確率捜査官 御子柴岳人 ゲームマスター

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.50
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本棚登録 : 517
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014264

作品紹介・あらすじ

論理的な取り調べを行う目的で新設された《特殊取調対策班》。そこで刑事の友紀を待っていたのは、イケメン毒舌数学者御子柴岳人だった! 二人がコンビを組み、大物政治家宅で起きた侵入事件を巡る闇を解き明かす!

感想・レビュー・書評

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  • どんどん黒幕に近づく過程が楽しくてあっという間に読めました。
    八雲さん流の解き方もできるってことは、いろんなストーリー展開できそう。
    頭の切れる人は沢山いるんだなぁ。

  • Not for me.

  • 前作で関係性は出来ていたと思うけど、権野さんとのやり取りや水島さんが加わることで、また新しい変化があって会話劇が面白かったな。
    御子柴先生の先生な部分も見えてあたたかい気持ちが残りました。
    ともきちゃん頑張れ!笑

  • 若き数学者御子柴が警察に協力し事件を解決に導くという話。
    特殊取調対策班、犯人落としの名人、天才数学者と設定はご立派だが、実際に描かれてる人物たちは凡人。
    特に主人公の相棒ポジションの女性刑事がまずい。
    彼女も取調班のメンバーだが、何故選ばれたのか理解出来ないほど無能。
    彼女が何か馬鹿なことを言う→数学者からデコピンをくらう→「何するんですか!」「お前が馬鹿だからだ」こんなやりとりが頻出する。
    それでいて上司からの評価はすこぶる良いのだから困ったものだ。
    事件や真相に対してもこれといった感想はなし。
    イケメンコミュ障とのイチャイチャが好きな人なら楽しめるのだろうが、推理ものを読みたい人ならこの本は避けておくのが無難かと。

  • あかりさんからお借りした本。とある窃盗事件が発端となって過去に起きた殺人事件の真相へと迫っていくストーリーなのですが、面白くてあっと言う間に読了。神永学さんは初めて読んだのですが文章も読みやすくてすっと入ってきます。数学者の御子柴の破天荒な、傍若無人な性質は何だか某神探偵と同じ匂いを感じたり……。主人公の友紀は彼に振り回されてばかりですが、なかなか良いコンビだと思います。本作はシリーズもののようなので今後新米刑事の友紀の成長も見られたりするのかなと期待しています。

  • 2度目の読了。

    以前に読んだことを全く覚えていなかった(笑)。本当に読んだんだろうかね。

    氏の作品は比較的理屈っぽい(というか、そういう人物が登場する)ものが多い気はするんだけども、今回はその理屈がけっこうあっさりまとめられちゃうから、けっこうしっかり読んで理屈を理解しておかないと、トリックというか、本質の部分をしっかり理解できない。本来こういう作風は好きなはずなんだけども、さらっと読んじゃうと大変。

    テンポの問題なのかもしれないな。

    ただ、人物の相関などは作り込まれた感じはまぁまぁする。事件の関係者や犯人と目された人がいくつかリレーしていく中で、登場人物のキャラクターを描く間もなくという感じで十分にキャラクターを描ききれていない気はして、最後で真犯人に至ったときに、なるほどとは思うけど、「あぁ、なるほど!」とは思えないというか。星としては、3.5くらいだろうか。熱が伝わってこない感じが残念なのかもしれないね。


    ------
    1度目:2017/03/02

  • 軽く読めるのはいいと思うけど、深みはないですね。ゲーム理論も基礎は学んでるけど、題材に入れられてしまうと、ちょっとこじつけっぽいところが気になります。

  • 大物議員の家で起こった窃盗事件からはじまり、過去の殺人事件につながっていく。

    前作よりは御子柴の子供っぽさというか口調がましになってきたのでそこは良かった。
    なんとなく「確率捜査」な感じは前作より減った気がするのでそこはこれからだろうか
    ミケランジェロの存在意義が出る話もこれからに期待!

  • 御子柴と新妻のコンビに水島薫が加わり,軽妙な会話が飛び交う楽しい物語が展開する.国会議員の大泉啓一郎の事務所に忍び込みUSBの入った封筒を盗んだ山田亮太があっけなく逮捕されるのが発端だが,意外な方向に事件が転がる.癖のありそうな人物がつぎつぎに登場,大泉の息子 博仁,金丸敏也,倉田竜夫,城山健美,堀田綾子などなど.最終的には13年前の事件が重要なポイントとになるが,綾子の存在が最後に光る.御子柴の推理が着実に展開していく過程が楽しめた.

  • 取り調べの可視化と効率化を目指して新設された“特殊取調対策班”。そこで新米カタブツ刑事の友紀とコンビを組むのは、特命で事件に挑むイケメン毒舌天才数学者、御子柴岳人。彼らに突きつけられた次なる難題は、大物政治家宅で起きた窃盗事件だった。被疑者の供述から、御子柴はその背後に巧妙に隠された“ゲームマスター”の存在に気づくのだが―。華麗な推理で容疑者の心理に迫る、大人気取り調べエンタメ第2弾!

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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