十六年待って 髪ゆい猫字屋繁盛記 (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014387

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)

    二月の初午になると、毎年決まって縁切りの絵馬を買っていく女。のっぴきならない因縁を抱えているのか、絵馬売りの甚太はどうにも気になって仕方ないのだが…(「初花」)。ほか、魚竹の竹蔵に後添いの見合話が持ち込まれたり、佐吉に新たな恋の予感が訪れたり、鹿一の謎に包まれた過去が明らかになったり…喜びも悲しみも飲み込んで、一筋縄ではいかない人の心の綾を見車事に描き出す、書き下ろし江戸人情小説第三弾!


    平成28年4月12日~16日

  • 連作短編4話が、掲載されている。
    平岩弓枝、宇江佐真理、諸田玲子氏等、大好きである。
    この今井絵美子氏も、江戸言葉をうまく表現している。
    鶴亀鶴亀、ひょうたくれ、つがもねえ、へそが茶を沸かす、てんごう、ちょろっか、鰯煮た鍋、等々、、、、会話を楽しくさせている。

    題名の「十六年待って」は、武蔵が、結婚前に好きだった人との縁談話に、心が、傾きかけた時に、亡くなった妻の十七回忌の支度に築地の西本願寺のお上人から、亡くなった妻のおかねから預かった手紙を渡されるのである。
    十六年も、もし、独身なら、後添えを貰ってもいいよ!と言う内容であったが、武蔵は、夫婦墓に書かれたおかねの戒名の横の空白の所に自分の戒名が、、、、と、思いながら、おかねの思いを知るのであった。
    結論の書いていない所が、又いい余韻を持たせている。

    「春の雷」は、お民が、兄の不始末に手を焼きながら、それでも見放す事の出来ない様子が、描かれていて、東野圭吾の「手紙」の様な感覚になった。
    親子、兄弟、夫婦のきずなが、まわりの人情味と、お節介が入り混じりながら、描かれている。

    照降町自身番所役日誌シリーズの人々が、この髪ゆい猫字屋繁盛記に出て来る構成も面白い。

    今年はネコノミクスとか、、、猫字屋繁盛記も売り上げが伸びるかも、、、、(笑)

  • 竹蔵に昔の好い人が
    今井先生の作品ってエピソードがその巻で
    終わらない・・・後日談だったり次の作品
    で描かれたり・・・日常を見ているみたい

  • シリーズ第三弾だが登場人物を考慮すると?
    照降町の人情話、係わりを持った人々が交互に織りなすしがらみをお互いに
    竹蔵の初恋?と再会、鹿さんの過去等、今後も係わるであろう短編四話

  • 髪ゆい猫字屋繁盛記第三弾。
    時代物ミステリーというよりかは、江戸人情もの的な話が多くて良かった。
    登場人物の暮らしの先行きが気になってしょうがないので。

    前作からの猫字屋の雇い人、鹿一の素性がわかってすっきりした。
    でも、今度は喜三次の義父、竹蔵の後妻話の今後が気になる。
    何の伏線も、前触れもなく、
    ある日突然降ってわいたような過去の経緯が人情話になだれ込む、という安易な構成に乗せられるのもどうかと思うが。

    そして、また巻き戻し話。
    そういえば、昔、制作が追い付かないのか、
    なかなか話が先に進まないアニメがあったなぁ。
    どんな話だったかは忘れてしまったが。

  • 連続短編4本。

    どういう日常が送られていたのか、と
    いつも色々な事が知れますが、初っ端から
    知らないお祭りが。
    楽しそうなその状態とはまったく反対に
    髪結いの店では、刻一刻と別れの時期が。

    その次の話では、その別れの話の問題発言。
    これは今でも通じる内容です。
    きれいな悲しい思い出にするべきか
    辛くて大変だった思い出になるべきか。
    問題(?)はここではないのですが…。
    いや、こちらもこちらで問題あり。
    結局これは、お断りした? という事でしょうか。

    そしてまた、別の男女話。
    自分の気持ちはどこへ行く? という状態ですが
    確かに面倒な身内は作りたくない、というのが心情。
    とはいえ、ここまで言われるのは確かに。

    最後は、過去がまったく分からない男の過去が。
    確かにこれは怒るを通り越して
    はらわたが煮えくりかえります。
    むしろ連れて行くなら、どうなるかぐらい
    きっちり考えてください。
    何と言う考えが浅い…としか思えません。
    捨てても大丈夫だと思われます。

    今回すべて、男女間な話ばかりだったような?

  • 図書館で。シリーズ3作目。佐吉の恋の行方が気になるが一応近所の図書館にはココまでしか置いてなかった。相変わらず言葉遣いが古すぎて、ん!って思うところもあったが読みやすい物語です。

  • さらりと読了。タイトルの作品は娘を1人で育てあげた男に、再婚を勧める手紙を檀家の和尚さんに託した亡き妻の思いがテーマ。

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