無印良品の、人の育て方 “いいサラリーマン"は、会社を滅ぼす

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 234
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015209

作品紹介・あらすじ

なぜ今、「終身雇用+実力主義」を目指すのか-「仕組まれた修羅場」が人を成長させる。(本部社員)離職率5%を実現する、「働きがいのある会社」の秘密。『無印良品は、仕組みが9割』の著者、第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 『無印良品には「何となく」する作業はありません。すべての作業には目的や意味があります。作業を教える前に、まず作業の目的を教えるのがMUJIGRAMの特徴です。

    「目的」を教えることは、無印良品の理念や哲学を、現場の作業を通して教えることでもあります。一つひとつの作業を通して無印良品の考え方を教えるうちに、理念や哲学が体に染みこんでいく。そうやって無印生まれ・無印育ちの社員は育っていくのです。』

    目的に対する考え方や取り組み方が徹底していて非常に勉強になった。考え方に中途半端なところがなくて感動。潔くて素晴らしい!

  • 仕事で後輩ができ、研修の担当になったことで手に取ってみた本。
    文房具はじめ無印良品にはお世話になっているので、私にとっては読む抵抗の少ない本でした。

    人を育てる、ということ。マニュアル(標準書)とかの活用をしていることは全体を通して、わかりました。
    異動が多いとか、結構突然に逆境に立たされるとか、自分で問題解決をさせていく理由とか。無印良品という企業のコンセプトとビジョンを理解していてかつ好きだという人が集まるからそこ、できるのだと。そしてそういう人が集まるからこそ、企業が社員を信用した研修が運営ができるのだろうなと思いました。

    人とのコミュニケーションの点でも、参考になることは多く。さっそく自分の仕事に(後輩の研修以外にも)活用できるかと思いつつ……作中にもあったけれど、そうすぐに活用できるなんてことは無いんですね。トライ&エラーでやっていこうと思いました。

    そして私が無印良品の消費者として感じたことは、「案外泥臭いんだなぁ」ということ。良い意味で!
    シンプルなコンセプトとデザインなので、何から何まで美しい綺麗なイメージでした。きっとそうやって社員も育てているのだと。
    しかしこの本を読むと、「おぉ…」と感じることも多くありました。私のことばでは、それを「泥臭い」と表現しました。
    ですが、ゆえに美しくシンプルだと同時に感じるのです。徹底的に考え抜いて作った研修内容やマニュアル。しかし短いスパンで現場の声を拾いあげ修正を繰り返していく。美しいな、と思うのです。
    明日から、無印良品で「働く人」にちょっと注目してしまう、そんな本でもありました。

  • 無印良品の、人の育て方 “いいサラリーマン"は、会社を滅ぼす2014/7/11 著:松井 忠三

    「働きがいをどうつくるか」は、「どう人を育てていくのか」という話にもつながり、これが本書のテーマとなる。人事制度や人の育て方について、無印良品流のノウハウが公開されている。

    本書の構成は以下の6章から成る。
    ①無印良品は、なぜ離職率がこれほど低いのか
    ②絶え間のない、しなやかな異動で人は育つ
    ③若手社員を折れない社員に育てる仕組み
    ④自分でなんとかする力を強化する一つの方法
    ⑤チームワークはつくるのではない。育てる。
    ⑥モチベーションを引き出すコミュニケーション術

    人間育成をするために必要なのが「修羅場体験」とある。
    本書に取り上げられている「修羅場」はまさしく「修羅場」新卒3年目の人に店舗の長を任せたり、何もない海外に一人で単身赴任させたりと「修羅場」なのである。

    そして、フォローはあるのかないのか。当事者がしっかりと考え、助けをしっかりと掴み、もしくは助けはないものの自力で解決し、一皮向け、成長し続けるというサイクルが行われている。

    どれもがうまくいくわけない。一握りの成功者だけだろうと思ったが無印良品の極端なまでに低い離職率がそれが全社的に行われて浸透していることを意味している。

    採用の段階でもしっかりと、無印の信念を理解した人が入っているので、入社後にそれまでの自分がいだいていたものとのギャップが少ないというのはその要因であるかもしれないが、それ以外にも多くの秘密がこの会社にはある。

    会長により公開されたノウハウもそのまま自社に入れ込むことはできない。その模倣性が難しいところに同社の強みは存在している。

  • マネジメントやリーダーシップについて書かれたビジネス書と思い購入したが、内容は無印良品で実践されている人材育成の仕組みについて主に書かれている。
    上司としての姿勢を学ぶつもりで手にしたので目的とは違ったが、部下を育成する仕組み作りには活用できるエッセンスが多いと思った。

