バルコニーの男 刑事マルティン・ベック (角川文庫)

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本棚登録 : 99
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014783

作品紹介・あらすじ

ストックホルム中央の公園で女児の死体が見つかった。彼女は前年、不審な男に話しかけられ、警察に証言を残していた。そのわずか二日後に別の公園で新たに少女が殺害され、ストックホルム市民は恐怖に打ち震えた。連続少女暴行殺人事件に、刑事マルティン・ベックは仲間と事件に取り組むが、手がかりは三歳の男の子のたどたどしい証言と、強盗犯の記憶のみ。捜査は行き詰まる――。警察小説の金字塔シリーズ・第三作!

感想・レビュー・書評

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  • マルティン・ベックシリーズ。犯人を絞り込む様子にハラハラドキドキさせられた。が、その割に終わり方があっけなく感じられた。

  • 療養中につき、いつもなら本棚の奥にしまい込んでオブジェ化してるお気に入りの本に手を伸ばしてみました。
    やっぱり面白いなぁ!
    この巻でグンヴァルト・ラーソンさんが初出かあ。感慨深い。
    これからどんどんますます、登場人物たちに深みが増してくるんだよね。
    犯人はもう分かってる。でもこの小説の面白さは当てものの部分じゃない。
    次巻にも手を伸ばしてしまいそう。

  • マルティン・ベックシリーズ3作目。翻訳作品あるあるで、刊行順とは異なるので注意。
    少女が犯された状態の死体で発見される。ベックたち警察は他地域の警官も動員して犯人探し・警邏に当たるが、殺人は続けて起こってしまう。
    ここまで書けば、表題が誰を表しているか想像がつくと思う。静かに街をバルコニーから見下ろす男の様子。読者はベックたちがいかにして犯人を炙り出すのか固唾を飲んで見守るのだ。

  • 刑事マルティンベックシリーズ、第3作。日本では4作目。

    あらすじ
    夏、ストックホルムの公園で女児の死体が見つかる。その2日後にも事件が起こる。警部?になったマルティンたちは事件を追うが、証言できるのは3才の男児。
     同じ頃、強盗事件も連続しているが、この強盗がもしかしたら殺人を見ているかもしれない。警察はどちらの事件も力を注ぐが、みんな疲れてくる。強盗を逮捕したことや、マルティンが2週間前の電話の問い合わせによって犯人に近づいていくが、またもや事件が起こる。

     相変わらず渋めー。なかなか事件は解決しなくて、だいたい大柄の中年刑事たちがストレス溜ながらも捜査していく。 マルティンベックは多分有能だけど、夫婦仲が良くない。この作品から昇格したらしいけど、喜ぶでもなく、むしろ異動になって仲間たちと離れたのかな?
     レンナートはマルティンの相棒。人のいい刑事かな。
     フレドリックはいつもトイレにいるけど、記憶力が馬並みにいいらしい。
     エイナールはこの作品ではずっと風邪引いてて鼻をかんでいた印象。忙しすぎて免役下がっているのかな。捜査能力・想像力、全部が平均並みで本人も自覚してるってところで笑ってしまった。
     そして新しく加わった、グンヴァルト・ラーソン。長身で大柄、海軍出身で態度も横柄。口の悪さにびっくりしたけど、他のメンバーも同様にいらつく様子。

    このシリーズってあくまでも中心は事件の描写だけど、だんだんメンバーの性格とかつかめてきてさらに面白かった。

  • 2018/05/03読了

  • 本シリーズは、ストックホルムを中心とした1960年代の街の、そして人の急激な変化に関する描写がすばらしい。本作もその雰囲気を楽しめる。

  • (後で書きます。何が起こっている訳でもないのに不穏な冒頭の描写が特によい)

  • このシリーズを読むのは『笑う警官』に続いて二作目。ちょっと最後あっけなかったけど、やっぱりこの雰囲気は好きだわ~。警察小説の金字塔ってうたわれるだけのことはあると納得。
    英語からの重訳、しかし名訳者高見浩さんによる旧訳もどんな感じか気になるので、今度はそれで一冊読んでみようかとと思います。

    3歳の目撃者ボッセ可愛すぎた。これ、ぜったいタラちゃんだよね。

  • 6月1日読了。図書館。マルティン・ベックシリーズ

  • マルティン・ベックシリーズ第三弾は、1963年に起きた実際の事件が背景になっている。ストックホルムに住む人々の、短い夏を楽しむ独特の季節感が流れる中、事件の発生は厳密に時間を追って展開され、ほぼ殺人事件のみに焦点が当てられ、説明に不要な言葉はない。

    警察小説の魅力と言う点では、マルティン・ベック・チームの顔ぶれと、彼らのチームワークも魅力的。彼らは平凡な生活を送り、平凡な考え、平凡な問題を抱えた現実味のある刑事ばかり。決して一枚岩ではないが、何だかんだ言い合いながらも捜査のポイントは外さない。

    今回も手掛りのない厳しい捜査だが、結果的に見るとチームワークの勝利とも言える。事件は読んでて辛かったが、キャラが立ってきたので、続編へ向けて楽しみが増えた読後感でした。

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著者プロフィール

1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーとマルティン・ベックシリーズを10作書き上げる。ストックホルムに詳しく、マルティン・ベックシリーズの陰の主役ストックホルムの町と人々の暮らしの卓越した描写はマイの功績。現在ノルウェー語、デンマーク語、英語の翻訳者。

「2017年 『バルコニーの男 刑事マルティン・ベック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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