RDGレッドデータガール 星降る夜に願うこと (6) (角川文庫 18394)

  • KADOKAWA (2014年2月25日発売)
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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041012352

作品紹介・あらすじ

泉水子は学園トップと判定されるが…。国際自然保護連合は、人間を救済する人間の世界遺産を見つけだすため、動き始めた。泉水子と深行は、誰も思いつかない道のりへ踏みだす。ついにRDGシリーズ、完結!

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    結局、学園生活で幕を閉じてしまった。未来がどうなるのか?

    続編はあるのか?


    あらすじ
    学園祭が終わり、如月会長は生徒会の役割と立場を明らかにし、村上が真の生徒会長であることを認めた。

    また、学園が高柳を世界遺産に推すために作られたこと、他の生徒は比較対象であったことを明らかにした。

    村上は、泉水子を世界遺産候補と決めたが、高柳が異議を唱えて、泉水子と一対一の勝負を挑むも敗れる。泉水子は高柳をトップに仕立てて、隠れ蓑にするように提案する。

    生徒会でクリスマスパーティーが企画され、高柳が力を示すために泉水子は結界を解除するが、問題が発生し、泉水子は力の使い方を学ぶ。

    クラウスからクリスマスパーティーに誘われるが、主治医だった中山から急にアメリカに行くと連れ出されるが、拉致であったことが発覚し、紫子が中山を逮捕する。

    泉水子は和歌山に帰り、紫子や深行と話す機会を経て、自分の進路を決めるのだった。

  • 昔見た、世にも奇妙な物語の脳みそだけになって展示される男の話が頭をよぎる。
    幸せな道を選択できてよかった。

  • きゅんです(*´ω`*)
    こういう気持ち最近忘れてしまっているので、良いなーって思いました。

  • 神話と歴史と信仰を作者ならではの視点でまとめあげ、独特なファンタジーとして昇華した作品だった。魅力のあるお話の中で様々な登場人物が生き生きとしており、読後感も素晴らしかった。シリーズを通していろんなことを知り、成長していく泉水子と器用だけどどこかとても不器用な深行の、そして世界遺産の守り手たちの未来が歓びに満ちたものであればいいなと思う。

  • ついについに首を長くしてまった完結話が!!
    ハードで買って読んでたらいいものを、下手に文庫で買ったからなかなか最終巻がでなくてどれだけむずむずしたか・・・。

    相変わらずな泉水子ちゃんのちょっと天然だけど、深行のことになると頑固になるところとか、
    クリスマスプレゼントを深行が女の子から毎回もらってるの?と頑なに何度も聞くところとかがたまらなく可愛かった。

    話としてはここからが始まっていくという感じで終わったけど、荻原さんの話はどれも好きだから、わがままを言えばもっともっと続きを徹底的に書いてほしいと思ってしまう。

    そしてこの話の終わり方がもう!!
    もーーーーーう!!叫ばずにはいられない、まさに乙女心をわかったような終わり方でまんまと悶えました。
    はー。
    また読み返そうと思います。

  • 6巻は今までになく一気に読んでしまった。
    学園トップとなったけど、高柳を前に出して自分を隠すところとかあざとくも感じつつ、チーム姫神という素敵チームアップは前巻から想像もしてなく驚いた。

    さらに味方と思ったいた人が反対に泉水子を売ろうとしていたこととか、驚きの連続ではあった。
    たぶんもう一度初めから通して読んだらもっと理解が進むし楽しめるような気がする。
    彼らの数年後の話とかも読みたい。

  • シリーズ4〜6作目。波瀾万丈の学園祭からクライマックスまで一気に駆け抜けた。シリーズ終わってしまったのが悲しくてこの先の泉水子や深行、真響、真夏、真澄に会いたくなる。シリーズを通して成長する泉水子の姿に励まされる。紡がれる新しい未来が見たい。

  • 泣きたいくらい夢中になって読んだ。

    それぞれが、それぞれの道を歩みだしたんだなって。
    悩みながらも次に進んでいく様子が
    徐々に描かれていくのが本当にすてきだった。
    恋になる前の柔らかい細かい気持ちを、
    どうしてこんなに繊細に表現できるんだろう。

    宗田兄弟が最後まで清々しいくらいのいい子たちで、
    ほっと胸を撫で下ろしたよね。
    だって、揉めてる姿なんて見たくないもの。
    ポチ柳くんも最終的に可愛らしくてとてもよかった。

    たぶんずっと、これからも
    気持ちがすれ違ったりして、
    そのたびに、言ってくれなきゃわかんないよ!って
    揉めたりするんだろうなあ。

    このあとを想像させてくれるのがたまらない、
    今後の彼らのつづきが読みたいとは思うけど、
    いまはこのままでもいいかも。
    あれこれ妄想できるから。

    星降る夜に願うこと。
    最後にタイトルがばちっときまりましたね。
    最後!なんといっても最後よ。最後。
    最後に玉倉山で!星空のもとで!!!

  • この話は、哲学的で、小難しいんだけど、読み続けさせる力を持っていると思った。番外編もでているようだから、また、読んでしまうのだろう。

  • これから始まる、ところでラスト。キュンとします。
    スピンオフも出たし、続きを読みたい終わり方でした。

    読み始めた時は6巻は長いなぁと思いましたが、
    どんどん読み進められました。
    キャラクター達が魅力的なので、
    なんてこと無い会話でも読んでいて楽しかった。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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