妖奇庵夜話 人魚を喰らう者 (角川ホラー文庫)

著者 : 榎田ユウリ
制作 : 中村 明日美子 
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年4月25日発売)
3.99
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  • 本棚登録 :552
  • レビュー :44
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041013298

作品紹介・あらすじ

妖怪のDNAを持つ人、妖人。妖人茶道家の洗足伊織は、明晰な頭脳で妖人にまつわる事件解決に一役買っている。そして妖人「人魚」の登録のある女性が誘拐されたことから、今回も警視庁に協力を要請され……。

妖奇庵夜話 人魚を喰らう者 (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『人魚』として登録されていた女性の誘拐事件。妖人『人魚』と、とある島に伝わる人魚伝説を巡る、過去と現在の事件。それらが交錯したとき…

    今回は脇坂が少し活躍していて嬉しかったです。なんだかんだ伊織にも認められているようでよかった(笑)
    脇坂君、甲藤に負けるなー!

    青目の伊織への執着が恐ろしいです…。
    青目の手引きがなければこんなに悲しい、やるせない事件は起こらなかったのに…と怒りがふつふつと沸いてきます。
    青目と伊織との関係が明かされ、これからどう展開していくのでしょうか。
    強く見えて、もろく危うい伊織…不安です。

  • どんどん惹き込まれていく。

    シリーズを通しての『女の醜さ』がいい感じ。

    脇坂くんのキャラクターが濃くなってきた。ウロさんとのコンビの安定感、そして妖琦庵に新しい仲間(自称)がきて賑やかに。

    シリーズ全体の展開が読めないのが面白い。あと伊織と青目の関係が耽美を掠っていてたまらない。最後の発言で、目からウロコ(人魚だけに)。
    今後どうなっていくのか、気になります。

  • 因果応報・勧善懲悪は嫌いではありませんので、「青目よ、よくやった」とは言えないものの、この結果にある程度納得です。猟奇的シリアス感と、妖琦庵ファミリーの和やかな食事風景、伊織センセと家令さんの妙に可笑しな舌戦のバランス取れた配置が絶妙で癖になります。次巻から“犬”は常駐でしょうか(笑)?そして最後に伊織センセの重大告白!本文とデジャヴった描き下ろしペーパーがまた最高でした。

  • ネタバレというわけではないと思うけど一応。

    単行本派だったので、文庫版が明日美子イラストであろうとも(むしろこのシリーズはやまねさん推奨派だけれども)ぐぐっと堪えていたのに、新刊が遂に文庫からの発売に…。
    費用とかいろいろあるとは思うのだけれどどうしてもシリーズ物の判型装幀変更を受け入れ難いので新装版とか許せない派なのですけど…けど…初版明日美子コミックペーパー封入とか言われたら発売日の昼休みに一駅先の本屋まで行ってしまうじゃありませんか…っ(完敗)。

    シリーズ一冊目が「その探偵、人にあらず」というサブタイトルであったように、このシリーズは角川ホラーで妖モノだけれど、そこはかとなく今は減りつつある王道本格ミステリの「雰囲気」を濃く宿している。
    妖の伝説と事件が交錯し、誰が何故殺したのかを紐解き、探偵自身とその宿敵の隠された過去をシリーズを通して徐々に明らかにしていく。
    ロジック的な本格ミステリというようなものはまだ出てきているけれど、叙情的且つ非日常的なあの感覚を味わえるものは最近ではなかなか遭遇しないので、こんなところでそれが味わえてしまうのは嬉しいような物悲しいような。

    あえて贅沢を言うならば、榎田さんの文章力であれば叙情的な部分をもっと描き込んでくれるとぐぐぐっと惹かれると思う。軽妙な掛け合い等はとっても榎田節だし、物語の流れもとてもスムーズで読みやすいのだけれど、人魚にまつわる事柄や伊織と青目の対峙あたりは、もっと美しさや悲哀を見せてくれても良かった。薬指なんかむしろBL作家としての力量も活かすぐらいの勢いでも本筋に影響は全く無いと思うのは、その辺りに耐性がある人間だからなんでしょうか。でも大体ユウリ名義読んでる人も耐性あると思もご。

    犬神も新キャラに加わったということで宜しいか。既に照ちゃんとか何だっけくらいの記憶だけど(すみません)。
    最後にしっかり爆弾も落とされて、さて次の新刊はいつだろう。

  • 3冊目。今回は人魚に関係するお話。脇坂くんがするめみたいでいい。
    2017/9/15

  •  人魚をめぐる物語。
     人魚というか、<血>か。

     どうして、日本の人魚はえぐいというか、…えぐいよな。
     って、本質が妖怪だからか。西洋のものは、妖精かなんかで、その辺の差なのかもしれない。

     依頼されたからというだけでなく、どんどん巻き込まれていく伊織は危険な目にあうのだが、それをどこか容認している雰囲気がある。
     で、最後にその理由が明らかになるのだが、その出し方が上手い。
     
     うむ。
     ちょいちょいポエミーな表現が気になるときもあるのだが、ここでシメ、というか、暗転するというか、そういう一言を投げ込むのが上手い。
     で、気が付くと、奈落にいるような感覚になる。

     で、宿敵ともいえる青目のことが多少つまびらやかになってくるわけだが…。
     いやなヤツなんだけど、恰好いいのよね。
     困ったことに。
     にしてもやっぱり愛は歪むと怖い。

  • 脇坂さんが刑事として大きく変化した感じがする
    人魚だけど人魚じゃない
    じゃあ水希さんはいったいなんの妖人だったのだろうか。
    結局最後まで明かされないまま。

    伊織さんは青目に指を持って行かれたのか爪先を囓られただけなのか・・
    どちらにせよ夷さんが黙っていない気がするんだけど。

    最後に伊織さんと青目さんの事実に衝撃と激しい萌えを感じました。

  • 再読

  • 2017.5.15読了
    このシリーズ大好きです

    妖人台帳で人魚という女性が誘拐される
    脇坂らY対は妖人関連事件として捜査に乗り出すが…

    管狐の芳彦さんの活躍あり、脇坂くんの思わぬ覚醒ありでとっても楽しく最後までノンストップ!
    おもしろかったーーー
    凄惨な事件でも、洗足家とY対のほのぼのしたやりとりでやっぱりいい話になってしまって読後感がいいのがこのシリーズの特徴ですねぇ。

    今回はミスディレクションが多かったように思います。序盤の披露宴のエピソードはあの人か!とか。

    最後のまさかの兄弟発言で俄然次巻が気になったので、明日本屋に走りますよ!

  • 妖怪DNAという口実を得た差別や中傷、選民意識は、置き換え次第で現実そのもの。
    https://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14804610.html

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