熱波 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 128
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014370

作品紹介・あらすじ

内閣情報調査室の磯貝竜一は、米軍基地の全面撤去を前提にした復興計画が進む沖縄を訪れた。だがある日、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。政府と米軍をも巻き込む事態の行く末は? 傑作長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 奏者水滸伝シリーズみたいなテンポのある話かと思えば、意外にも重かった。

  • 米軍基地の全面撤去を前提にした沖縄の復興計画に従事する内閣情報操作室の磯谷竜一は沖縄出張時に知事補佐官の比嘉と出会う。比嘉は、筋金入りの沖縄独立論者と噂される人物。彼の動向に興味を抱き始めた途端、地元のやくざも巻き込んだ台湾マフィア間の抗争が勃発。沖縄に一体何が起きようとしているのか?そしてその真相に迫る磯谷の身に忍び寄る危険とは。。特徴は、規制緩和、行政改革、海外資本の積極的な活用等現在日本が抱えている課題に対する解決策を、沖縄の基地問題に絡めて壮大なる検証を本小説に盛り込んだ事であろうか。犯罪小説に欠かせない、スリルと謎解きも同時に楽しめる二度おいしい作品ですよ~。

  • 官僚モノってなぜか面白い。

  • この作品は 合わなかった
    いつの間にか本に先を読まされる あの感じがなかった

  • 978-4-04-101437-0 390p 2014・10・25 3版

  • 今野敏にしては異色の作品であるが、好みではない。アクションでもなければ、ピカレスクでも、警察ミステリーでもない。強いて言えば、政治サスペンスか。

    沖縄を舞台に内閣情報調査室のキャリアを主人公にした何とも中途半端な作品だった。

    今野敏の作品でハズレは珍しい。

  • 沖縄の現状がよく分かった。

  • 主人公の情けなさや、中盤の静けさがもどかしく思ったけど、結末に繋がる大切なポイント、時間だったのだな~。

  • この異色作を、何と呼んだらいいのだろうか。
    サスペンス小説?政治小説?地方自治小説?沖縄小説?
    登場人物の言葉を借りて、そこここに、沖縄の人々の本土に対する思い、琉球あるいはアイヌ民族に代表されるマイノリティの、マジョリティに対する思い、さらには、政府に対する地方自治のあり方、日本の政治システム、自立=独立とは、等々、日本人が今、本当に考えなければならない問題そして課題を、今野敏はこの小説を通して、提示している。
    単なるエンタメ小説と捉えてしまうのは、惜しい。

  • 今野さんと言えば警察小説、とい具合なんですが、この作品は内閣調査室の若手官僚が沖縄県に出向する異色作。

    沖縄が持つ固有の事情を背景に、地元ヤクザや台湾マフィアとかも登場してくる。

    構成の面白さはあるものの、マフィアの抗争から住民の暴動への展開は、ちょっと強引さを感じた。

    でも、締めは良かったですよ!

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著者プロフィール

今野敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。
2018年は「作家生活40年」のメモリアルイヤーで多くの特集が組まれている。主な企画作品に、2018年7月、任侠シリーズ最新刊『任侠浴場』刊行。新シリーズとして同年10月『継続捜査ゼミ』を刊行した。

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