BORDER (角川文庫)

  • KADOKAWA (2014年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041012345

作品紹介・あらすじ

頭に弾丸を受けて生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。奇跡的に回復し、再び現場に復帰した彼は、ある特殊能力を身に着けていた――。ドラマ化作品の完全オリジナル小説!

みんなの感想まとめ

生と死の境界をテーマにした物語が展開され、主人公の刑事は頭に銃弾を受けたことで得た特異な能力によって、死者と対話することができるようになります。この能力は、従来の捜査手法を根本から覆すもので、事件の真...

感想・レビュー・書評

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  • 頭撃たれて、一時、生死を彷徨う。
    で、復活したら、死んだ人と会話できるようになった!
    イタコになったって事やな。
    最初だけ、死体の近所に行かんと会話出来んって事なんで、一般人には意味ないかも知れんけど、刑事には最強の武器を手に入れたって感じ。

    今まで、犯人を推理とかして探すやり方から、結果(犯人)から、どう正当性を導くかって形になって、やり方根底から覆りそう。
    そら、検挙率も格段に上がるけど、近くに死んだ人おるのは怖い気もする。(−_−;)
    一般人と変わらん感じであるにしても。
    後半は、ミカちゃんも覚醒するのかと思ってたけど、違ったな。

    しかし、この人、頭に鉛の弾丸入ったままだと、1年の命とかのはずやけど、その辺はどうなってんの?
    「そこが知りた〜い!」(どっかのCMから 笑)

    Netflixに、ドラマもあった!
    エピソード1だけ観たけど、なかなか(^_^)v
    (小栗旬さん主演)

  •  10年ほど前に金城一紀によりコミック、小説、連続ドラマとメディアミックスで展開された作品。ネトフリでドラマを見て、小説も読んでみた。本書はドラマとは違う事件を扱っている。なおドラマは、金城本人が脚本を執筆している。
     
     主人公の刑事石川安吾は、ある事件の捜査中に頭に銃弾を受け、一度は仮死状態になるも一命をとりとめる。ただし、頭の中に銃弾を残したままである。それから彼は死者と交信する能力を得る。石川が遺体と向き合うと死者の意識が“起こされ”、生前の姿で事件を語るのだ。

     タイトルの「BORDER」とは、この能力により石川が直面する生と死、死者から伝えられる真実とのギャップ、そして正義とは法とは何なのか等の「境界線」のことを表しているのだろう。

     ドラマは最終回終了後のSP版まで見ることをおすすめする。

  • 死者と対話する刑事石川。1ヶ月間に口封じされた被害者3人。死者が最後に見た鬼。死者は自分がなぜ殺されたか分からない。事件現場から司法解剖迄こなす特別検視官の存在が望ましい。

  • 『あなたを殺したのは誰ですか?』

    捜査中、頭に銃弾を受け、生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川 安吾。
    奇跡的に覚醒した石川は、死者と対話が出来る特殊能力を身につけていた。

    果たして、『鬼』とは誰なのか?
    本当の真犯人とは?

    天国で兄と会話する石川。
    まだ、お前はこっちに来るべきじゃない。
    まだ、やるべきことが残っている。
    それはお前にしか出来ないことだ。

    幼い頃亡くなった兄との会話。
    ウルウルします。

  • 近年読んだ警察小説の中でも一気に上位に躍り出るくらい面白かったー。思い切り特殊設定の警察ものではありますが

  • 原案/金城一紀、小説/古川春秋『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査4係』角川文庫。

    なかなか面白い設定とストーリーの警察小説。ドラマのノベライズらしい。

    捜査中に頭部に銃弾を受け、生死の境をさまよい、奇跡的に生還した刑事・石川安吾は死者と対話出来るという特殊能力を身に付けていた。

    都内で発生した男性会社員の惨殺事件を発端に、相次ぐ変死事件は意外な方向へと向かう。石川は変死事件の被害者と対話しながら、鑑識の準キャリア・比嘉ミカと共に事件の謎に迫る。

    強いて言うなら、惨殺事件の犯人が余りに有り得ないというか、現実味が無いというか、もう少しスッキリした犯人像を描いて欲しかった。

  • 2022.01.15読了。

    頭に弾丸を受けて生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾。奇跡的に回復し、再び現場に復帰した彼は、死者と会話できるという特殊能力を身に着けていた――。その特殊能力を駆使して事件を解決していくという警察サスペンスミステリ。

