碧空の果てに (角川文庫)

著者 :
制作 : 丹地 陽子 
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 162
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012291

作品紹介・あらすじ

文武に優れるメイリン姫は、結婚を急かす父に反発し、自分らしく生きられる場所を求め国を出奔する。賢者の国・シーハンで、車椅子の若き首長・ターリに、男のふりをして仕えることになるが……。

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジー。国を飛び出て他国の首長の従者になる物語。
    怪力のメイリンが自分らしさを保ったままする恋が可愛らしい。
    国や政治については深く語られてはいない事もあり、全体的に淡い印象。

  • 淡々と静かに話が進んでいった。あまりに静かすぎて、小説リハビリ向きではなかったかと。あと、ロマンス読みとしてこの中途半端な関係性はいかんともしがたい!←濃いやつください(笑)

  • 影をもつ賢王の心を少女が溶かす.ありきたりな設定ながら,軽快な文章であっという間に引き込まれてしまった.
    以下あらすじ(巻末より)
    文武に優れるメイリン姫は並外れた大力の持ち主。早く婿をとれるよう父王に強いられるが、自分が自分らしく生きられる場所を求め、男装して国を飛び出す。辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで彼女は孤高を保つ美貌の首長・ターリと出会う。足が不自由な彼に、従者として仕えることになるメイリン。「わたくしがあなたの『足』になります」「あなたの支えなど必要ない」諍いと葛藤を重ねながら、2人は少しずつ心通わせていくが―。

  • もともと十代向けということもあり、シリーズ全体であっさりした読後感。

    でも、一本通してあるテーマはしっかりと届きます。文章は児童書寄りですが、残るものは深いです。
    しんと静かな文章は荻原先生にも似ているかも。
    好きな感じです。

  • それ程長くないストーリーでしたが、大変好みの世界観でした。男勝りの主人公・メイリンがジェンダーの壁にぶつかりながらも自分の生き方を捜し求め、真摯に首長・ターリと向き合い、しっかりと生きて行く姿に清々しいものを感じました。一緒に逃亡してきたティムの活躍が少なかったのが少々残念。この一冊でこの世界からさよならするのは寂しいなと思っていたら、三部作の始まりで続きがあるとか!それは嬉しい。

  •  おとぎ話のような文章。俯瞰的に書かれた文章が淡々と続き、話がとんとん拍子に展開していきます。
     くどい描写が苦手な人にも読みやすいのではないかと。
     少し、女性向けなのかな。

     男勝りな女の子の恋愛とか、国同士の政治的な駆け引きとか、わたしの好みの直球なのですが、わたしはわりとくどい描写が好きな人間なので、若干物足りなかったです。この1冊の内容をあと3倍くらい引き延ばして濃ゆくしてもいいくらい。
     けど、主人公の少女メイリンのさばけた性格が、ドライな文章にマッチしているのかな、とも思います。

     三部作の一作目で、あと二作品もすでに文庫化されているようなので、そちらも読みます。

  • 最後のその形に驚きつつも確かにあってるかもと納得できました

  • 登場人物に共感し世界に入り込むのではなく、ひたすら読者として外側から物語を眺めているような文章だが、読みやすく、最後まで楽しめた。
    メイリンがしっかりし過ぎていた気もする。失敗する場面があってもよかったのでは。

  • ユイのメイリン姫は並外れた怪力の持ち主。男より怪力の娘を心配した父王は早く婿を取るように強いるが、自分らしく生きたいメイリンは男装して国を出奔してしまう。メイリンが辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで足が不自由な孤高の首長・ターリと出会い・・・

    身分を捨てて自分らしく生きる道を探すメイリンがカッコいい!
    そしてメイリンが出会うフェイエとターリ・・・
    優しく守ってくれるフェイエも良いけど、ターリのツンデレっぷりが・・・(*^。^*)
    そしてこの物語の結末も予想外でビックリ。
    でも、その結末を選んだメイリンがまたカッコいいです!

  • 本屋さんで何となく見つけて購入。

    世界の広さに比べて、話そのものは意外とあっさり終わってしまったので、オムニバス的に別の国の話を読んでみたいかな。

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著者プロフィール

1956年、熊本県に生まれ、東京に育つ。早稲田大学卒業。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、女子高生の揺れ動く切ない心を描いた『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞。おもな作品に、『木工少女』、「レガッタ」シリーズ(ともに講談社)、『くりぃむパン』『ソーリ!』(ともにくもん出版)、『ビブリオバトルへ、ようこそ!』(あかね書房)などがある。

「2018年 『ぎりぎりの本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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