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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041013427
作品紹介・あらすじ
未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
医療技術と青春の葛藤を描いた物語が展開されており、主人公はコールドスリープを経て成長していく姿が印象的です。彼の周囲には個性的なキャラクターたちが揃い、特に女性たちの温かい愛情が物語に深みを与えていま...
感想・レビュー・書評
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医療ミステリーの海堂さんの作品だけど、医療の話は物語のベースに過ぎず、病気の治療のためにコールドスリープを経験した高校生の主人公が、後見人や友人の助けを得て成長する姿を追った青春ストーリー。
医療ミステリー大好きなので、期待が大きかった分、若干残念な感じもあったかな。
知らなかったけど、続編だったらしい。前作の概要をチラ見したけど、そっちのほうが好みかも。順番は逆だけど読んでみたい。
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大抵人の1年間の成長って、みんな同じと思っているはずだ。でも、時間の流れが違う人が存在する。早老症の人だ。1年間で他の人の数年分の年を取ったような体になってしまう。
一方で、医療技術の向上により、凍結技術によって時間を遅らせることができるようになる。自分が凍結されている間に問題が解決していることを望んで。本書は、この凍結が終わり戻った後、どのようなことが待ち受けているのか、シミュレーションしている。
凍結していた時間をどう取り戻し、どうやって先を生きていくのか、この本では学園ドラマ仕立てにして読者に提示している。ある意味SFだ。面白かった。
ただし、読後に残ったのは、「できることとやっていいことは違うよね。慎重に進めなきゃダメだよ。」といういつもの海堂さんのメッセージだ。特に人の生き方にかかわる医療だから、そのメッセージを発信することはとても大切だと思う。
ブクログさんから献本を頂いたので、桜宮シリーズは途中をすっ飛ばして読んだし、実はモルフェウスの領域の続編なんだろうとは思った。読んでいないから分からないが、一定の解決を見せてあるのだろう。
それにしても、最後の一文が気になる。 -
私は作者と相性が悪い。おそらく、きっと。
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『あの』アツシくんが主人公なのであります!
それだけで「もう読むの止めよっかなぁ」と思っていた桜宮市のお話に手を出した次第であります。
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主人公が複雑な事情を抱えた多感なお年頃ってことを差っ引いたとしても、
学校と「光の塔」でのタッチの違いには…!
オバちゃん、咄嗟に切り替えられんのよ。しくしく。
まぁ ある意味それがラストへの伏線でもあったのかなぁ?と思えなくもないけど。
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う~ん 全体的に「入り込めなかった」ってのが正直なとこかな。
元々アンニュイだったりミステリアスだったり、の前作からのひとたちはともかく、
女子高生たちのリアリティの無さとかちょっとキツかった。
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個人的な好みとして、ほんとは2個にしようかと思ったけど
アツシくんの入学諸々と
田口せんせい+ショコさんの出世とのご祝儀で★は3個。
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あ ボクシングシーンは良かった!
光の剣も良かったしさ、
海堂さんスポーツもの書かないかな。
だったら読みたいな。 -
『モルフェウスの領域』続編。
主人公の佐々木アツシくんは、桜ノ宮サーガ4度目の登場。
初登場は、設定2006年の『ナイチンゲールの沈黙』で5歳だった。
2度目の登場は、設定2022年の『医学のたまご』で高校生。
この年齢矛盾を解決するために生まれたのが、前作(3度目登場・ほぼ冬眠中)。
今回は、コールドスリープから目覚めたアツシの生活が描かれています。
何かの前兆なのか、そんなに起伏のある話ではないですが、教授になった田口先生や看護師長になった翔子ちゃんなど、脇役が出てくるたび、色々なことを類推して、桜ノ宮サーガ好きにはたまりません。
欲を言えば、幼いアツシが好きだったシトロン星人こと、加納警視正(2022年にはもう警察庁を退官してるだろうな~)にも出番をください。。。 -
ブクログ様より献本いただきました。
『モルフェウスの領域』の続編であり、『医学のたまご』の前になる話ですね。なので主人公は佐々木アツシであり、彼の一人称作品です。
