白桜四神 花嫁修業は五里霧中! ? (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年6月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041015797
感想・レビュー・書評
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凛々しくて真っすぐで賢くて可愛い里桜姫(男装のときは白桜)にふさわしい感動編。内侍を命じられた里桜ピンチ!さらに中宮になれと言われてさらにピンチ!綱渡りが続くが、想月の国を揺るがす策略に気づいた里桜は、青丞、朱咒、鵬玄を呼び出して、防ぐための策を練る。
4人の友情がなかなか眩しい。謀略だけでなく、人の心のわだかまりまで解決してしまう里桜は凄いよ。上手くいきすぎだが、まあお話だからね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【ネタばれ感想注意】
シリーズ5巻目。
作者さんのあとがきによると、これにて第1章が完結したようです。
サブタイトルに漢数字を入れてるので、もしかしたら8か10でシリーズが終了してしまうのかなと恐れていたのですが、まだまだ続くようで安心しました♪
さて、まずは表紙感想から。
今迄、白桜と青丞の2人だけだった表紙に、とうとう3人目が登場しました!
しかも、青丞より鵬玄の扱いが大きいです。
白桜を優しく見守ってくれていた鵬玄でしたが、これからどのような反撃を見せてくれるのか楽しみです。
本編では大内裏に内侍として上がった白桜が、帝の中宮候補として後宮で命を狙われる事件が発生します。
そんな白桜を陰日向になって頼もしく守ってくれるのが、後宮警護の任に就いた鵬玄でした。
…白桜が知らない時も常に守ってくれる鵬玄が格好良いです!
押せ押せの強引な青丞より、無骨だけど無言実行で守ってくれる鵬玄の方が絶対に良いよ!白桜!
第1章完結なだけあって、長く仲違いをしていた青丞と異母弟の碧嵐、そして父である龍宝帝とも和解し、ひとまず青龍家の問題は落ち着きを見せます。
しかし、想月は白桜に別れの言葉を残すと、忌み神一族の恨みも捨て去っていってしまいます。
…これはまさかの展開でした!
いくら里桜の笑顔を守りたいからと長年抱いてきた恨みつらみを捨てるのはちょっとご都合主義な感も否めませんが、最後に愛は勝つで仕方ないのかもしれません。
彼が再び白桜の前に現れる時が訪れるのでしょうか。
あ、ちなみにラスボス感漂ってた「あの方」が呆気なく捕まってて少し拍子抜けしました(笑)。
次巻から新章開始ですが、ラストで青丞が白桜の秘密を知ってしまったのかも気になります。
しかし、本当に白桜はうっかりし過ぎ。