ダブルギアリング 連鎖破綻 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017647

感想・レビュー・書評

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  • ドラマ性に欠けてイマイチ盛り上がらなかったかな。普通。

  • 真山仁は初読、こちらは著者のデビュー作である。破綻寸前の保険会社が、外資保険会社に救済されるまでを読ませる。経済小説にありがちな、社内の派閥争い、他社との駆け引きなどの印象は薄い。保険会社が本来あるべき姿を忘れた先には、加入者(契約者)の不幸がある。資本主義経済の行き着く先に明るい未来はない。

  • 久しぶりの真山仁。感情移入してしまう。クソばっかりだな。

  • 生命保険会社のはなし。
    自分は何のためにこの仕事をしているのか?
    その中で、自分の存在意義とは何か?
    そのことを つねに念頭に置いて行動する二人の主人公。

    『各務』は、なぜ生命保険会社に入ったのか?
    それは、復讐という言葉に近いのかもしれない。
    『竜崎』をつぶしたいと思う。
    獅子身中の虫とならんとす。
    そうであるが故に 生保とはどうあるべきかを
    徹底して考えることとなる。

    『中根』は、ラクビーのリーダーだった。
    そして、生保の中で 『人々が幸福になる』ということを
    つねに考える。

    一方で 生命保険会社の存立基盤。
    事業としてのミッションとはなにか?

    竜崎は ジェントルマンとしての生保を
    大きく 変えて行く。
    政治とのつながり。危ない業務。
    そして、各務との関係

    そのなかで、高村は 社長として
    ジェントルマンになりつつも 清濁呑み込む勇気がある。

    ペットでかわれたものが、
    ジャングルでは闘えない という言葉は確かに。
    日本って やはり甘いのだ。

    ダブルギアリングによって、
    生保と銀行のなれ合い。
    そのことで、ハゲタカファンドは、じつに
    狙いが 丸ごとなのだ。
    生保がこけて、銀行がこけることで
    外資が 確保できる。

    各務は じつに 義理人情のおとこである。
    浪花節なのだ。

  • 真山仁のデビュー作は生命保険会社。
    ハゲタカの原点です。

  • 破綻の危機を迎えた生命保険会社を舞台にした物語。
    主人公である各務の自分の会社へのコミットがカッコ良い!
    特に、最後の覚悟はthe男の生き様という感じで感動。

  • 20160103 安定感の真山氏の作品。各務さんの冷たいような優しさが際立つ。

  • ハゲタカ前の真山作品。
    どうしても、ハゲタカと比べてしまうと、登場人物のキャラクター(大事な脇役たちの印象が特に)が薄く感じてしまう。金融機関を扱うストーリー展開は面白かっただけに、どうにも残念でした。

  • 真山さん、昔からブレてない。ハゲタカを読んでいるようなワクワクでした。生保の世界って馴染みがないけれど、主要人物のキャラが魅力的だし文章も分かりやすく、楽しめました。

  • さすが真山さんです。熱い人達の生きざまがとてもカッコいい。
    保険業界の勉強にもなるし素晴らしいです。
    プレジデンシャルという社名で、あの会社が出てくるのが密かに嬉しかったり。

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プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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