弔い花 長い腕 III (角川文庫)

  • KADOKAWA (2014年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041012734

作品紹介・あらすじ

町の有力者の娘が殺害され近江敬次郎の罠を疑う当主は汐路に調査を依頼する。長い時を超えて張り巡らされた呪いがついに早瀬の町を焼き尽くすのか?! 全ての謎が鮮やかに解かれる怒濤の書き下ろし完結編!

みんなの感想まとめ

物語は、町の有力者の娘が殺害され、主人公がその真相を追う中で、長い時を超えた呪いが浮かび上がります。完結編では、読者が気になっていた謎が解かれ、ストーリーが一つの大きな結末を迎えます。田舎特有の言葉や...

感想・レビュー・書評

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  • 「長い腕」シリーズ3作目。
    これで完結と聞いていたので着地点が気になっていたけど、そういうことだったのね。
    石丸さんの存在が気になっていたのですっきりはしまかな。

  • 『長い腕』の完結編。読者みんなが気になっていたであろうことが決着した。
    ひとつ前の『呪い唄』もそうだけど、狭い閉ざされた田舎の雰囲気を出すために、たとえば「姫御」という特有の言葉を使ってみたり、寄講という慣習を登場させたり、あるいは登場人物同士の因縁が説明されたりするのが、いかにも後づけの感じがして気になった。
    1作目の執筆時には、続編を考えていなかったといえばそのとおりだけど、書かれていないのとも含めて世界観をつくり込めるかどうか、作家さんの力量が問われるひとつだと思う。
    設定や、ストーリー自体はおもしろかったし、3作目のラストシーンは好き←1作目から一気読みしてようやく気づいた。

  • 三部作、悪い意味で長かった。
    この内容ならばせめて二部作で終えられたのではないだろうか。
    過去から続く因習などは興味深いものの妙なところであっさりまとめられていてドロドロとした感情が今ひとつ伝わってこない。主人公の存在感も希薄で感情移入ができない。

  • 2022.03.20

    石丸の正体が気になって、つい第三部まで読み進めてしまったけど、二部と比べて読みやすく、整理されていたと思う。
    けど前作まではあったスリルもまったくなく、スピード感も失速したままで、ただ惰性で読んでしまったという感じ。
    登場人物たちも、初期にはあった熱が無いというか、あっさりしすぎているような?
    最後まで読み終えてもいまいちピンとこず…。なんかスッキリしなかった。ふーんで終わってしまった。さすがに第三部までは長かった。二部で完結してて欲しかった。やーっと読み終わったー!という感じ。もはや義務。
    「長い腕」が結局一番面白く読めました。
    二部も三部もやはり付け足し感は否めない。

  • 長い腕三部作のラスト。流石、横溝正史ミステリ大賞を受賞した作品のシリーズラストだけあって、禍々しい因襲が現代にまで影響を与えるとは。

  • 読み応えのある作品
    Iの長い腕は中々話に入っていけなかったが、呪い歌から壮大な相関図に引き込まれた。弔い花を読み終え切なさも感じつつ、汐路がリアルな女性として存在。
    作者はこの三部作、どの時点で構想を練ったのだろうか。圧巻

  • 前回は勝パートが主だった内容に思えたが、今回は過去、現在共にバランス良く後に繋がるという面白さもあった。 愚連隊退治は自警団と絡める為? ちょっと長かったかな。 完結のようだがまだ読みたい、スピンオフ的な物でも出して頂きたい。

  • 長い腕三部作これでやっと完結。
    これはまとめて読まないと駄目ですね・・・。
    こう年月があき過ぎると覚えてないし(笑)

    で、内容ですが、相変わらずよく出来てます。
    ただ2作目も含め1作目の面白さには届かないのが
    残念なところ。
    今回更に残念なのは、登場人物全てに元気がナイ。
    主人公始め、鍵を握る人達に生気がなく、
    たんたんと物語が進み終わっていく。
    あっさりしすぎじゃあるまいか・・・???

