デッドマン (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017654

感想・レビュー・書評

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  • 評価は5

    内容(ブックデーターより)
    頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化。

    刑事達の個性表現に今ひとつキレが無かったのが残念だったが、個人的に話は面白かった。

    しかし内閣官房長官…こんな人が生き延びて良い思いしてるって、許せない気持ちになった。人生平等じゃないんだ!と改めて思い知らされた。

  • キャラクター設定も含めて非常に漫画チックだった。ただ、デッドマンのトリックは文章でないと描けない。そういう意味では何だか不思議な作品。

  • 鏑木特捜班シリーズの第1作目。

    前後してしまったが、2作目の「ドラゴンフライ」を読んで、どうしても読みたくなって。

    東京都内のマンションで頭部を切り取られた男性の遺体が発見される。

    その後、次々と、手、胴体、足がなくなった死体が6体見つかった。まるで、持ち去ったパーツで、一人の人間を組み立てるかのように…。

    鏑木という、天才でも、ヒーローでもないが、その荒唐無稽な「思いつき」に引っ張られるように部下たちが動く。

    それは、信頼以外のなにものでもない。

    正木、姫野、澤田という個性的なメンバーが力を発揮していく過程が、実に魅力的だ。

  • 文体が独特で、内容もやたらハードボイルド、設定は奇想天外で面白かったです!
    リアルすぎて退屈な小説よりもずっといいと思います。出て来る登場人物の個性も世代による違いなどもきちんと描かれているので映像が頭の中で展開する感じで、どんどん読み進めることができました。
    他の作品ももっとたくさん読んでみたい著者です!

  • 初読みの作家さんでしたが、文句なしの大好きな作家さんになりました。本の感想?最高です。おススメします。
    あらすじ(背表紙より)
    頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化。

  • 首のない死体が見つかる。
    その現場は、整理されていて、なにも盗まれていない。
    『きれいすぎる。』という疑問だけが残った。
    その次に 胴のない死体が見つかる。
    なぜなのか?

    盗んだのはアタマなのではないか?
    と 推定する 鏑木警部補。
    それが、事件の捜査本部の部長代行に命じられる。
    (ちょっと、ありえないが、物語をすすめるために必要)
    経験の豊富な広木、暴走する姫野、プロファイラー澤田。
    4人組が 中心となって 事件を解決する。

    プロファイラーは、異常嗜好、怨恨、隠蔽のいずれにもはまらないと言う。
    猟奇犯罪ではないと言う。

    アタマ、胴、そして 手と足が接合されて、
    生き返るというのが この物語の ツボとなる。
    無理だよね。血液や免疫の問題、接合技術、様々な問題があり、
    それを、接着剤のように くっつけることができてしまう。
    つまり、それが できたように思わせることに 編集手腕がある。

    あわせて、時間軸が ある一定のところでとまっている。
    それが ロボトミー技術とつながる。
    確かに、私が学生の頃に 反対の動きがあった。
    それに、この作者は 私と同世代より少し若いくらいですね。
    会話のたたみ方が おじさん臭い。

    接合されたアタマが 記憶を 呼び戻しながら、
    自分とは何か?を考えるのだが、
    女医の高坂紫苑に アタマの名前を教えてもらう。
    介護猿のアプに 助けられて 目覚ましく回復する。
    志津という女性にも会い、自分の存在が見えてくる。
    そして、タブレットも使い メールができるようになる。
    限られた情報の中で 自分が何ものか 理解し始める。
    自分が 死んだもの デッドマンの自覚が芽生える。

    そして 捜査は デッドマンのメールから
    急展開し始める。
    物語の構成は 実にたくみだが、
    やはり、デッドマンがつくれないことに、
    物語が 記憶の存在とロボトミーにつながっていく。
    医療技術は そう簡単に発展しない。
    それでも、鏑木は シッポをつかんで 真犯人に迫っていく。
    推理小説としては、あたらしい視点を持ち込んで、
    うまく構成されている。
    しかし、警察の組織構造が、物語に会わせすぎなところが、残念。

  • おもしろかった!

    死体から人間を作れるはずないとわかっていても、もしかして…と思ってしまった。
    捜査する4人もそれぞれタイプが違ってよかった★
    男の人が1つのことに向かってがんばってるのってかっこいい!
    元刑事さんは切ないなあ…。

  •  インパクトが強い表紙が素敵であること、そして第32回(2012年度)横溝正史ミステリ大賞受賞作なので更に加点が付き読んでみた。殺人行為は過激で、グロ路線かと期待したのだが文章からは嫌悪感は感じない。現実感がなければ、怖さが伝わらず。謎解きにいたっては、殺人動機は理解できるとして・・・

  • 怖かったぁ〜
    6人を殺して1人のパーツを足していくと一人の人間に。頭、左右の手、左右の足。。全部で6つ。

    奇妙な殺人事件の意味するところは??

    途中、話が飛躍してすこし辻褄があって無いような気もしたけど、話としては面白かった!

  • 今月の1冊目。今年の7冊目。

    1ヶ月ぶりの推理小説。読み応えはあった。が、もう少し登場人物に感情移入したかった。しかし、話の流れ・インパクトはいい感じでミステリ欲を満足させてもらいました。
    定期的にこういう本を読んでいきたい。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒業。現在出版社勤務。2012年、第32回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、『デッドマン』でデビュー。受賞作は綾辻行人氏に激賞される。「鏑木特捜班」シリーズは、その後、『ドラゴンフライ』『ダンデライオン』が刊行された。その他の著書に『デビル・イン・ヘブン』『粗忽長屋の殺人』『救済のゲーム』などがある。

「2018年 『燃える水』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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