さすらい (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 38
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041015636

感想・レビュー・書評

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  • 今の時勢にあまりにピッタシでひょっとしたら作者の赤川さんは予知能力があるの?なぁんて思いました。
    いや、、、
    恐怖政治のもと、言論は弾圧され、権力は腐敗していく中で、それに抵抗していく一握りの人間達が、実に鮮やかに描かれていました。
    「こんな時代に、絶対させてはならない」と思う作品です。
    赤川さんの作品としては珍しい政治色アリアリの本。
    社会派小説って結構かた苦しくて読みづらいところもあるのですが、そこはそれ赤川さんのソフトなタッチに包まれながら一気に読む事ができました。
    作者は、かなり今の世の中の動きに警戒をして、注意を促しているように思えてなりません。
    本当に、作中のような時代は「エンガチョ」です。
    読み終わった後の一言は「絶対、独裁国家に日本をしてはいけないよね」と言うものです。

  • 10年以上前に書かれた作品とは思えないほど、内包されているメッセージは現代日本にも当てはまるものである。
    日本に残った西川たちや村を去った中田のその後がどうなるのか、少しモヤっとしたため星4とした。
    それ以外は文句なく面白い。
    解説にも書かれているが、舞台をマイナーな言語を話す架空の村に設定しているところがこの作品の面白さを増している。

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