夏美のホタル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
4.13
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本棚登録 : 744
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016879

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにたくさん泣いた。心温まる素敵な作品だった。
    出てくる人みんないい人なんてとってもいいね♥

  • 久しぶりにこんなに温かくて泣ける本に出会ったと思う。出てくる人物全てに愛があふれていて、誰一人としてイヤな人がいない 人生は人を思いやる気持ちがあれば周りもそんな人しか集まらないのかなとも思わせてくれるくらい本当に良かった。本当は声を出してなきたかったくらい泣けた・・・。
    病院での描写とか、、、おばあちゃんの事を思い出すと胸が痛かったけれど、でも読み終わった後はほっこりとして温かくなった。分かる人にはオススメしたい本。
    にしても、御茶ノ水の丸善は私のツボを押さえているポップとセンスだと感じた。この本に巡り合えて感謝。
    雲月のキャラが私にはぐっときた。
    ふだん泣かない人が大切な人を亡くした時に涙をみせたり、子供たちに愛情を注いだり、主人公慎吾にぶっきらぼうにも優しい気持ちを伝えたり・・・。泣
    ・人間ってのは、何かと何かを比べたときに、いつも錯覚を起こすんだって。だから自分と他人をあまり比べない方がいいって。他人と比べちゃうとさ、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって、満ち足りているもののことを忘れちゃうんだってさ
    ・トンボの幸せは・・・
    空を飛んでいるだけで、幸せ。あの時は、確かにそれが幸せの正解だと思っていた。でも、いまは少しだけ解釈が違う。飛んでいるだけで幸せなのではなくて、本当は誰かと一緒に飛んでいるから幸せなのだ、きっと。

  • 写真家志望の大学生・相羽慎吾。卒業制作間近、彼女の夏美と出かけた山里で、古びたよろず屋「たけ屋」を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子・ヤスばあちゃんと地蔵さんに、温かく迎え入れられた慎吾たちは、夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことに。夏空の下で過ごす毎日は、飽きることなくシャッターを切らせる。やがて、地蔵さんの哀しい過去を知った慎吾は、自らできることを探し始めるが…。心の故郷の物語。

  • イメージしやすく目頭熱くなった!
    ヤスばあちゃんとお地蔵さん優しい、温かい。
    心の中でたくさん泣いたら、現実でもすごいスッキリした気持ちになった!

    人が亡くなるシーンは、親や祖母が思い出されて余計寂しくなった。ほんとその一瞬その時を大切にしなきゃだなあ、と振り返ったなあ。

    筆者は最後にフィクションだけど、モデルがあるといった。それを知ってしまうと、フィクションじゃなくてもどうしてもノンフィクションに感じてしまうほど、この小説も“生きているような”話だと思う。

  • 素敵です。綺麗です。みんないい人です。森沢さんの世界観がよく表れている作品です。映像化されても面白そうです。

    一方で、素敵すぎて、綺麗すぎて、ちょっと狙いすぎではないかと穿った見方をしてしまう場面があったことも事実です。なんだろう、みんながみんな、ピュア過ぎる?

    でも、こんな素敵な出逢いに憧れる気持ちはありますね。夏美のバイク姿も格好良さそう。もの凄く趣味レベルですが、写真が絡んでくるストーリー展開も、カメラをもう少しちゃんと学びたいと思わせてくれます。

    登場人物の一人になりたい! 読後感はいつも通り。
    憧れます。

  • 『虹の岬の喫茶店』がすごく好きなので、購入。
    こんな田舎で暮らしたい。
    風景の描写がすてきで、蛍を見に行きたくなった。
    ただ、結末の展開が予想できてしまって、物足りない印象。
    もう少し、人物描写にリアリティがあるとよかったかも。

  • 凄く暖かいお話。
    誰も悪くなくて、みんなただすごく優しいだけ。
    本当そう。
    心に留めておきたい優しい言葉がたくさん。
    ホタルブクロってどんな花なんだろう。見てみたいな。
    地蔵さんの地蔵菩薩も。生きてる菩薩。棒切れも。
    今読み終わったとこなのに、すぐに読み返したくなってきた。2人にまた会いたいのかなぁ。

    途中から涙腺崩壊につき、明日は目 腫れ上がるだろうな。

    やっぱり好きだわ。森沢明夫。

    凛。

  • キラキラとした村の描写が美しくいつまでも田舎暮らしの日々に浸っていたい気分でした。
    私も漠然とではありますが何か一歩踏み出し、悔いのない人生を送りたいです。

  • 2018.06.29読了

  • 後半戦は大号泣の心があたたかくなるお話であり、雲月さんの最初と最後の章で文から漂う雰囲気の違いがすごい。
    田舎で偶然出会ったヤスばあちゃんと地蔵さんが本当に柔らかくて優しい。自然の描写が切り取ってきたみたいにリアルで、音や匂い、風を読みながら感じた。
    ホタルもホタルブクロも沢ガニも少し寂しく感じるツクツクボウシやヒグラシの鳴き声も無数の赤トンボも小さい頃確実に見てきたものばかりで、懐かしくてしかたない。
    「ありがとう」がまた一段と大切な言葉になった。

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プロフィール

小説家。1969年生まれ、千葉県出身。早稲田大学卒業。2007年、『海を抱いたビー玉』でデビュー。『津軽百年食堂』『虹の岬の喫茶店』『ライアの祈り』『夏美のホタル』など多くの作品が映画化。小説に『癒し屋キリコの約束』『大事なことほど小声でささやく』『ヒカルの卵』『きらきら眼鏡』など、エッセイに『あおぞらビール』『東京湾ぷかぷか探検隊』など著書多数。

「2018年 『きらきら眼鏡1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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