- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041013632
作品紹介・あらすじ
大舞台である文化祭を無事終えた、カブキブの面々。部活メンバー同士の絆も深まる中、4月の新入生歓迎会に向け、短い芝居をすることに! 演目は「白浪五人男。果たして舞台は上手くいくのか!?
感想・レビュー・書評
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倒れた梨里先輩に変わって舞台にたつのは...!?
面白くてすらすら読んでしまった
歌舞伎何にも知らなかったけれど、すごい面白そうで興味でてきた
最後の新入生がすごい興味深い -
3巻は蛯原巻かなと予想してみたけれど、半分以上は阿久津巻だったかな。
どっちも気になる案件だっただけに、それぞれが少しずつ進行していき、二人のことが少しずつ解き明かされていく描写に逸りながらページを繰った。
1,2巻が怒涛の展開だっただけに、少し中だるみの感はなきにしもであったが、その実大切なことがたくさん盛り込まれている巻でもあったと思う。阿久津くんの出自も、蛯原くんの懊悩も、そしてクロのことも。
たまたま入った学校に、梨園の御曹司や歌舞伎経験者がいるなんて!と最初の設定では思ったが、そういうこともあるのかもしれん。もはやそうでなければ。彼らの存在がなければこの物語は成り立たない。と思えるくらいに彼らの存在感がでかい。
阿久津くんの魅力もさることながら、この話はもしかしたら蛯原くんいなければ成り立たないのではないかな?
いや、成り立たなくはないだろうけれど、まったく違ったストーリーになっているのかも。
歌舞伎が大好きで、楽しく歌舞伎をやりたいと思っていた主人公のクロ。彼がいるだけでは、世界はそこで、高校の部活の楽しい歌舞伎で完結してしまっただろうから。
そこに疑問を投げかける蛯原くんの存在は、歌舞伎に対する造詣に深みを与えているように思う。阿久津くんの存在もそうなのかも。
二人のやるお嬢とお坊のシーンがとてもいい。
蛯原くんの懊悩を見ていると、なんとなくだけど、「昭和元禄落語心中」を思い出した。なんとなくだけど。
そして、雪のちらつく歌舞伎座を前にした、クロと蛯原くんの邂逅のシーンもよいですね。蛯原くんはいずれ、クロの存在によってその雁字搦めから解放されるだろうか。クロにはそんな魅力があって、そこがこの物語の魅力でもある。
惜しむらくは、3巻を最後まで読み終える前に4巻の表紙を見てしまったことだ。
3巻の最後の1行の破壊力を、自ら殺してしまったのが悔やまれる。 -
それぞれのキャラのバックグラウンドも少しずつ深く見えてきて、さらに魅力が増してきた!
そして、ちらほらと恋の影も!!
楽しみすぎる。
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やっぱり続きが気になって…結局読むことに。
阿久津の生い立ちの謎、かたくなな梨園の御曹司、蛯原仁がなぜ心を閉ざしているのか、そして黒悟の家族のこと、次々と明らかになったこの巻。
お約束のように、歌舞伎同好会の舞台は、直前に大波乱が起き、今回はいよいよ御曹司との共演が実現する―か?
といったところだけれど。
やっぱり、江戸言葉ってかっこいいなあ。
それをよく通るいい声で聞くって、胸のすくことだろう。
なんか、『昭和元禄落語心中』を思い出した。
お嬢吉三、お坊吉三のBL的な色気にあてられたせいかな? -
黒悟達がカブキ同好会で頑張っている姿、面白いです。
そこに歌舞伎役者の仁がどう絡んでくるのか期待していましたが、やっと出て来ましたね。
さて、どうなることやら…
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文化祭、大盛況でよかったです。舞台に立っている彼らの歌舞伎に対する気持ちの変化が伝わってきたし、舞台を見守る周囲の人達の反応も心温まるののがあって感動。
だんだん、カブキ同好会のメンバーたちの家庭環境なんかも見えてきて興味深くなってきました。
主人公のわりに黒衣の立場そのままにストーリーでも裏方に徹しているクロだったけど、今回はサイコさんのおかげ?で家族関係がいろいろわかりました。サイコさん、イイ人です。丸ちゃんとのやりとりに爆笑。
阿久津の母親もすごかったけど、サイコさんも個性的。
でも、話のカナメはやっぱり阿久津と蛯原かな。イオフィエル、相変わらずおバカで面白いです。でもとても人をひきつける魅力があって、天才肌。
対照的に蛯原は正統派で努力家ですよね。互いに相手には無いものを持ってる感じ。
「三人吉三」もいいけど「白波五人男」もいいですね~
だけど、毎度のことですがやっぱりトラブルが起きてしまってどうなることかとハラハラさせられることに。
梨園の、プロの役者として、さまざまなプレッシャーを背負っている蛯原の葛藤が痛いほどでした…
日本の誇る伝統文化を担っているというプライドが蛯原にはあります。
ここでクロの機転のきかせ方が素晴らしかったです!「お前が持ってた菌だ!」にはウけました。ウイルスとトンボに訂正されてたけどww
格式高い伝統芸能である歌舞伎だけど、クロのつくる歌舞伎の舞台は、楽しくて面白い大衆芸能という本来の姿で、これは意義深いです。歌舞伎にまるで馴染みのなかった人達まで巻き込んでどんどん広がる、高校生ならではのパワーが素晴らしくてとっても眩しいです!
そして、気がつけばあちこちで恋の花も咲いていて、こっちの展開も気になります。
3巻もとても意味ありげな終わり方で、めちゃくちゃ気になります。まさかの金髪碧眼ww
楽しみすぎる…! -
トラブルはつきもの。
どんな事であろうと本番寸前に戦線離脱となると、悔しい想いでいっぱいだろ。
実力があるからこそ、普段とは違い周りのレベルに合わせて演じれるのだろ。 -
こりゃ4巻が楽しみだー!!
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カブキブ3
191201読了。
今年103冊目今月1冊目。
#読了
#榎田ユウリ
#カブキブ3
予告通りの一気読み〜
予定調和と思いつつぅ〜
避けて通れぬトラブルとぉ〜
粋な展開胸熱くゥ〜
見届けたるは歓迎会〜!
なんかさ、七五調って心地いいよね。
4巻目も持ってくれば良かった、、、。
キャラの対比が鮮やかです。
トンボくんの恋の行方が気になります。