ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 947
レビュー : 141
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018118

作品紹介・あらすじ

人づきあいって必要ですか?蛭子流・内向的人間のための幸福論。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画家としての蛭子さんしか知らない、
    「ガロ」に描いている蛭子さんのエッセイ集。
    TV部分のところは、全く観たことがないので
    なんとも言えませんが

    そんなに無理してまでがんばらなくても
    まぁ ほどほどに

    ということだな
    と読ませてもらいました

    当たり前といえば当たり前のことなのでしょうが
    いま その当たり前であることが
    当たり前にさせてもらえない事情が
    今風なのでしょうね

  • 特に仕事やお金に関して価値観がきっかりしていてすごいなと思った。(自由でいるには稼ぎが必要.153ページ)
    大衆が心の中で思っていても口にしないことを口にしたり、書いたりすることで、きっと、かなり誤解されやすい人なんだろうなぁ。。。と思いつつ読了。
    字面のまま受け取れる人もいるし、悪気はないのに悪意をもって解釈する人もいるだろうから、やっぱり誤解されやすいだろうなぁ…と。

    共感できるところもあれば、それはちょっとどうかなという部分もあったので、するするっと読んだ。自分の周囲にこういう考えの人が多いし、私自身もこういう考えに近いので、本でもそうだったので読んでいて少し疲れた。

  • 図書館で予約いれたら、先客が約40人近くいてビックリしました。(蛭子さん、すごく人気あるんですね?)
    だいぶ待たされて、ようやく手元に来ました。
    「妻がいるからこそ、僕はこれまで通りブレることなく「ひとりぼっち」を貫くことができるのだと思います。これは、矛盾した話に思えるかもしれないけど、愛する人がそばにいるからこそ、僕は安心してひとりぼっちでいられるんです(P224)」と書かれていますが、蛭子さんの「ひとり」は「家族(妻)」を根底としています。
    私も蛭子さんと同じ(私、オット大好きなんです)なので蛭子さんの言っていることがわかりますが、蛭子さんや私と違う「ほんとうにひとりぼっちだとおもっているひと」・・・・例えばずっと一人暮らしで、連れ合いを持たず、シングルで生きていこうと思っている人(は、繋がりを友だちに求めるだろうし)、とか、現在職場や学校でイジメにあっている人・・・とか、そういう孤独感を抱えている人が読むとふざけんな!とか思うかもしれないな。と思いました。
    タメにはならないけど、面白かったです。

  • 1年ほど前からでしょうか。
    この春、小学校へ入学する息子が「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」にハマっています。
    YouTubeで繰り返し視聴し、今度、公開される同番組の映画(!)も見に行くそうです。
    恐らく、同番組のファンとしては国内最年少の部類でしょう。
    彼は同番組に出演する蛭子能収さんのファンでもあります。
    蛭子さんの言動を、心底おかしくてたまらないというように笑って愉しんでいます。
    幼児をそこまで虜にするなんて、恐るべし蛭子さん。
    というわけで、アマゾンで購入したのが本書です(前置きが長くなってすみません)。
    蛭子さんは、「友だちなんていなくていい。ひとりぼっちだっていいんじゃないかな。」と例によって、しれっと重大なことを云い(書き)ます。
    コミュニケーション能力が重視される時代、それにそっぽを向くような発言をすることはなかなか勇気のいることと思いますが、蛭子さんは本当にマイペース。
    本書では、子どものころから一人遊びを愉しんでいたこと、友達とつるんだ経験がないこと、芸能界に入ってからも友達づきあいはこれを避け、それどころか番組の共演者の楽屋にあいさつにさえ行かないことなどがつづられます。
    筋金入りの「自由人」なのですね。
    「食事会や飲み会はムダ話の宝庫」「『友だち』がいることのメリットってありますか?」などと次から次に憎まれ口を叩きますが、そうかといって憎めないのがまた蛭子さんのいいところ。
    もっとも、いいことも書いています。
    たとえば、「勝ち組/負け組」について。
    「そのとき勝っている人が、いつまでも勝ち続けるとは限りません。それがずっと続くのだとは、やっぱり僕には思えないんですよ」
    競馬に競艇、麻雀と大のギャンブル好きでもある蛭子さんの言葉だけに妙に説得力があります。
    ドキリとさせられることも書きます。
    蛭子さんは大の映画好きでもありますが、奴隷制度があった頃のいわば米国の暗部を描いた『それでも夜は明ける』という映画にアカデミー賞が与えられたことに触れ、わが国の状況を顧みます。
    「日本では、あまりそういうことはやりません。自分たちの恥となるようなことは、むしろ隠蔽しようとしますから。」
    そんな蛭子さんも最初の妻に先立たれた時はショックで涙が止まらない日が続いたのだとか。
    蛭子さんには2人のお子さんがいますが、「子どもよりも妻が大事」と言い切る蛭子さんは、何だかカッコいいと思いました。
    さて、蛭子さんを師のように慕う(?)息子ですが、父として蛭子さんのような人になって欲しいかというと留保がつきます。
    まずは友達100人作って来い!

