘密を結構簡単に信じてしまったり、『3人くらいいるこのサブキャラは必要か?』というのもありました。犬島が「裏切り者が居るのも知らないで」と言うフラグも物語を引っ掻き回すという物で無かったのも残念でした。裏切り者という単語に相応しくはないと言うか。
    全体的に必要な所があっさりしすぎている感覚は否めません。あと津田もブーもあまり詐欺師という役割を果たしていないのもちょっと気になりました。
    どちらかというと詐欺師というよりは強盗グループの様な。

    ですが、アクションとスリルのあるサスペンス物語の全体は非常に楽しめました。

  • 最後の最後の大逆転劇。ハッピーエンドでよかったよかった。逆に言えばブンノイチシリーズとしてはらしくない結末。若干の切なさはあったけど。

  • 意外とハッピーエンド

  • 締めるシーンと緩めるシーンの緩急が上手い。それぞれのキャラクターに特徴があって面白かったけど、海老原はもっと掘り下げていいはずだ。

  • 「ブンノイチ」第三弾。内容はわりとまとまっていて楽しみながら読了。天才詐欺師の割にはどの変が詐欺師なのか今一でてこない。逆に回りの仲間のスキルが際立ち、映画館化したらおもしろそう。

  • 天才詐欺師の津田は、8年の服役を終え出所した。裏の世界からは足を洗う。そう決意したはずだったが、ある日ブーと名乗る男から“仕事”を持ちかけられる。かつて津田を裏切った犬島から、時価20億円とも噂される宝石“グレート・エッグ”を奪うというのだ。復讐心をくすぐられた津田は7人の達人でチームを結成するが、犬島は恐るべき怪物に成長していた。さらに宝石を狙う新たな敵も現れ―。極限のクライム・サスペンス!

  • ブンノイチシリーズで1番面白かった!ゴブンノイチがあまり面白くなかったので期待はしていなかったけど。
    程よい長さの物語に読み応えがあり、騙し合いあり、家族ドラマありで中だるみもなく、映画になっても面白そう!
    ここへきて、シリーズの良さが出た感じです。

  • 図書館で借りた本。

    「ブンノイチ」シリーズの3作目。
    今回は伝説の天才詐欺師、津田の話。
    冒頭で津田は犬島という男に裏切られ、殺されかけながらも一矢報いて逃れるが、犬島に殺人の罪を着せられ8年間の服役後、出所するが隠しておいた財産はすべて犬島に持ち去られた後だった。
    家族も、財産も失くした津田は、裏世界から足を洗う決心をするが、そんな時津田の前に現れたブーと名乗る男に持ちかけられた仕事こそが、犬島への復讐だった。
    個人的にはシリーズの中で一番好きな話でした。
    いつも最終的に後味の悪い結果になっていた他の作品とは違い、ハッピーエンドで終わるところが良かった。

  • 殺されかけた伝説の詐欺師がスペシャリストのチームで復習を挑む。
    秀でたスキルと豊かな個性を持つ登場人物がチームを組んで悪に挑む構図は(厳密にはどちらも悪と言えなくもないが)大変ワクワクし、一気に読ませてくれる。

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