星やどりの声 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.95
  • (123)
  • (167)
  • (112)
  • (14)
  • (1)
本棚登録 : 1472
レビュー : 148
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041013359

作品紹介・あらすじ

東京ではない海の見える町で、亡くなった父の遺した喫茶店を営むある一家に降りそそぐ奇蹟。若き直木賞受賞作家が、学生時代最後の夏に書き綴った、ある家族が「家族」を卒業する物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 母・律子、長女・琴美、長男・光彦、次女・小春、三女・るり、次男・凌馬、三男・真歩…父親・星則を病気で亡くした家族の物語。
    六人兄弟それぞれの視点から描かれる。とても優しくて、まっすぐで、一生懸命な家族の姿に温かい気持ちになり、そしてホロリと泣ける。いつも今までも、これからもずっと星空からお父さんに見守られ続ける早坂家。なんて素敵な家族なんだ!
    何度も読み返したい気持ちになる話だった。

  • 6人きょうだいそれぞれの視点から話が進められる。みんなの大好きだった父が亡くなってから、母は星の形の天窓?のある喫茶店を続け、長女は結婚した後も家族を支え続け…みんな魅力的でまたすぐ読み返したくなった。

  • 家族のひとりひとりが主役。そしてひとりひとり家族を卒業してまた新しい家族を作っていくんだなぁ。優しい物語でした。

  • 「雨やどり」ならぬ「星やどり」。雨を避けるのではなく、満点の星の光を避けるために改名した喫茶店。
    物語は、父が残したこの喫茶店に込められた本当の深い意味である家族愛を、妻、子供たちの成長とともに家族が一つになって、そして離れていくけれど、家族は広がり再び家族愛という輪廻の世界に繋がっていく。
    ラストは、そんな家族を天井からいつまでも見守る父がいる、いつでも家族を見れるように天窓を考えた父、その優しさは妻といつまで経っても子供たちの成長を楽しみにしている父の思いやりだった。
    子供を持つ父親にはお涙ぽろりの1冊。

  • 今の自分と同じ年齢の主人公が登場してきて、とても共感できました。
    何人かの人をそれぞれ主人公にした、短編集でしたが、それぞれの考え方の違いなどが、すごくよく表れていて、最後にはみんなが結びついていく。計算されたように思えてしまいますが、あまりにも綺麗に結びついていくので、その違和感のなさに感動しました。
    心の中に、ひっそりと、しっかりと残るお話でした。

  • 【あらすじ】
    東京ではない海の見える町で、亡くなった父の遺した喫茶店を営むある一家に降りそそぐ奇蹟。若き直木賞受賞作家が、学生時代最後の夏に書き綴った、ある家族が「家族」を卒業する物語。

    【感想】
    初めは、登場人物が多くて困惑したけれど、ひとりずつがどんなひとなのかわかってくると、物語にのめり込むことができた。どのひともそのひとらしさ、考え方、容姿、行動が違って、その違いが面白かった。家族の繋がり、そして絆には、本当に感動した。しばらくしたらまた、読み返したいなあと思った。

  • 「星やどり」の秘密を知った時、涙が止まりませんでした。今は亡き父、星則さんが家族に残した秘密はあまりにも優しくて、早坂家全員を抱きしめたくなります。
    兄弟6人それぞれが「1人の人間」として綺麗に描かれていて、そしてその6人が「星やどりの声」という一つの物語を作っていました。
    1人かけてもできない。家族全員がいないと途切れてしまう。そんな早坂家の輪は、どんな星よりも強く優しくそして美しく輝き続けると思います。

  • お父さん役は小日向文世さんで脳内再生されてた。
    重力ピエロの影響だと思う。
    こんな素敵な兄弟いいな。家族がたくさんいるって大変なことが多いけど、楽しいことも多いんだなーって。
    出てくる人みんなを好きになれる。

  • 感動した。 家族がテーマの作品で、それぞれのエピソードが最後に繋がっていて、最後まで一気に読めました。
    読むと優しい気持ちになる作品です。
    この夏オススメの感動小説だと思います!

  • 長女・琴美、長男・光彦、次女・小春、三女・るり、次男・凌馬、三男・真歩。
    3男3女の6編の話が収められてるけど、どの話もよかった。特に凌馬と双子の話がよかったかな。双子の見た目が正反対になった理由も納得。
    「もういちど生まれる」でも思ったけど、第一人称が女性の物語をこれだけうまく書く男性作家は珍しいな。

全148件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

星やどりの声 (角川文庫)のその他の作品

星やどりの声 (角川文庫) Kindle版 星やどりの声 (角川文庫) 朝井リョウ
星やどりの声 単行本 星やどりの声 朝井リョウ

朝井リョウの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
朝井 リョウ
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印

星やどりの声 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする