少年陰陽師 留めの底にわだかまれ (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016633

感想・レビュー・書評

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  • 怪しい人物に対し、妹の名前を呼ぶ女。
    呼ばれた名前は、内親王に仕える者と同じ名前。

    それが偶然なのか本当なのか、は今の所謎ですが
    それよりも問題は件。
    預言の内容が一転集中かと思いきや、え? な状態。
    鍵がたくさんいるという事なのか
    その中のどれでもいい、という事か。

    じい様帰還で、それだけで何だかほっとします。
    そして久しぶりに『帰還』したのはもう一人。
    それだけでもう、せつない感じがしてしまいます。
    そんな主人公ですが…じい様に手段が似てきました。
    容赦なし…w

    最後に出てきた怪しい人物は、また別のようですし
    一体、どういう集団なのでしょう?
    それとも、身体乗っ取り??

  • 伏線繋げてきましたね!風呂敷を畳み始めてるのか?と考えると寂しいですが、あとがきを見る限りまだまだ続く様子。今後も楽しみにしています。

    都の陰気を一掃したということで、中ボスを倒した感じでしょうか。既に疲労困憊の満身創痍っぽいですが、まだなんにも解決してないんだよなぁ実は。親玉に至っては出てきてすらいないし。道敷編、5冊で終わるのか…?

    今回一番かっこよかったのは、男気を見せたもっくん…ではなく、やっぱり榎笠斎ですかねぇ。一瞬の登場で毎回全部もっていくとこは、墨染めのお役人を彷彿とさせますね。…そういえば最近見ないな、彼。

    昌浩と彰子のシーンは良かった。
    2人とも大人だな…と思いました。文も何も置かず、ただ片付けていくだけの彰子も素敵だけど、それを悟って、会いたかった、じゃなく、片付けなきゃな、って方向に行く昌浩は寂しいけど心が強いね。今作で一番好きなシーンかも。

    全巻最後で絶叫してしまった”まゆら”負傷ですが、どうやら生き残ってくれてるようで安心しました…。少年陰陽師では貴重なもふもふ担当なのに、こんな退場はないぜ…!!

著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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