櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1073
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012277

作品紹介・あらすじ

北海道は旭川。僕、正太郎は、骨を偏愛する美女、櫻子さんと、担任の磯崎先生と共に、森へフィールドワークへ出かける。けれどそこに、先生の教え子失踪のニュースが届き……。大人気シリーズ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズでもお気に入りの話。
    磯崎先生の教え子達に起こった悲しい物語。
    いつもと違う磯崎先生の姿は、読んでいると辛く感じてしまう。
    ただ、それでも生徒に向き合う磯崎先生の凄さも感じた。

  • 良い

  • キャラクターが増えてきてより面白い。特に最後の章は今後のストーリーの前章のような感じで、ワクワクした。

  • 地域のこと、法医学のこと、心理描写がしっかりしている。
    蝶形骨事件が始まった。

  • 【再読】百合子の叔母に纏わる事件と、百合子自身のお願いを解決する櫻子さんの姿を描く前半。百合子がちょっと正太郎を意識しているようで、微かなラブコメの波動を感じました。後半は一気にダークな雰囲気に。磯崎先生の元教え子『三姉妹』が絡んだ過去の事件の真相が、骨と共に掘り起こされます。黒幕の画家・花房の存在は今後の展開にどう影響するのか気になります。内容に関係ないけど、作中登場した豚汁を道民らしく”ぶた汁”と表現した作者の道産子魂が素晴らしい。上京して”とん汁”と言わなければ通じなかったのがショックだったよ…。

  • 第壱骨は人の裏の顔の恐ろしさが描かれていたように思う。

  • シリーズものって、ついつい間が空いてしまうんですよね。手元にそろってから一気に通読したいな、なんて思って言ううちに。骨とか検死とかのハナシでしたね。こう言うシリーズの見どころである、伏線めいたものも散りばめられております。確かシリーズは終わっているはず。と言うことは、ちょっと一気読みチャンスなのではないか。どこまで勢いよく行けるだろうか。過去作のエピソードもきっとなぞってくれていると信じて進むこととします。駆け回る絵が浮かぶヘクターが愛らしい。

  • 17巻まであるシリーズだが、ここで本命の敵が登場。担任の先生のキャラクターがちょっと揺らいでいてもったいない。

  • シリーズ4作目。なにやら櫻子さんにはまだ読者が知らない秘密が隠されていそうな雰囲気になってきたところで本作は終わります。兄弟?、それとも一重と三奈の関わった画家・花房もなにか関係している? シリーズ全体を通した大きな謎解きが始まる予感…。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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