過敏症 魚住くんシリーズIV (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041017807

作品紹介・あらすじ

不思議に魅力的な青年・魚住の片想いの相手は同性の久留米。彼に唇を奪われて以来、魚住は誰かの接触に過剰に反応するようになり……。じれったい片想いの行き着く先は。幸あれと願わずにいられない第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • ついに、ついに…!思わず「良かったねえ」と2人の肩をポンポンしたくなるような。
    どんどん人間らしく(人間なんだけど)なっていく魚住に優しい気持ちになる。やはり肩をポンポンしたくなるな。

    今回も色々と考えさせられた。複雑なセクシュアリティに悩む薫を見て、難しいな、と思う。正解なんかないんだけど。

    マリの過去について色々知れた巻。やっぱりかっこいい女だ。好き。
    そして濱田氏も私の中でぐいぐいきている。

    一気に読んでいたらあっという間に次で最終巻だ。早く読みたいような、少し寂しいような。

  • ようやくスイッチが入った久留米、どこを取っても最高の(魚住だけの)男で良い……………。今時の言葉で言うならスパダリというやつ。

    前巻がものすごく辛くて悲しい話だった分今回は前を向ける話が多くて(ただし今回も一部は辛い)、読んでいる自分も救われるような気持ちだった。
    しかしマリと響子の兄弟のくだり、下世話すぎる笑

    魚住はもう久留米なしでは生きられないけど、久留米も自分を必要としてくれる魚住がいない世界には生きられないんだろうな。ただただ、愛だ…

    次の巻で終わるとか信じられない、もっとこの2人と周りの素敵な人たちの日々を追っていたい。

  • すごい良かった。男性同士の恋とか、そんなのはもうすでに関係なくて心の問題。結構際どい心の動きがすごい胸を締め付けます。

  • 2019/2/6(水曜日)

  • とうとう!キタコレ‼
    すごい楽しみにしてた(爆笑)ので、
    ちょっと物足りないような
    いやいや、そんなことないか(*´ω`*)

    お昼休みに読んでたから(笑)
    今後何をたのしみにすればいいか‥

    このふたりどうすんのかな
    恋ってどれだけ続くのかなぁ
    他の女の子と結婚したりしないで、ずっといっしょに暮らしたりするのかな

    いいなぁ‥
    と言ってみる(>_<)

  • ラブくて良い。

  • なんというか怒涛の回だった。
    色々と、本当に色々もり込まれ過ぎてて語りたいことが沢山ある。

    取り敢えず、まず魚住と久留米についてだな。
    まさか今回一気に進展すると思ってなくて。
    前巻でキスした久留米は寝起きってのもあって、かなり魚住に触りまくってた(笑)
    魚住は久留米に好きと言ったけど、久留米は相変わらず言ってないのに触る触る。
    明良くんは噛ませになっちゃったけど、良い働きをしてくれた。
    明良くんのおかげで、響子ちゃんの就職祝の松坂牛での鍋パを延期させてまで久留米は魚住とついにヤっちゃった!
    準備万端で今から食べるって時だったのに、みんながいる前で魚住を寝室に連れ込んでヤっちゃう久留米ほんと漢だわ~笑
    この時は後使うに至らず最後までしてなかったんだけど、夏目という噛ませのおかげでついに最後まで致した2人…!
    赤飯炊いてあげたい(笑)
    それにしてもほんと魚住ど直球だ。
    久留米もクラクラ来ちゃって大変だな。

    その夏目だけど、こいつが魚住を犯した響子ちゃんの元カレでもある強姦野郎。
    魚住がブチギレして殴ったのは吃驚したけど、ほんとよくやった!
    まさか魚住殴れるようになるなんてな。
    暴力は何よりも嫌いなのに。
    怒りも押し殺すのが得意で滅多に表さないのに、ほんと久留米に恋して成長したよなぁ。
    これで、過去も精算してスッキリ。

    今回意外な人物が二人出てきた。
    一人目は、馨。
    まさか再登場するとは思わなかったわ。
    あのサリームと少しだけ接した馨が家を飛び出した後、マリに拾われることになるなんて運命的過ぎる。
    マリが一時的に勤めてるバーで馨もお世話になってたけど、ここで二人目の意外な人物登場。
    マリの実母。まさか出てくるなんて。
    40は軽く超えてるはずなのに若々しすぎて驚いた。
    しかも、マリと全然違うタイプの人間。
    加えて、3度目の結婚て!笑
    その年齢で再婚するのも驚いたけど、マリに念書書かせに来るなんて。
    こういう母親だったんだな。

    マリといえば、安岐さんに恋してたんだな。
    これまた問題抱えてて、このシリーズはほんとよくせってい練られてるわ。
    まさか死んだ姉とマリを勘違いしてたなんて。それに気付かずずっと思いこんだまま、マリに接してたなんてね。
    魚住が指摘してくれたおかげで安岐さんとマリ、無事にうまいこと収まって良かった。
    ただ、芝居打つためとはいえ魚住とマリが濃厚なキスすることになるのは予想外だった。
    二人にはそういうの無しにしてほしかったわ。
    ここだけ残念なとこ。

    はぁ、ほんと怒涛のターンだったわ。
    次で最終巻か、読みたいけど寂しいななんか。

  • メッセージを読んで即買い、一気読み。 一気に読ますスピード感はある、BL小説感は否めなくなってきたけど、全然嫌悪感はない。 魚住くんの綺麗さがそうするのか、そしてすごく人間くさくなってきた魚住くん。 レイプしてきた相手に怒りを覚えられるように。 あとこの話では、マリさんの過去とか現在がわかった。 マリさんと魚住くんの関係は素敵だなぁ。

  • 4巻目!
    すっかり文章と世界にはまってしまってしばらく他の本読めないかもなー、と心配しつつ読了。
    今回は前回ほどの衝撃はなかったけれど、ちょいちょい素敵なシーンが盛り込まれている感じが好き。
    シリーズの中では、恋愛色が濃い感じのするあたりかもしれない。
    それでも、さちのちゃんを引きずりながらも立ち直っていこうとする魚住はだいぶ人らしくなっているし、逞しかった。
    濱田さんは巻を追うごとにどんどん可愛くなっていくような…
    あと文月さんがいいキャラで好き。

    後半の方の、ストーカーとの対決シーンは見所だと思った。
    あの魚住がひとを憎く思ってグーで殴る日が来るとは…
    心の機能がだんだん豊かになっていってる証拠ですね。
    あと久留米の過去を思わせる発言にちょっと笑ってしまった。

    とうとう次で最後、二人には幸せになってほしいと思える。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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