鼠、狸囃子に踊る (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 130
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041012925

作品紹介・あらすじ

女医の千草の手伝いで、一人でお使いに出かけたお国。帰り道に耳にしたのは、お囃子の音色。フラフラと音が鳴る方へ覗きに行ったはいいが、人っ子一人、見当たらない。次郎吉も話半分に聞いていたが……。

感想・レビュー・書評

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  • 実は7巻でした。1巻から借りようと思ったのに…まぁいっか。

    タッキーこと滝沢秀明サンのドラマにハマり、これは原作読まないと!と思い借りました。赤川次郎さん作品初読みですー。

    いやぁ、面白い!ドラマで配役キャストが決まっているので、頭の中でわいわい想像しやすくて楽しい!1巻から読もう!

    2014/07/22

  • 赤川次郎氏の「三毛猫ホームズ」シリーズから、「花嫁」シリーズ、「ドラキュラ」シリーズなど、、、延々と、購入し、本箱が、いっぱいに埋め尽くされた我が家であったのを、整理してしまい、少し、封印してしまっていたのが、えっ、赤川次郎氏が、時代小説(?)と、思って手にしたのが、「鼠」シリーズである。

    それから、又、のめりこんでしまった。
    今回の本は、少し、薄っぺらだが、4話もある。
    持ち運びもよくて、ちょっとの時間の間に読めるのが、一番便利である。
    次郎吉の、優しいところ、と、妹の小袖のおきゃんのところが、又いい兄妹を表している。

    己の信条に向かって、正しいことを成し遂げようと、純朴な人達の為に、損得勘定なしで、身を挺する姿に、潔さを感じる。

    今日は都知事選挙 投票日!
    誰がなるのか?
    前都知事の人のように、自分の損得だけに走り、都民をバカにした振る舞いを、この赤川次郎氏の本の中の次郎吉のように、どうにかならないものか?と、考えてしまう。

  • 薄いのであっという間に読み終わった。
    全編、もう少し物語に厚みが欲しいところ。
    仕掛け(人間関係や事件の裏側)は巧妙なのに、終わり方があっさり過ぎて余韻が……。

  • 久しぶりに読んだ鼠シリーズ。初期の凄惨さは薄れ、なんだかずいぶんほのぼのした感じになっている。次郎吉も本業はどこへやら、人助けに精を出す「いいお兄さん」になってるし。いや別に不満なわけではないけれど。

    まあ赤川次郎さんのことだから、最後までこの路線のはずはなかろう。まだまだ先だろうけどどんなラストを迎えるのか興味津々。なんたって次郎吉は獄門はりつけだからねえ。うーん、どう着地するんだろうか。

    解説で脚本家の方も書いていたが、「赤川鼠」の成功は、妹の小袖というキャラクター造型にあるとあらためて思った。小袖の視点が入ることで、次郎吉が生き生きと浮かび上がってくる。なんだか時々二人が夫婦のように見えるけれど。

  • 久しぶりに「鼠」読んだけど、やっぱ好きだなぁ
    赤川シリーズでも一二を争うほど好き。
    後書きでも書いてたけど、小袖がいいよね。まっすぐで兄の尻をポンポン蹴ってるような、キャラがいい。次郎吉といいコンビだわ。
    それにしても、鼠のシーンが少なくなってきたのは気のせいかしらん( ;∀;)

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    女医・千草の下で働くお国は、お使いの帰り道に奇妙な光景に出くわした。林の奥の誰もいない場所で、お囃子が響いている。すぐさま“甘酒屋”の次郎吉に知らせるが、「番町の七不思議の一つ、『狸囃子』だぜ」と取り合ってもらえない。一方で、狸囃子の噂は、瓦版に載ったために江戸中の評判になる。仕方なく、様子を見に行くことにした次郎吉だったが、そこで囃子方の矢七の姿を見かけて…。大人気痛快時代小説、第7弾。

    令和3年4月2日~3日

  • 読み易い!

  • 読み易くていい! まあ、内容の薄さはもともと赤川さんですから。でも、楽しくて好き!

  • シリーズ第7弾は文庫書き下ろし。今作はなんだかやっつけ感やらアラが目立っていつものようには楽しめませでした。TVドラマの脚本家の一人による後書きはなかなか面白かったのですが。小袖も忽那汐里でいいような気がしてきました(笑

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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