  •  漫画家・蛭子能収さんの自伝的エッセー。テレビで見る超個性的なキャラクターとは違った、彼の内面をうかがうことができる。
     「群れない」こと「自己主張しない」という蛭子さんの行動は、「すべては自由であること」と「良い孤独」を楽しむ、という信念に基づいていると理解した。また、蛭子さんは、人が嫌がることは言わないしない、人のせいにしない、社会のルールは守るという基本を押さえて上で、孤独を楽しみ、自由を楽しんでいるところが共感が持てる。
     今やソーシャルメディアなどで「つながる」ことが当たり前になり、「ボッチくん」だと思われたくない学生が学食でひとりで食べられない、ということを聞く。本書は、「孤独」に対して過敏な若者に、安心と元気を与えてくれる。
     「孤立」(isolated)はしたくないが、「孤独」(lonely)は決して悪いことではない。本書を読んで、その思いを強くした。

  • ・俗に言う「プライド」みたいなものは、持っていたとしても、それをもの凄く低い場所に置いておくのが『蛭子の流儀』です。自分のことを、あらかじめ低く、低く見積もっていたほうが、人生ってラクですよ
    ・自分がいくら持っているとか、いくら稼いでいるとかということは、あまり他人には言いたくないし、知られたくもない。お金が介在することによって、人間関係がギクシャクしたり、おかしな感じになっていくことが嫌なんです
    ・自分のなかで限界がきているようだったら、そのときは迷わず逃げていいと思う。逃げてばっかりはダメだけど、人生のなかで何度かは、別に逃げてもいいんじゃないかなあ。僕は自分の経験からそう思っているんです
    ・どちらかといえば現実主義というか、目の前のことだけなんとかしようと考えるタイプのようです。過去なんて、どうせ戻れないのだから、考えてもしょうがないじゃないですか
    ・僕はあまりに自由な生き方をすることから、同僚とたわいない話をしたり、よく飲みにいったりといったコミュニケーションは取れません。でも自分の中に、「俺は他の人とは違う」みたいな思考はまったくないんです。つまり、一種の上から目線的なものですよね。自分が特別な存在であるなんて、思ったことがない。孤独感というのはその感情の裏返しの部分もあるように思えてなりません。自分は特別な人間なのに疎外されている、みたいな思考ですよ。それって、孤独に酔っているだけじゃないかな?

  • フムフムとうなづけるところも多数。群れると声も気も大きくなるのも気になってたし付き合いで休みがつぶれる苦痛も感じてました。友達も多い方ではないですし独りでいるのも好きです。

  • 蛭子さん、テレビの印象と違った。ぶれない部分と、矛盾かなぁといいながら主張と違う遊びの部分と。とても強い人なんだなと思った。そして人生楽しそう。
    自由、を求めるという考え方が一貫していて印象的だった。自分の価値観と全ては一致しないが、どちらかと言えば内向的なので、ふむふむと言う所がたくさんあった。
    人に干渉しないって意外と難しい。色々なものに目がくらんで小さいとき好きだった事を貫くのは難しい。それを貫ける強さと楽観脳が羨ましい。

  • 数年前から「絆」が声を大にして叫ばれた反動からか、
    こういうカウンターみたいな人が
    注目を浴びているのかもしれないなと思った。

    蛭子さんの近年の人気ぶりについては、
    同調圧力の強いこの社会で
    「これだけ自由に生きれたらいいな」という
    憧れのアイコンになっているのではないか。

    他人のテリトリーには侵入しないと言いながら、
    興味のある事柄には、とことん突き詰める好奇心。
    その結果、人の嫌がることをよく言う、と指摘される。
    この「言動と行動の不一致」にこそ
    蛭子さんの人間味を感じて、実に味わい深い。

  • テレビでイメージされるようなちゃらんぽらんな人ではなかった。自由を求め、そのための責任は果たしている。張り詰めていると、ほっとするかもしれないような内容だった。自分もひとりが好きな立場かな。

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著者プロフィール

1947年10月21日生まれ。長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て、33歳で漫画家に。俳優、タレントとしても活躍中。おもな著作に『ひとりぼっちを笑うな』、『蛭子の論語』(ともに角川新書)、『芸能界 蛭子目線』(竹書房)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)、『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。O型、てんびん座。

「2019年 『死にたくない 一億総終活時代の人生観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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