吉祥寺よろず怪事請負処

著者 :
制作 : 宮城 
  • KADOKAWA/角川書店
3.52
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本棚登録 : 249
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014042

作品紹介・あらすじ

保の家は、由緒正しき庭師の家系。大叔父が営むガーデンショップ「栽-SAI-」に居候しながら大学に通っている。そんな彼に、大学の先輩・香澄から「木を守ってほしい」との依頼が…。香澄の祖母が大切にしている梅の木を伐ろうとすると、不吉なことが起こるというのだ。それを解決してくれるのは、住み込みの無口でクールな庭職人・啓介。保の兄のような存在である彼は、なんと現代に生きる陰陽師だったのだ-。怪事の裏に隠された、人やあやかしのさまざまな"想い"を解き明かしていく、ちょっぴり怖くて、とっても優しい連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • うーん。
    保が巻き込まれたあやかし関係の事件は、何も解決しないまま終わることもあって。
    というか解決したのは一話目の友人二人の話しだけで。
    物足りない。
    事件は起きるだけ起きて、危なくなった保を啓介が助けて終わり。
    解決編とかあるのかな。
    全体的に文章は簡単なのに、なんか読みにくい印象だったなぁ。

    ***以下ネタバレ***
    保は吉祥寺のガーデンショップを経営する大叔父の家に居候している。
    その店の庭職人として働いている久世は腕のある陰陽師で、曰く付きの仕事を引き受けることが多い。
    ***
    黒ムシと春告げの梅
    大学の同級生広崎はタラシで最近羽ありに悩んでいた。
    久世に相談すると笛の音を渡される。
    笛の音は魔や負の念を祓うらしい。
    広崎を悩ませていた羽ありはタラシが招いたものだった。
    大学の先輩香澄から祖父母の思い出の梅の木についての相談を受ける。
    梅も祖父母を大事に思っていた。
    寿命が近い梅は最後に花を見せたかった。
    ***
    もみじのあざとまじないの言葉
    偶然目があった子どものあやかしに悪戯をされる保。
    啓介に助けてもらうが、面倒ごとには首を突っ込まない。
    依頼がなければ動かない。
    小さい頃よく転んでいた保、それもあやかしの類いに好かれていたからだと啓介。
    ***
    たそがれの窓としがらみの蔦
    啓介の弟弓弦の登場、美貌の持ち主。
    使われなくなった建物を壊すためその回りに生えた蔓を刈る仕事。
    二階の窓には何かの気配。
    保が奇妙な着信からひとりで建物へ行くと蔓に襲われ、それを助けようとした啓介は方目を負傷。
    しかしその目は元々見えていなかったらしい。
    家を出ることになったのは見えなくなった目のせいで、そろそろ見えるようになると弓弦。
    弓弦はあまり外出できないみたい?
    ***
    白ムシと神依りの松
    保が考え事をしているとき迷い込んだ先は、啓介の母親がいる場所だった。
    啓介の亡くなった兄の何かを大事に持っていて、啓介が持っている兄の形見は、母親が持っている分がないと扱いが難しいらしい。
    母親が言う迷い込んだ子供が元の場所に還るために引き換えた大切なものとは?
    啓介の見えなかった目はここにいた蛾の鱗粉を浴びたことで陰陽師に必要な力だけはもどる。
    弓弦と啓介は腹違いだった。
    啓介が久世家を出たのは弓弦のほうが陰陽師の力が強かったから。

  • 読書記録です。まだの人は読まないでね。

    主人公のおとぼけぶりと、おばちゃんでも守ってあげたくなるようなノーテンキぶりに、けっこう怖いことが書いてあるのにそんなに怖いと思わずに読めました。
    4話の短編集です。「おんみょうじ」を漢字に変換できずに聞き流す主人公は、これからもずっと転びまくりそうだ。

  • 知らなくていいことは知らないままで、直感にしたがって君子危うきに近寄らず
    なのかな

  • 居候先の家は、庭師。
    それだけだと思っていたら、実はそうでもなさそうで。

    うっかりと知らない世界にこんにちは、という状態。
    今までそうと知らずに生きてきたなら
    徐々にとは言え、びっくりな世界です。
    しかも実害あり。
    怖くても詳細を聞きたくもなります。

    徐々に明かされる、人の背景。
    しかし本人達は、それがどうした状態。
    仕舞には、さらに妙な(?)人が増えてきてますし。
    主人公の立場から言ったら、説明を! と
    叫びたくて仕方がありません。
    見てる分には「さあ?」と言われてるほうが
    面白いですがw

    祓う、のではなく、意識をそらさせるだけ。
    そうそう、害があるから、だけの理由で
    全部を排除してません。
    なので、正体(?)が分かるだけ。
    起承転結が欲しい人は、それだけ!? と
    言いたくなるような連続短編、です。

  • 面白かった!庭職人と陰陽師が上手くマッチしてる。木は怖いのありそうだもの。

  • 現代の陰陽師モノ。主人公がもう少し突っ込んで行ってもいいかな?

  • 庭師と陰陽師
    案外、需要ありそう

  • 近くの吉祥寺が舞台、気になる陰陽師ネタということで面白かった。

  • ちょっぴり怖い「庭師×陰陽師」物語。

    続きそうな予感。。。

  • 【図書館本】うーん……。何か物足りないのは期待しすぎたからかな? あまりあやかしあやかししてなかったし、主人公好かれ巻き込まれるだけで何も出来ないし、陰陽師もそれっぽいことあまりやらないし……。
    ただ、久世兄弟は好きだw 弓弦くんと付き合うの大変そうだけど、それはそれで楽しそうw
    これはシリーズとして続くのかな? もう少し様子を見てから購入検討しようと思う。

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他の著書に「吉祥寺よろず怪事請負処」シリーズ、「陰陽師・安倍晴明」シリーズ、「モンスター・クラーン」シリーズなど多数。

「2018年 『吉祥寺よろず怪事請負処 さまよいの街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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