前作で凍眠から覚め、右目に続いて失いそうだった左目の治療を終えた後、精神の成長を促すためにも中学二年に編入させられます。編入時は十八歳であるにもかかわらず、凍眠によって築きえなかった人間関係を修得するために。
睡眠学習によって頭の中身は大学生以上。それでも凍眠の事実を公表することなく生活するために学校のテストも態度も偽装するかのごとく生活する主人公ですが、やはりそれだけでは終わらないのです。
入れ替わるようにして凍眠に入った前任システム管理者の残した問題は、そのまま主人公が決断せねばならない問題に。
凍眠したスリーパーが目覚めた時、以前の自分に戻るのか、それまでの記憶を抹消をして別人として生きていくのか。凍眠した事実は公表するべきか。
知識はあっても経験がなければ、それは頭でっかちの机上の空論になりかねません。主人公はそれを実感しながら少しずつ成長していきますが、同級生も見守る周囲の人々にも疑心暗鬼だったり好敵手だったり。この辺の関係が海堂さんならではだなと思います。一筋縄でいかない人々ばかり出てくる感じです。
常に厳しく乗り越えることを求められる中でどこか逃げ道や抜け道が用意されているのですが、それに気づくのも本人次第。正解だろうと間違っていようと自分で考えて選択することを要求される海堂さんの世界は、少し厳しくて、それでいて気づいた者には優しい、そんなちょっとツンデレ感のある世界だと思います。 -
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※ブクログ様から、献本を頂きました※
【感想】
前作となる『モルフェウスの領域』は、
人間の死の解明や、近年の医療問題を、
ミステリーを絡めて、娯楽作品化した、
一連の、桜宮サーガの中においては…、
生命の根源を、主眼としている点で、
『ジーンワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』と
『ナイチンゲールの沈黙』とをつなげ、
さらに、『医学のたまご』へと導く、
SF要素も加味した異色の作品でしたが…、
その続編となる本作品で、
更なる深みへの展開を期待して読むと、
肩透かしを受けるかもしれませんね…。
本作品は、
コールドスリープ、から目覚めた、
佐々木アツシくんを主人公にした、
等身大の、ふつぅの、学園モノ小説でした。
とは言え…、
小学生~高校生までの、情緒多感な時期を、
まるまる(5年間)隔離されていた少年が、
目覚めた後、大人として社会復帰するには、
その時間を、リアルに体験する必要がある、
そのためにふつぅの学園生活を描くことは、
次回作以降、
新たな未来の桜宮サーガを紡いでいくには、
必要かつ大切な、
‘つなぎ’の作品なのかもしれませんね…。
作中で、他人よりも、
ゆっくりと年を取ることにもなるアツシと、
対して、他人よりも、
早く年を取り、寿命を終える佳菜の存在は、
作品のアクセントとしても、とてもよぃ、
カウンターパートになっていたと思います。
個人的には、
決して嫌ぃなジャンルではありませんが…、
海堂さんの作品の、コアな読者の皆さんが、
一連の、桜宮サーガから期待するモノ?は、
本作品の中には、なぃかもしれませんね…。
評価は、わかれそぅですが…、
ボクは、ふつぅといぅことで…。 -
母からもらった本
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人工凍眠から目覚め、新たな生活を営む佐々木少年、ただ医療センターで暮らし、そこには眠り続ける美少女、涼子、以前眠っていた時ひとり面倒をみてくれた少女だ。
難病で後遺症と戦う為、眠っていた佐々木、目覚めた後、ミッションを命ずる上司といえる西野や仲間達と繰り広げるストーリーを描いた作品であるが途中で中だるみ感が生じてしまった。 -
モルフェウスの領域の続編
前作は碧い湖の底で、コールドスリープの少年をお世話する女性のしっとりとたお話だったのに。
主人公が変われば、ここまで爽やかな青春群像撃になるのかと、驚いた。
コールドスリープから目覚めた少年と、
その周りの友人、支える大人たち。
学園祭、学校生活、そして西野さん、佳奈ちゃん…
めっちゃワクワクして読み進めて。
最高の読後感。
海堂先生、すごい。
スリジエセンターと並ぶ、大好きな一冊になりました。 -
田口先生、久しぶりです。凍ってる彼女はどうなるのか、気になります。
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結構好きかな。
テンポがよい。ただ、ちょっとクセがあるので、海堂作品読み慣れてないと途中でロックするかも。、 -
ちびっ子だったアツシくんが大きくなった…!
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『ナイチンゲールの沈黙』で登場し、『モルフェウスの領域』では世界初のコールドスリープにあった佐々木アツシくんが目覚め。
随分忘れているところもあったから、モルフェウスあたりも読み返してみたい。
学校の同級生仲間も個性があって面白いが、田口先生、曾根崎伸一郎教授、如月看護師他なじみの登場人物もちらちらと顔を出してくれて楽しかった。
著者プロフィール
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