五骨の刃 死相学探偵4 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 357
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012857

作品紹介・あらすじ

忌まわしき<無辺館>を訪れた、男女4人。かつて残忍な連続殺人事件が起こった館で、彼女たちは身も凍るような恐怖に遭遇する。真相解明を依頼された死相学探偵・弦矢俊一郎が、禍々しい死相の謎に挑む!

感想・レビュー・書評

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  • いやいやい、そらねーだろって。
    本シリーズ最悪の出来で、不完全燃焼間違い無し。
    言いたいことが山ほどある。

    4/5あたりで、謎解きも始まってないし
    このペースで終わるの?もしかして続きになるの?
    と思ったら、なにこの強引な終わり方。

    五骨の刃は出てきただけだし、
    犯人もなんでこの人??
    最後の被害者共通項のネタバレなんぞ
    昔懐かし小学館の小学3年生の推理モンに出るくらいの
    目玉ドゴー間違い無し。まじで腰抜けた。

    脱力感に襲われたい人は必読です。

    ...このシリーズすげー面白いはずなんだけどなー。

  • これも一気読みだったな。
    シリーズの巻を追うごとに出てくる謎や伏線は、きっと最後の方に回収されるだろうからあまり間を空けずに読み切りたい。
    こちらは犯人がまったくわからなかった。
    登場人物達のその後の話とかいつか書いてくれないかな〜

  • 僕にゃん、我が家にもほしい。

  •  死相学探偵4巻目。
     恐怖をテーマにした芸術展での凄惨な殺人事件と、その参加者へのじわじわと追い詰めるような呪いの二重仕掛けで展開も早く、楽しい。
     前者は物理攻撃だが、後者は完全に呪殺であるためハウダニットはあまり考えなくて良さそう。
     後者の呪いによる「死相」が見えている人が多く、死相が見えている人たちのミッシング・リンクを探すホワイダニットがメインの謎になっている。
     主人公俊一郎もだいぶ成長し、接客がスムーズになってきているし、曲矢警部の妹も登場し、主人公を取り巻く人間関係も増えて物語が進んで来ているのを感じる。

  • 人の死相が見える能力のためもあり、ひととのつきあいかたがわからない青年が、「僕にゃん」と祖母の力を借りながら、少しずつ探偵としての力をつけていくお話。もー僕にゃんが有能すぎて!たまりません!大量殺人事件が起きた館に、探検にいった女性には、死相がついていた。その原因を探るうちに、また大量の死相を見てしまう。彼らの共通点は何なのか?
    ミステリ、といっても、不可思議な現象の原因をロジックでつきとめるというところは私のすごく好きなストーリー。主人公も地味男だし。ぜひ続きを出してほしいなーと思っていたシリーズなので、ひさびさに再開してくれて嬉しいです。表紙も模様替えして、最近のコージー路線を狙っているのかな?という感じ。女の子も投入して、ラブコメの準備も万端す!

  • 無し

  • しかし、よくこんな凄惨な場面を描くよなー。エルム街とか13日の金曜日とかのスプラッター系を文章にした感じ。著者がそれ系好きなんだなーってのがわかる。

    管徳子さんはないわ。初めて名前みたとき、”そっち”じゃないの?と思ったもん。ヨーコはひどい。あとその友達の子もぐいぐい来すぎ。最後の犯人もちょっと動機に強引さを感じます。あの子にとって監督は一人だけじゃないかしら?

    黒術師がだんだんと俊一郎に近づいている?黒衣の女はちらちら出てるけども。
    案外俊一郎の父親が黒術師、母親が黒衣の女だったりして。失ってる記憶と関連してるとは思うけど、両親の話が無さすぎ。

    シリーズとしては、新しいキャラもでてきて、完成した流れができてていい。僕にゃん.精神ver.はどうかな?

  • 異色な設定で面白かった。
    俊一郎がやっと人間らしくなってきて微笑ましいが、おかげで人に絡むから話が進まない……笑
    おばあちゃんとの話もっと短くしてくれれば……。

    僕にゃんも不思議な感じだけれど何か秘密があるのだろうか……

  • <恐怖の表現>と題される猟奇的怪奇的なパーティーでの無差別連続殺人事件のあった<無辺館>に肝試しに入った4人のうち一人だけに死相が現れる。
    無差別連続殺人事件の関係者にも死相が認められ、第二の連続殺人の被害者候補の死を回避させられるか…。 
    猫の僕にゃん大活躍!
    曲矢の妹・亜弓登場

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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