    しかしまぁ全ての謎をきれいに解明した
    終らせ方は無理もなくよかったかなぁと思います。

    この巻だけだとなんとなく3つぐらいかなぁと
    思いましたが、3部作トータル的に考えると星4つの
    作品です。
    面白かったです。

  • 長い腕シリーズ完結編。
    敬次郎の一生とか、石丸さんとか、いろいろ明らかになる。
    罠以上に、正義感振りかざした人間が怖い。

  • 愛媛県、早瀬町。
    この地がまだ江戸幕府の天領であった頃に起きた「喜助一家心中事件」の生き残り、敬次郎の復讐の呪いが、早瀬の旧家を襲う――――

    石丸さんを追いかけてきた全三巻。
    とうとう完結編を迎えた訳だが、私は、その、なんというか、その、まだ、信じたくない。
    今も、これを打つすぐ隣に「…怒涛の書き下ろし完結編!」と見えるが、見なかったことにしたい。

    確かに完結篇にふさわしい、伏線の回収具合だったが、1巻からの読者の中には、ふとよぎった人もいるのではないだろうか。
    最後の、親子のやり取り。
    これは、どこかで読んだことがあるぞ、と。
    喜助・敬次郎親子を彷彿する最後のやり取りは、「二人の叶えられなかった幸せな日々」と「連綿と続く呪い」のどちらをも思い起こさせる。
    もしかして、島以外の全てのお屋敷の血が途絶えたわけではない今、呪いはまだ終わってはいないのではないか。
    そんな気持ちにさえさせる、最後ではなかったか。

    ―――なんて、そんなことを考えてしまうのは、私がいまだに石丸さんについて納得していないからだ。
    幸せになってほしかったのに。
    本当に、石丸さんの幸せを追い続けて駆けてきた三部作だったのに。
    現実も物語も、想い通りにはいかないものだなぁ…

  • このシリーズ、とても好き。近江敬二郎の罠が謎が過去と現在を行き来して綺麗に巻き取られていった感じ。

  • やっと三部作を読み終わりました!簡潔に終わっているし、鶴太=敬次郎の呪いが結局は早瀬の庄屋を根絶やしにしてしまう悲しい最後。

    それと並行し、同じく自らの復讐に静かに暗躍する石丸さんの執念が、現代の敬次郎となって、最後までハラハラでした。

    個人的には生きて、主人公の島家の汐路ちゃんとくっついて欲しかったけれど、そこはご先祖同様叶わずに終わってしまい、なんだか事件解決したものの、悲壮感が残りました。

    実際身近に居ないのでわかりませんが、親兄弟が居なくなったら、自分だけで強く生きようとは思えないものなのでしょうかね〜。本当に血が途絶えてしまう事を、死んだ家族は望まないと思うけどなぁ〜っと思いを馳せてしまう。

  • 「長い腕」シリーズ完結編。連綿と続いた近江敬次郎の呪いはようやく終焉を迎えることになるのでしょうか。
    早瀬を襲うさまざまな災厄。そのもとになる「呪い」の恐ろしさよりもむしろ、無関係なくせに迎合して乗っかる人々が恐ろしいやら腹立たしいやら。これもまた現代の「呪い」といえるのかもしれないなあ。

  • 長い腕、呪い唄の伏線回収のためのような一冊。とりあえず色々分かったからスッキリ。

  • 長い腕シリーズ最終巻

    2作目と同じように、さまざまな時代の話が並行して進み
    ラストにフラグ回収となる。

    石丸さんの謎が解けたのはいいけど
    あまりスッキリしない終り方だったかも。
    ちょっと期待しすぎました。

  • 汐路好き。
    姉の家族が幸せになると、いいな。
    石丸さんが、あれで終わりなのはさみしい。
    面倒見のいいお兄ちゃんな感じが、好きだったから。

  • 2月-7。3.0点。
    長い腕シリーズ完結編。前作から時間が経ちすぎ、
    忘れている。但し、謎は解けたかな。
    ラスト、あの人物が破滅になったのは痛快。
    積年の恨みというひと言かな。

  • 完結編、絡んだ謎も人もすっきり解決。おもしろかった。彼と彼女、幸せになって欲しかったなぁ。

  • 11月9日読了。図書館。

  •  三部作の完結編。主人公の島汐路が、江戸時代から繋がる宮大工の呪いとの戦いに終止符を打つ。建築に密かに仕組まれた呪いの正体を、現代、江戸時代、敗戦後の三つの時代を超えて解き明かす構成が秀逸。
     様々な伏線が一つに畳まれていくので、恐らく3部作を念頭にプロットされた小説だったと思う。1作目のホラー的な要素や、より生活感のあるリアルな島汐路のキャラクターが良かったが、3作目は終盤に向けてスピーディな展開になった感じがした。待ちに待った作品だったので、じっくりタイムトラベルを楽しみながら読めたかな。

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著者プロフィール

1961年、愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼスなどゲーム制作会社に勤務。2001年 『長い腕』 で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2012年、続編の『呪い唄』を刊行後、『弔い花』 『疫神』 『誘神』 『署長・田中健一の憂鬱』 と精力的に執筆活動を続ける。本書は、著者の郷土愛が詰まったお仕事ミステリー第3弾。

「2021年 『明日に架ける道 崖っぷち町役場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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