うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 790
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014912

作品紹介・あらすじ

自他共に認める世間知らずの花穎が烏丸家当主となって、ひと月が過ぎようとしていた。引退生活を満喫している様子の父・真一郎は屋敷を出たまま戻らず、先代執事の鳳に代わり花穎に仕える衣更月は、整った顔で黙々と職務をこなすばかりで取り付く島もない。そんなある日、訪れた紳士服店で他家の子息に関する不穏な噂を耳にした花穎は、真相の究明に乗り出すが…。発展途上の若き主従に新たなる試練が!?上流階級ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 鳳と衣更月の出会いが書かれています。相変わらず衣更月と花頴の関係は一進一退している様子。お互いに信用したい気持ちは伝わってくる。赤目はただの愉快犯なだけで無害かと思いかけていたけれど、最後でやっぱり何か企んでいるようで怖いと思った。

  • キャラの掘り下げが進んだ感じ。烏丸家の使用人たちは皆いい感じですね。主従の成長や歩み寄りも見れて何より。しかし、鳳さんのタイミングの良さはすごいですね。ラストの赤目氏が不穏で、今後の展開が気になります。

  • 再読。
    赤目は味方なのか敵なのか。

    2021.3.22
    シリーズ第2弾。
    晩餐会のマナー、進め方が興味深かった。

  • ほっこり→ぴりぴりの緊張感→ほっこり(毒もしくはすっきり)のリズムに飲まれました。読み始めたら止まらなくなるので、1章1章ご褒美感覚で読了した次第。精神戦が平安貴族みたいな。

  • 少しずつ主従の距離が縮まっている感じ。
    いいコンビになってほしいです。

    花穎の先生はなかなかのキャラですね。
    そういう心情のコントロール?があるんですね。
    ほっこりするかと思いきや、怖いものです。

    花穎の成長が今後も楽しみですね(*´ω`*)

  • うおおおおおお!!!
    衣更月ぃぃぃぃ!!!
    最高すぎる。
    まだまだ見逃せない2人の今後の展開!
    次も楽しみ

  • はじめは上手く乗れなくて三巻はなしかなと思っていたけれど、最後の花穎の元先生との再会エピソードで持ち直した。初回限定の腹黒刻弥のSSも引き込まれた。それにしても花穎に衣更月と登場人物の名前が変わっているし、当主に執事といった立場もあって、スマートフォンや地デジが登場する現代日本が舞台なことが不思議に感じる。ついどこか異国のファンタジーみたいに思ってしまう。

  • 花穎と衣更月が互いを意識するようになって来て、関係が一歩前に進んだのが嬉しい。
    互いに若くてまだまだな所も多いけど、これからの成長に期待。

  • 言葉が足りない執事と、信頼が足りない当主。
    主従関係が微妙に進展したかと思いきやそうでもなかったり、なかなかもどかしい。
    衣更月の髪って染めてるのかと思いきや地毛だったのね。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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