精霊歌士と夢見る野菜 金色の約束 (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041016664
作品紹介・あらすじ
自分の心を奪った天才、エイディの隣に並び立つ。『精霊歌士』として-。野菜しか作れない落第生のメロウは、"砂漠の王子様"と呼ばれる問題児のシャーディー、臆病すぎるリーリという個性的な補講仲間と力を合わせ、数々の課題を乗り越えてきた。だが、最大の難関が。なんと、精霊歌士になるための最終試験を審査するのは、幼いメロウを捨てた母親、王国の女王その人で…!?王道ラブ・ファンタジー、感動のフィナーレ!!
感想・レビュー・書評
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今までの伏線をきれいに回収してます。
ラブは比較的あっさりですが、要所でエイディが色気出してるので個人的には大満足。
メロウ急成長しますが、それもちゃんと資質と努力の結果なのが好印象。
相変わらず起きたトラブルの処理があっさりさっくりなのは、3巻まとめとしては仕方ないのかな、でもちょっと残念な部分です。
全体的には世界観の作り込みがしっかりしていて読みやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トラブル、裏切り、挫折…となんでもありの第3巻だった。
ちょっと詰め込み過ぎの感が有り、そのせいか登場人物たちの心情がやや置いてけぼりのような。
でも、きれいごとのみに収めず、一癖も二癖もある脇役をうまく動かしてストーリーを進めていった手腕には、素直に感心した。
今後の作品にも期待したい。 -
ラスト巻です。女王である母と娘の対決という構図への盛り上がりを期待したのだが、なんとなく足りない。恋に友情、精霊との関係、歌士になるための試験への対応に、新しいお店を開く話でひと騒動…色々な要素をラストに詰め込みすぎて、散漫になってしまった印象で、中だるみを感じた。
でもラストに、いじけ気味だった主人公と似た性格の精霊ラヴィがきっちり見せ場を作ってくれたので、読後は満足。
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