    小説:古川春秋/原案:金城一紀

    テレビドラマにもなった作品とのこと。
    GOの時代から金城氏の小説は全て読んでいた為、本作も手に取ってみました。

    文体としては確かに読みやすいが、なんというか尻切れトンボで深みは無い印象を受けた。

    結局、鬼の正体も分からないし、比嘉の生と死の境界線に関しても話が膨らまず。。。

    立花雄馬と石川安吾と比嘉ミカの3人がそれぞれ活躍するのかと思ったら、石川と死者がメインというところも少し単調に思えた。

    とはいえ、金城一紀原作ということで面白いは面白かったです。

  • 2020/11/2 読了

    ドラマは見ていないが、ラストシーンを大まかに聞いて興味をもち、小説版を読んでみた。
    ちょっと期待しすぎたか…
    全体的に中途半端に感じてしまった。

  • ドラマの結末に衝撃を受けて、小説の『ドラマとは違う完全オリジナル』に惹かれ購入。ん?小説が先ですよね??
    ドラマ見終わった後なので登場人物はしっかりドラマキャストで再現されました(笑)キャラクターの雰囲気はそのままですごくいいですね。特に主要三人組がわいわいしていて楽しい。
    ドラマは後半に進むにつれて石川の闇落ちと死亡フラグ感ハンパなかったですが、こちらはむしろいい終わり方。なぜドラマはああなったのか…(笑)border感は確かにドラマに出てますが。
    初めて読んだ作者でしたが、状況やアクションの表現もくどく無く、読みやすいので脳内再生しやすかったです。ほぼ一気読みしました。

    ドラマで不完全燃焼…というかハッピーエンド主義なので別の終わり方が見られて良かったなーと思いました。
    そんな方にオススメです。

    まあ…この話の後にあのドラマのオチがあるって言われたらそれでおしまいなんだけど(笑)

  • 『SP』、『CRISIS』の金城一紀原案脚本のドラマ『BORDER』、あの衝撃作の小説オリジナルストーリー。
    ドラマを見たのは結構前だが、死者との対話を「コネクト」と呼んだりと、ちょっと主人公・石川の能力者感が強調されてる感じがした。あと、比嘉の可愛さもね。この二人の背景(過去)も補完(ドラマで説明されてたっけ?忘れてしまった)。
    「あなたを殺したのは、誰ですか?」というセリフも小説だからこそのインパクトと文字映え。
    抜群に面白いダーク・サスペンスがここにある。

  • 超久々の金城一紀。
    厳密には原案だけみたいだけど。

    文体とかストーリーが肌に合うのか、ひっかからずにサクサク読めてそれなりに満足感もあって。
    ただ、目新しさは感じないかな。あぁ、そうくる?みたいのを求めるとちょっと足りないと感じるかも。

  • 小栗さん、青木さん、波瑠さん、遠藤さんのあのドラマ…凄く好きでした。小説はドラマには出てこなかった話したので、楽しみながら読めました。またドラマが見たくなりました^^

  • 殺害された霊とのコミュニケーションといっても、鬱々としたところがない。特に終盤では、幽霊との会話がシュールで和んだ。
    美人で個性的なヒロイン、主人公に突っかかるライバル、アクションシーン、結末に向けてのスピード感等、ドラマ映えしそうな要素がっつり。

  • ドラマのプロットを元に別の作家が書いた話。これもドラマにはない話で、面白く読んだ。鬼の生死が不明なのが不気味。もちろん普通の人なら生きてないけど。

  • ドラマが素晴らしかったので読んでみた。しかしノベライズではなく、設定を同じくしたオリジナルプロットである。
    石川が死者と会話できるという設定は同じだが、こちらは能力がだんだん進化しているらしい。あとドラマではなかった立花や比嘉のバックボーンが描かれていたのがよかった。でも石川が不死身すぎでは…
    全体としては面白かったが、ドラマの方が深い味わい。

