リケジョ! (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.69
  • (13)
  • (36)
  • (31)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 285
感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012208

作品紹介・あらすじ

貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「リケジョ」という題より単行本のときの「プチ・プロフェスール」という題のほうがいい。「プチ・プランス」(星の王子さま)だからね。物理学を専攻する大学院生の律と小学生の理緒が身の回りに起こる事件を解決する連続短編。二人が物理学の話をするうちに、ふっと律の頭に真相が浮かぶのだ。最後の短編は、律の小さい頃の謎を解決するちょっと感動的なお話だ。普通に考えると律は無茶苦茶頭いいというか、推理力ありすぎかな。設定も無理っぽいところもあるけど、まあいいか。

    • やまさん
      goya626さん
      こんにちは。
      『蜻蛉の理 風烈廻り与力・青柳剣一郎』への、いいね!有難う御座います。
      小杉健治さんの本は、時代...
      goya626さん
      こんにちは。
      『蜻蛉の理 風烈廻り与力・青柳剣一郎』への、いいね!有難う御座います。
      小杉健治さんの本は、時代小説はよく読んでいますが、中には字が小さくて読めない本もあります。
      風烈廻り与力・青柳剣一郎は、2016.12.11に1巻目を、字が小さいですが最初なので無理して読みました。
      次は、何とか読める最小の字の大きさの12巻から読んで行きました。
      すごく面白いですよ。
      やま
      2019/12/08
  • 科学をロマンチックに語るのが上手だなと思う。
    聞き慣れない科学的な言葉での会話が続く場面に共感のしにくさというか非現実感が現れてくる。けれども、純粋でいて、かつ、ヘンテコな人たちの微笑ましさを感じることのできる作品だなとも思う。

  • 天涯孤独な理系女子大学生の主人公。フランスに留学するために必要な数百万円を貯めるために、お金持ちのお嬢様(リケジョ志望)の小学生の家庭教師をやる。

    ・猫の毒殺事件
    ・警備員殺人事件
    ・ストーカー電波事件

    など、数々の事件を理系の力を使って解決。
    最後は、ミステリー定番の自分の秘密に隠された謎を解いてフィナーレ。

    理系物語要素と、ミステリー要素がいい感じに混ざり合っており、またキャラも立ってるので読みやすかった。

  • キーとなる一般的とは言えない知識が、推理の段階で後出しジャンケン的に持ち出される展開がデフォルトで、しかも事の真相の収まりがあまりよくない。すっきりしないのね。そんなわけでストレートなミステリとしては評価できない。ただ理緒嬢がかわいいので、キャラ物としてはそこそこ。

  • 人見知りで理系大学院研究生女子の主人公と彼女が家庭教師として教えている生徒理緒のコンビが理系にちなむ?日常の謎を解くミステリー連作集。
    謎解きそのものはお手軽ミステリーだが、謎解きに関わる蘊蓄が少々手ごわい理系知識。ガモフが愛読書だったり、シュレディンガーの定理が「基礎」知識だったり、お手軽ミステリーを嗜もうとする文系娯楽小説好きにはハードル高すぎ(笑

    と言っても、その辺は読み流して一切問題無し。ちゃんと人間味も溢れてるし、恋愛要素や人情やらもしっかり楽しめるし、特に最終篇は理系の人が主人公の人情噺です故ご安心を。

    本筋と関係ないのだが、タイトルもうちょっとなんか可愛げあるのにして欲しかったなぁ。「プチ・プロフェスールの事件簿」あたりでどうだろうか?

  • 虹のソノリティと最後のお話が特に面白かった。主人公にちょっと影のあるところ、最後まで読むと腑に落ちた。科学ネタとミステリが自然にブレンドされていて、ためにもなるし面白いお話ばかりだった。

  • 題名と表紙デザインからは予想できませんでしたが、意外にも心温まる良い話でした。カガク的に証明の出来る巡り合わせ…偶然とか運命ではない人為的な心のこもった出会い。素敵な話でした。

  • 楽しかった。

  • 大学院生と小学生の二人のリケジョの関係は微笑ましく、軽く楽しく読み進めていましたが事件が意外と重いものに変わっていき驚きました。でもたくさんドキッとする素敵な言葉が詰まっていて、登場人物も素敵で上手く一冊にまとまっていたと思います(一年後の話も読んでみたいですが)。私も理系なので、いろいろな定理や人物名だけで嬉しくなりましたが、名前が難しくても内容はわかりやすく説明してあって物理があまりお好きでない方でも読み易いと思います。改題はわからなくもないですが、私も旧題の「プチ・プロフェスール」の方が好きですね。

  • 留学に必要なお金が欲しい主人公に、三か月で百万の
    バイトが持ちかけられる。

    犯罪系かとおもいきや、ごく普通(?)でした。
    最後まで行くと、そんな繋がりが…という
    長年の謎が解けました、に。

    幽霊、無線、チェシャ猫、五感、主人公の過去。
    おまけのように、雇い主の娘の運転手とも
    良好そうな関係が見えてきます。

    全ては化学で解決できる。
    それにすがっている気もしますが、しがみつけるものが
    あるのはいい事だと思います。
    とはいえ、子供さん毎度あれを持ちまわっているのは
    結構重くないですか??w

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

著者紹介
1972)年大阪生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、大学勤務を経て、2010年『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年『月まで三キロ』で新田次郎賞を受賞した。著書に『磁極反転の日』『蝶が舞ったら謎のち晴れ――気象予報士・蝶子の推理――』『博物館のファントム 箕作教授の事件簿』『ブルーネス』『ルカの方舟』『梟のシエスタ』など。

「2020年 『コンタミ 科学汚染』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊与原新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×