輝天炎上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012314

感想・レビュー・書評

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  • 桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の劣等医学生・天馬は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために―。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点!

  • ストーリーはちょっと無理があると思えたりするのですが、それはそれで魅力あるキャラクター達が補って面白さがありました。他作品を読まないと理解も面白さも半減します。またこれから世界が広がっていくことは確実で、楽しみです。

  • 天馬がモテる。

  • ケルベロスの別視点からの話。
    と言うか、もろもろの種明かしという感じ。
    建物の設計段階から爆弾をしかけておくとか、ペンダントに盗聴器をしかけておくとか、辻褄合わせでなんでもありな事態になってしまっている気がする。

  • 空想的な部分が半分を閉めている様に感じた。あの人が生きている事から派生するすべての接触や出来事が。
    大吉は、リアリストにみせかけて結構ロマンチストだ。
    この話はこれはこれで面白いかもしれない。

  • バチスタシリーズのケルベロスの肖像の裏話的な話。表読んだ人は、こっちも読んだ方が良いかと。あと、解説的には、螺鈿迷宮も先に読んだ方が良いらしい。
    結末は分かってるので、ミステリー感はなかったんですが、こいつら悪だくみしやがって的な面白さはあった。

  • 「螺鈿迷宮」の続編。
    そして「ケルベロスの肖像」を別視点からか見た内容になってる本。
    なので、「ケルベロス~」の話の中の出来事の裏側が分かったり、細かな内容が補てんされています。
    もし読むなら「ケルベロス~」と一緒に読むのが一番のおすすめか。

    こちらも次作を予感させる終わりになってます。
    どうなのかなー。

    しかし、この主人公
    どうしてこんなに女の人にモテるんかなぁ・・・。

  • 桜宮シリーズではダントツで「螺鈿迷宮」がすきなので、そのつづきが読めるというのはとてもうれしい。ただ、期間が空きすぎていて、おぼえていない箇所も多々あり、それはかなしい…。
    どっちつかずの天満くんの態度は、それが彼にとって最大の誠実さなのだと思いやれる終わりだ。物語の主眼からは逸れ、相も変わらず謎は残されるとはいえ。

  • これでシリーズ全作品読破。

  • 再読。バチスタシリーズは間をあけて読むと、世界が広がり過ぎてよくわからなくなる。でも、医療側からの辛辣な意見は、患者の立場から反省すべき点があることを思い出させてくれる。なんかもういいかなあ、と思いながら新しいのが出ると気になってしまい、結局やめどころがわからず読み続けてしまう。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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