  • これも旅のお供として。薄い本。中編って感じ。金城一紀が原案だけど、この人自身が書くのはやめたのかしら。好きだったのに。ドラマ、漫画、小説のメディアミックスとして元々書かれたそうだ。話の中にも出てくるけど、まさにシックスセンス。銃弾が頭に入ったままという、死から蘇った石川が死者の霊から話を聞いて事件を解決していくというもの。何かめちゃめちゃ殺され過ぎじゃね、とも思う。やっと黒幕・生島が捕まった、と思ったら、右翼にすぐ殺されてるし。何だかなー。

  • 頭部に銃弾を受けたことから幽霊が見えるようになった刑事石川。続けて起こった残忍な殺人事件の被害者との対話から犯人を突き止めていくが、被害者と話せたからと行って、それが即、犯人に結びつかないもどかしさが良い。立花とのコンビとか、比嘉との生死感の話とかおもしろかった。ドラマとは独立した話のようで、ドラマを見ていなくても楽しめたけど、ドラマへの興味が俄然湧いてきました!「鬼」の角は何だったのかちょっとモヤッ。

  • 2014年に放送されたドラマ「BORDER」のノベライズ。
    脚本は金城一紀によるオリジナルで、結末までプロットが出来上がった状態で撮影されている。
    小説ではドラマのように結末までは描かれていない。
    ドラマを見ていない人が読んでも「BORDER」の世界観は十分に楽しめる。
    瀕死の重傷を負い、生死の境をさまよった結果得られた能力を、石川は戸惑いながらも捜査に活用しようとする。
    手柄をたてるためではなく、無心に、ただ殺された人の無念を晴らすために。
    殺人事件があった場合、事件解決のためには被害者から事情を聞くことが一番早い。
    けれど、「死人に口なし」ですでに死んでいる人間からは何も聞くことができない。
    物語は、石川という臨死体験をした刑事をとおして事件の詳細をあぶりだしていく。
    とはいっても、被害者がすべてを知っているわけではない。
    どうやって殺されたかは知っていても、何故殺されたのかまではわからばい場合だってある。
    死者たちの声を受け取りながら、石川は刑事としての捜査を進めていく。

    最後に描かれている事件の結末はあまりすっきりとしたものではない。
    殺害した者と殺害された者の会話で明らかになる事件の真実。
    表にはいっさい出ずにいた黒幕を逮捕することはできない。
    すっきりとはしないけれど、すべてが解決されない結末でよかったように思う。
    死者の声を聞く。
    万能ではない能力だからこそ面白い。

  • ドラマ→小説の順番でした。
    ただ、個人的に思うのは、小説の方がまだ夢があるな、と。正直ドラマはネタバレになってしまうので詳しく書きませんがラストがラストなだけに後味がとても複雑になってしまいました。
    それに比べて小説は、主人公石川の本音の部分も含めたより深みのあるストーリーになっているような気がします。
    ドラマのように心境を語ることが少ない、演技によって見る者の判断を仰ぐとどうしても物足りなかったり、私自身が未熟なせいで受け詰め切れなかったりするものですが、小説では事細かく心情を感じながらストーリーを読み進めていけるところが良かった。
    立花と石川、そして石川と比嘉。そして石川を中心に考えればアンダーグラウンドの人々。人間模様がすごくリアリティありました。面白かった。
    ただ、ここでもやはり石川は、見届ける人なんだな、と物悲しくなりましたけどね。

  • 私の人生における数少ないお気に入りドラマ。

    好きすぎてとっておいた数年前のドラマスペシャルの録画をようやく観て、実はメディアミックス作品で、小説があることを知り速攻で借りる!

    ドラマとはちがい、石川の正義への追求がやや穏やかだったり、違法捜査シーンもメインではないが、その分事件の密度や比嘉との交流が多く描かれていて、とっつきやすくなっている気がする。

    もっと世界に浸っていたいので、続編出ないかな。

    他にも『CRISIS』や『SP』も同じ方ということなので、ドラマから観てみようかな。

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著者プロフィール

1977年熊本県生まれ。2012年『ホテルブラジル』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。IT企業に勤務するかたわら、執筆活動を続ける。
著書に『エンドロール』、『二十八日のヘウレーカ! または教育実習生加賀谷貴志は如何にして心配するのを止めて教職を愛するようになったか』、『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(原案:金城一紀)などがある。

「2019年 『暗殺日和はタロットで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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