夏美のホタル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.15
  • (389)
  • (352)
  • (177)
  • (23)
  • (7)
本棚登録 : 4063
感想 : 308
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016879

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最期まで温かくて優しい空気に包まれた作品でした。大きな奇跡は起こらないけど、小さな奇跡がつながっていくのがまた素敵でした。

  • ポロポロ泣いてしまいました。
    綺麗で透明な夏休み。私も過ごしたい。

  • 号泣。
    全ての人が温かくて、色々抱えてても小さいことに幸せを感じながら生活してて。
    親子の繋がりも夫婦の繋がりも、読んでるだけでじんわりこちらも幸せになる。
    地蔵さんとヤスおばぁちゃん、夏美と慎吾、雲月さんとひとみと拓也。 
    本当、良い話だったなぁ。、

  • わりとスタンダードな泣かせる場面設定。
    予想できてたけど、やっぱり泣いてしまった。
    電車内でこらえるの大変だから、家で読んでて良かったぁ。

  • 初めて小説で泣きました。
    自分と出会ってくれた人達にもっとありがとうと伝えたくなりました。心が本当にホカホカする物語です。

  • もう…とってもとっても良かった。
    一気読みする時間がなくて
    数日あけながら少しずつ読んだけれどそれでも
    物語と自分が離れてしまうことが一切なかった。

    なんとなく時間が過ぎていた「たけ屋」と
    ヤスばあちゃん、地蔵さん
    無口で一見怖そうな雲月さんに
    そっと新たな風を吹き込んだ夏美と慎吾。
    2人のすべてがキラキラ光って
    最初から最後までみんなの優しさと
    誰かが誰かを思う気持ちで溢れていた。

    自分の中のなんとも言い尽くせない
    マーブル模様のような思いや感情を
    森沢さんはいつも的確に言葉にしてくれる。
    過去の自分が感じてきたことも
    いまの自分の不安やさみしさも一瞬で包み込んで
    安心感と穏やかさとチカラをくれる。


    両親から1文字ずつとったというわたしの名前
    昨夏に、川辺の蛍を見に行ったこと
    部屋に七色の光が差し込んできた時
    ちょうど開いていたページに虹の描写があったこと

    勝手に“縁”を感じてしまったこの作品は
    大事な一冊の仲間入り。


    後半の部分では
    冒頭での雲月さんの言葉が重なってきて
    ため息がこぼれたあとで思わずニヤッ。
    雲月さん、好きだなぁ。

    そしてそして!
    森沢さん作品ではすっかり有名となっている
    “つながり”を初体験…!
    「ああーーー!!!これっ!!」って
    声に出したくらいすっごく嬉しかった!

  • 野山を駆け回っていた子供心が刺激され、ワクワクしながら読んだ。地蔵さんたちと夏美たちが交流する様子はホッとするような優しさがあって、ついつい私もおばあちゃんたちに会いたくなった。
    途中で号泣してしまったけど、読後はポカポカした気持ちになれる素敵な本。

  • 登場人物が皆優しく、心温まる物語。

    読みやすく、心が洗われた感じがしました。

    地蔵さんのように誰にでも優しくあれる人になりたいと思う。

  • バイクとカメラ。そして素朴で温かい人々との交流。だれも悪い人は出てこない。みな愛すべき人物たち。そして誰もが優しくて、少しずつ悲しい。
    泣かせる。

  • ここにあるのは、人の出会いと別れ、そして新たな命と人の想いを繋ぐ物語。
    慎吾と夏美が出会った、寒村にある店「たけ屋」の親子。二人と親子と心優しき照れ屋な仏師の出会いが織り成していくお話。
    「ありがとう」という言葉が紡ぐ、親子と夫婦の再生と若い二人の新たな命の物語。
    「大丈夫だよぅ。きっと上手くいくからよぅ」
    #夏美のホタル
    #小説
    #小説好きな人と繋がりたい
    #小説好き
    #小説倶楽部
    #本好き
    #本好きな人と繋がりたい
    #森沢明夫

全308件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森沢明夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×