輝天炎上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 901
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012314

作品紹介・あらすじ

碧翠院桜宮病院の全焼から1年。医学生・天馬はゼミの課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。やがて制度の矛盾に気づき始める。その頃、桜宮一族の生き残りが活動を始め……『螺鈿迷宮』の続編登場!

感想・レビュー・書評

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  • これで終わっちゃうんですね~
    残念ですが。
    いろんな謎が解けて読み応えありました。
    いろんな登場人物が出てきたのもよかったです。
    面白かったです。

    他のスピンオフの作品もあるみたいなので、それも読んでみようと思います。

  • 螺鈿迷宮のストーリーを裏側から見た物語。
    シリーズのレギュラーが多いとこんな手法も使えるのかと感心した。
    客観的な視点でレギュラー陣を描写する面白さだけでも読む価値があると思います。

  • 同じ事件も視点を変えると、こうも印象が変わるのか。チーム・バチスタ側のシリーズ最終章が大団円にはならず、不可解な行動してる人が少なからず、居た。その裏側、これまでのシリーズに散りばめられた伏線の回収...。桜宮一族には全く共感できないままだったのに、この読後感の良さよ。

  • 桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の劣等医学生・天馬は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすためにー。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。

  • 2018/1/22 楽天ブックスより届く。

  • ついにここまで読めたか、という達成感が一番強かったかも。内容はすでに「ケルベロスの肖像」で読んでいたので、違った視点での同じ話という感じ。でも「ケルベロス~」では分からなかった事実も描かれているから、2冊読んだ方がいいかな。そうするとなぜ別の文庫で出ているのかな、と気にならないでもないけど。
    シリーズを振り返ってみると。取り扱っているテーマも、登場人物達のキャラクターも、繰り返される作者の主張も、、自分が普段読む小説には無い独特な空気を持ったシリーズだったな、と思う。食傷気味ながらも、先へ先へと読めるのはその空気のお陰か。でも他の作品を読んでみようというところまではいかないな…やっぱりちょっと苦手意識はあった…。

  • 自分の期待が高すぎたかな。
    姉妹作である『ケルベロスの肖像』の方が面白かった。
    作者さんの現実世界への失望が作品世界にも侵食してきてしまったことが個人的には惜しい。
    でも海堂さんは本質的に虚構の世界を生きる人ではなく現実の世界を生きる人なのだろう。それは仕方のない話。
    個人的にはこれで桜宮の因縁には満腹しました、未読のシリーズも残っているがこれで卒業します。

  • 「ケルベロスの肖像」のサイドストーリー。感想を書くとネタバレ必至なのだが、書きたいという思いも鎌首をもたげる。桜宮サーガの真の集大成と言うことなのだろう。ラッキーペガサス天馬から見たAiセンターの最期までのくだりで、ケルベロスの全貌を知ることができた。そして、天馬はどうなったのか? という含みまで残してのエンディング。いや~海堂さん、どうなっちゃうのっ!

  • 「ケルベロスの肖像」を読んだだけではわからなかった物語が描かれている。
    ほかにも「北極クレイマー」や「ジーン・ワルツ」や「ブラックペアン1998」 などの人物も登場している。
    この数行があの物語に繋がっていくのか!といった驚きもあった。
    天馬視点が中心となって語られるAIセンター崩壊事件の物語には、桜宮一族の呪いが詰まっている。
    桜宮病院が炎上するなかからどうやって逃れたのか。
    はたして逃れたのは誰だったのか。
    「ケルベロスの肖像」では描ききれなかったドロドロとした背景が浮かびあがっている。
    小百合とすみれ。
    双子でありながら対局にいるようなふたりが最後にたどり着くところとは・・・。
    天馬と冷泉、小百合とすみれ。
    医療制度の矛盾を突きながら読ませるエンタテインメントとしても楽しめた。
    医療により完璧さを求める患者たち。
    生命を救うことに打ち込む医師たち。
    一方には、医療を権力や資金源にしか思わない医師たちもいる。
    自分たちの既得権を守ることに汲々としている警察関係者もいる。
    都合の悪いことは隠蔽しようとする人間もいる。
    罪を犯してしまった背景を理解しようとする人間もいる。
    「チーム・バチスタの栄光」に始まったこのシリーズはさまざまなことを浮き彫りにしてくれた。
    田口と白鳥の主要コンビだけでなく、登場人物たちが個性的で読みごたえもあった。
    好きなシリーズのひとつだった。

  • はぁ……これで終わりかぁ~~終わっちゃったなぁ……。 
    Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。  
    あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。 
    その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。我々読者も彼らと一緒になって先生たちの話を聞き、死因究明におけるAiの有用性を今一度改めて思い知らされる。阻む敵についても。 
    今作ですべての物語が収束する。過去の因縁も、桜宮の闇も。いや、全てではないし、それほど収束もしていないような気もするけれど……。だってまだまだ、桜宮の、極北の、浪速の、そしてこの日本の未来について読んでみたい気持ちが強いんだもの。東城大、世良、彦根たちの物語をもっともっと読みたい。  
    天馬は立派な医者になれるだろうか、心配だな。 
    謎を残したままなのは別にいいんだけど、これで終わりということなので一抹の寂しさを覚えてしまう。  

    最後にこの場であえて言おう、飛べ、綿毛と。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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