朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 348
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012758

作品紹介・あらすじ

希望を胸に自治体アシスタントとなった宵原秀也は、赴任先の朧月市役所で、怪しい部署に配属となった。妖怪課――町に跋扈する妖怪と市民とのトラブル処理が仕事らしいが!? 汗と涙の青春妖怪お仕事エンタ、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 買ってから放置していたけど、ようやく読みました。
    読み始めるとアッという間で、とても面白かったです。
    何か続きがありそうな終わり方だったけど、続編はあるのかな?
    気になります。

  • なかなか面白かった。妖怪たちが、憎めないのがよい。
    妖怪も、クロニであろうと、そんな大した悪さもせず、むしろ人助けすることもある。それは、妖怪と向き合う人がどんな人なのかによっていて、それは普通の人付き合いとそう変わらないんだなぁと思った。主人公に協力する間取歪がそう。
    妖怪のほうが、因果応報…うんぬんよりもっと即物的ではあるけど、やっぱり優しくしてもらったら、恩は返すのだ。構ってくれたら、それだけで嬉しいのだ。
    寂しがりやの妖怪だからこそ、そんな気持ちが大きいのかもしれない。
    妖怪は私たちのいう所の絶滅危惧種に近い扱いを受けていて、だからこそ、退治は禁止されている。たとえ、人にとっては災いとなったりしかねないものでも、それもまた自然の一部なのだから、と保存しようとする試みは好感が持てた。
    それと同時に、いかにも市役所、というような、一辺倒な対応が描かれるシーンでは、こちらも非常に悲しい気持ちになる。
    でも、呪戸主任の言う通りで、平等は二つ存在している。
    持ち込まれた相談事には、誰にでも「平等に」親身に最後まで面倒を見るか、どの案件も素早く処理して「平等に」待たせないようにする。
    どちらも大切なことで、しばしば市政では問題とされることだ。妖怪という、突拍子もないモノを対象としても、その実この小説は現代日本の市政にメスを入れている。
    これからも、主人公はここで反妖怪派と戦わなくてはならない。滅殺あるのみ、と妖怪を全否定する殺妖怪者(?)たちだ。続編も読んでみたいと思う。

  • 最後の最後で対立軸が出てくるのでそれまでは、ほのぼのしてて、つい読むのが遅くなってしまう。 次回登場するであろう新キャラ頼りじゃなく、今のメンバーをもっと色濃く、そして敵(?)役をもっと憎たらしく。

  • 公務員が夢を見ない自治体に住民を幸せにする事はできない
    亡くなった父の言葉を胸に朧月市に向かうのだが
    配属されたのは妖怪課?
    しかも、宿舎に入った途端に妖怪に憑りつかれる有り様。
    妖怪お仕事エンタではある。
    何より、出てくる妖怪が知らないものばかりで
    マユツバ帖の説明には、その出典も書かれていて
    著者と引用した文献名が載っているのだが
    考えたとしたら、スゴイ!っていうか読みたい!
    マユツバ帖の外伝だけでも、書籍化して欲しい!
    軽くて読みやすくて楽しかったです。

  • 妖怪。ファンタジー。お仕事。
    妖怪に関する事件を、妖怪を退治せずに解決。
    気楽に読めるが、派手な面白さはないかも。
    個人的には、コメディかミステリ、どちらかの要素を強調したほうが好き。
    シリーズものみたいなので、続編に期待。

  • 人間と交流していたり、悪さをしたり、様々な妖怪が起こすトラブルを市役所の公務員として解決していく物語。
    戸惑いが大きい主人公が右往左往しながら解決していくのが楽しい。
    さらっと気楽に読める。

  • 朧月市は人と妖怪が共存するという特殊な地方自治体。その市役所妖怪課は妖怪が為す事象を収める役目を担う。退治や駆除ではなく収めるというのがミソ。そこに短期派遣された主人公の活躍を描く全3巻のシリーズ。
    最初はゴーストバスターズのような話かと思いましたが、妖怪を保護捕獲する仕事だけでなく、市長と反市長の陣営の対立とそれにまつわる謀略に巻き込まれる職員たちの姿が描かれていました。これはお仕事小説というカテゴリーに入れるのが良いかも知れません。

  • 【図書館本】面白かった! 舞台が現代で妖怪ものと聞いて惹かれない訳がない! 文章は読みやすいし、妖怪はメジャーではないもの(創作?)で興味深くグイグイ読めた。
    町名や人名だけでも楽しいし、キャラも個性的な集団でこちらも楽しい。とりあえずの謎は解決したけど新たな問題が発生している様で今後の展開も楽しみ。

  • 妖怪たちを封じ込めるために作られた朧月市。そうとは知らずに、自治体アシスタントとして朧月市役所に赴任してきた宵原秀也は、妖怪課に配属され、妖怪絡みのトラブル処理を手伝うことに・・・。あまり期待してなかったんですけど、話も思いのほか面白かったし、出てくる妖怪の設定もよくできてて面白いです。民間の妖怪退治会社との今後がどうなるのか・・・気になるところで終わっているので、続きも読みたいと思います。

  • 市役所の職員に派遣された青年が主人公。設定がおもしろい。
    2015/7/22

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著者プロフィール

【青柳碧人(あおやぎ・あいと)】
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、小説家デビュー。「浜村渚の計算ノート」シリーズはロングセラーの大ヒットとなり、「月刊少年シリウス」でコミカライズもされている。他の著作に、「ヘンたて」シリーズ(ハヤカワ文庫JA)、「朧月市役所妖怪課」シリーズ(角川文庫)、「ブタカン!」シリーズ(新潮文庫nex)など著書多数。

「2018年 『上手な犬の壊しかた 玩具都市弁護士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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