  • 既存の消費生活や旧態依然とした商習慣に対するアンチテーゼ 無印良品ほんまかっこいい(^-^)

  • 引退社長の自慢話しかと思いきや、結構なるほどと思うことがいっぱい。実践できるかは別だが、

    p219これがいい、ではなく、これでいい だそうで。

  • 人材育成とはチャレンジ精神を醸成し続ける必要がある。その為には人事異動を定期的に行い安定した場所に留まらせない。目的意識を持たせ動機付けを常に行えるリーダーにならなければいけない。強い組織は毎日の細かな積み重ねが大きな成果を生み出している。

  • ★現場=店が教育の中心になっているから強い。

    ★教育制度を作る人やマネージャーに参考になる。

    ★社員の声が載っているのがよい。

  • 会社の仕組みを変えれば働きがいも出てくる。

  • ・人は「修羅場」で育つ。
    逆境こそ、もっとも人を成長をさせます。逆にいえば、ぬるま湯に成長する機会はありません。もしかしたら、会社にとって都合のよい「いいサラリーマン」は育つかもしれません。仕事を調整したり、現状を維持することに腐心したり、相手の顔色をうかがうということに長けているような社員です。では、こうした社員が、会社を強くするかといえば、答えは明白です。社員個人を強くするか、という問いについても同様です。ぬるま湯では、革新的なことを考える必要はない上、問題が起こった時に覚悟をもって突破する力は身につきません。

    ・一部分だけのメリットを求めるのが部分最適、全体のメリットを考えるのが全体最適。部分最適を積み上げても、全体最適には絶対になりません。もちろん部分最適さえできなければ成長できませんが、「福」は全体最適からしか生まれません。全体最適の視点をもつために必要なのが、複数の視点を獲得することです。

    ・異動は会社が決めるものであり、自分には決定権がないと思う方もいるでしょう。確かに異動願いを出したところで、必ず聞き入れてもらえるわけではありません。それでも、自分がやりたいと思う仕事があるのなら、その意思をアピールし続けるのは大事だと思います。

    ・「人」に仕事をつけてしまうと、その人が仕事を抱え込む恐れがあります。そうなるとその人がいなくなったとたんに誰も何もわからない状態になってしまうのです。私は、あらゆる業務はマニュアル化できると思いますし、すべての人がノウハウを享有できるようにすべきだと考えています。「仕事に人をつける」べきなのです。

    ・実際にはマニュアルは基本であり、それをもとに日々の仕事で一人ひとりが応用を考えることで仕事は回っています。マニュアルがあると、どんな社員でも一定のレベルまで早い段階で達しますが、そこから先の伸びしろは、一人ひとりの力量にかかってくるのです。伝統芸能の世界では、「型」というものがあり、基本の所作が決まっています。そうした型がない人を「型なし」といいます。やはり、基本がなければ応用もない。どの部署に異動になっても、基本さえ学べばいくらでも応用できるということです。

    ・日本以外の国では、「人とはわかり合えないものだ」という認識からコミュニケーションが始まります。

    ・1つの問題解決にいくつもの選択肢を持っている人が、コミュニケーション力があるといえるのです。

    ・無印良品を知っているひとがほとんどいない場所にいって、現地の人に無印良品を知ってもらうためには、自分がどれだけ会社のことを理解しているのかという問題に直面します。無印良品のコンセプトを、どこまで的確に伝えられるのか。

    ・リーダーに必要な基本的な要素は、「メンバーを束ねられる」「物事の本質が見えている」「障害を乗り越えられる」「仕事を納期までに着地、完成させられる」
    に大きくしぼることができます。

    ・リーダー論やマネジメント論を求める人は多く、書籍も多く出ています。しかし、一番大切なのは「仕事にかける思い」です。人はノウハウでは操作できません。仕事に対して真摯な態度で取り組めば、その背中を見たチームのメンバーも必ず信頼してくれます。

    ・新人リーダーはざっくばらんに。優秀なリーダーほど、自分の弱みを相手に見せています。自分の弱みをよくわかっている人は、人を認める余裕があります。「自分は完璧だ」と思い込んでいる人は、視野が狭くて人を受け入れられません。そして、人を受け入れない人は、人に受け入れてもらえるはずはないでしょう。そういう人がリーダーに向いていないのは、言うまでもありません。

    ・人の性格を変えることはできませんが、行動を変えることはできます。そして、人の行動を変えるためには、周囲の環境を変えることと、その人に対する自分の考え方を変えるという2つの方法があります。

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