約束の森 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.92
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本棚登録 : 1294
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017784

感想・レビュー・書評

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  • 読み応え十分、面白かった。
    複数の組織がそれぞれ別の目的で動いていて、主人公はそれに振り回されて、ギリギリのところまでその取り巻く環境が分からない。
    少しずつ情報が開示されていくけれど、謎が適度に謎のままであったのが良かったと思う。
    読んでる時は気にならなかったけど、読み終わった今振り返ってみると、主人公陣営の扱いだけわざとらしいかな、という気がした。
    150720

  • マクナイトかっこよかった!!
    そしてなんのかかわりもなかった三人が繋がっていく様子が心にじーんときました。

  • ハードボイルドってあまり手に取らないジャンルではあるのだけど、愛犬家なので手に取ってみたりする。
    犬の描写が秀逸なのですべて許せる。
    ストーリーは普段読んでいる作品に比べて感じが多くて一文が長い印象を受けてしまって雰囲気で流してしまった。一文一文の情報量が多くて、このエピソードはほんとうに落とせないものだったのか…?とかおもってしまう。削ぎ落としつつ訴えかけるのはとてもむずかしい。

  • いろいろな物語が集まってできている感じ
    奥野 元公安部
    ふみ 国際無政府主義者集団 《N》幹部の娘?
    隼人 自称元陸上
    マクナイト ドーベルマン
    どんちゃん ふみのオウム
     疑似家族
    緒方 公安部《N》追跡班長
    ? スカベンジャーグループ
    丹野 モウテル宿泊者 プロカメラマン

  • 侑也とマクナイトが通じ合っていく様子にほっこりさせられる。
    侑也、ふみ、隼人が家族になっていく描写に引き込まれていると最後の惨劇の緊迫感が更に凄くて、ついつい無事を祈りながら読んでしまった。

  • なかなか面白い。多少無理あるけどそれは小説なもんで。警察絡みは好きですなー。

  • 読み始めから中盤までは、退屈な話の流れでしたが、ドーベルマンのマクナイトと主人公の絆が深まる頃から展開が速く一気にラストまで、読み終わりました。やはり読みどころはクライマックスで、悪戦苦闘しながら敵と戦うシーンは映画のワンシーンさながらでした! 最後がこじつけて終わらせているような印象を受けたのが少し残念でした。

  • ず~~っと迷っていて、やっと読みました。ちょっと変かもしれないけれど、マクナイトに一番の共感を持ちました。完璧な人は一人も出てこなくて、誰もが四苦八苦しながら過ごしている所も気に行ってますけどね ( *´艸`) 久しぶりに一気に読みました。♪♪

  • マクナイトと主人公の絆の物語。
    熱い!熱い!ハードボイルドを体言する、久々の作品。
    主人公にどっぷりと感情移入して読んでいい作品。
    全力疾走しても大丈夫な体力がある時に読むといいですね。

  • じっくり読めるタイミングでこの本にちょうど出会えて良かった。
    最初はよそよそしい空気だったのが、読み進めるに従い、味方側の登場人物全てが愛おしくなっていく。激しい戦いを予感させるにつれ、誰一人として失いたくないと思わせる。
    しかも細いエピソードまで丁寧だ。(猫のタイガーの独り言も笑えた)
    幸せな空気に包まれた読後感。読んでいる間ずっと楽しかった。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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