走ろうぜ、マージ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 34
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017791

作品紹介・あらすじ

11年間を共に過ごしてきた愛犬マージの胸にしこりが見つかった。一部大型犬に好発する癌。有効な治療法はない。余命は3ヶ月。マージにとって最後になるかもしれない夏を酷暑の東京で過ごさせるわけにはいかない。作家・馳星周は、この夏を軽井沢で過ごすことに決めた-。マージが永遠の眠りにつくまでの94日間を綴った愛と感動のノンフィクション。新たな愛犬たちを迎えた馳家のその後を綴った「文庫版あとがき」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 本当に可愛らしいマージ。ボスに愛され、最期まで側にいてもらって幸せだったと思う。軽井沢にまた行かせてあげたかった。

  • 馳星周といえば、「不夜城」>で、歌舞伎町で暴力で暗黒社会で・・・(ノワール小説というの?!それさえ知らずにいました)
    まぁ読むことはないジャンルかな~と、ご縁薄い作家さんとして過ぎゆかなくてよかった!!

    大変な愛犬家であることを知ったのは、「ソウルメイト」という犬をテーマにした短編集に出合ったから。
    犬に対する知識の豊富さと、犬愛の大きさに、作品を通して惹かれ、ご自身の愛犬看病記実録であるこの本に、出合えました。

    癌に侵された愛犬マージとの生活を、日記形式に実に詳細に記載。
    治療に際して何を施したか、どんな食事や薬を与えたか、愛犬の様子はどう変化していったのか、何が苦しいのか、何が心痛むのか・・・などを、克明に記録してあります。
    愛犬家にとっては、切なさに身につまされること多いのは確かです。
    筆力あるだけに、ぐっときて涙があふれてしまう場面も多々。
    けれど、細かい部分にわたっての大いなる参考書となること、おすすめです。

  • ノンフィクションというよりも愛犬日記と呼んだ方が正解だろうか。馳星周の愛犬マージが悪性組織球症と加齢のため余命三ヶ月となる。愛犬と最後の時を軽井沢で過ごす。

    馳星周が常にマージに呼び掛けるように綴られた文章にマージへの深い愛情がうかがえる。しかし、馳星周のピカレスク小説を期待していた読者にとっては肩透かしを喰らったようで、知りたくない馳星周の内面を知ってしまう作品。

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著者プロフィール

1996年、『不夜城』でデビュー。これまでに吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、大藪晴彦賞ほかを受賞。

「2017年 『暗手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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