未来予測を嗤え! (oneテーマ21)

  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041018156

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいけど、何が書いてあったのかあまり記憶に残らない。基本は過去作品の内容を焼き直したもの。

  • 未来はわからないが、確率的な予測は可能。重要なのはどうしたいか。

  • テーマは、未来予測、認知論、ビッグデータ、人工知能、IT企業、経済発展、人間の欲求、教育と好奇心、反知性主義、格差問題と幅広い。

    他人が言ったことが本当かと疑うのは、とてもエネルギーコストがかかる。間違いがないと認められた権威を信用してコストを節約しようとするのが、権威主義、権威システム。様々な局面で権威システムを採用せざるを得ないが、論理的な正当性はない。

  • 社会を変えるには
    ルールを変えること。

  • 内容紹介
    統計学やビッグデータの普及によりいろいろな分野で未来を予測することが可能になった。しかし予測では知ることがきない、人類にとって大事なことがある。人気の書評家と気鋭の数学者による白熱講義!
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    相変わらずdankogaiは博識だなぁ。。いったいどんな頭脳を持っているのか。天才だなぁ

  • 新しい発想や知見を得られる非常に読みやすくわかり易い対話本である。

  • いろ色な物の見方や、本質を示してくれていて、参考になる。

  • おもしろかった!普段科学から距離がある自分(システムに携わる仕事だけど)にとって、とても興味がわく書籍。
    中卒でもわかる科学入門の続編ということもあって迷わず手に取りました。
    「STAP細胞にしろ原発にしろ、起きている問題を理解するためのレベルがあがっている。そのために、自分は何も知らないのだという気持ちを持つ」という趣旨の部分が心に残りました。
    ひとりひとりがそういう態度でいれば、有事のとき「これは本当に正しい情報なのか?」と疑ってかかったり、幅広い情報を集めたりできますもんね。

    「単純化して物事を考えてしまう」のが人間の本能というのは納得いきました。
    最近「プレゼンで聴衆が覚えていられるのは3つだけ」という言葉を聞いたこともあります。あと仕事で依頼をたくさん書いた資料を提示するのと、ひとつだけ書いた資料を提示するのとでは、受け取る方の理解度に差が生じることは経験したことがあったからです。

    アルゴリズムの順番だけで処理速度が何割も違うという話、ビッグデータによって予測統計の価値が下がる、統計はかならず解釈が入っている、というのも面白い話でした。メモ。

  • 我々がiPhoneを欲しかったということはiPhoneが登場するまでわからなかった。
    コンピュータによって人間の仕事がうばわえると言われるが、仕事をどんな風に自動化したいか、どんな仕事にしたいのか、その欲求を持つのは人間の仕事。
    世の中には答えのない問題の方がずっと多い。
    物事を進めるうえで、最悪なのは良心に訴えるやり方。貧乏人がかわいそうだからと訴えたところで、世の中は変わらない。

  • 歯切れがよくて読んでいて楽しかったです。
    これからの時代を生きていく者として、もっと世の中のことに興味を持ち、知識を吸収して、それがまた好奇心の発芽につながるような循環が必要だと思いました。
    そのためにはお二人のようになるのは難しくても、ほんの少しでも近づけるように、本を読んだり経験をしたりして、知識の吸収をしていきたいと思いました。

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。博士(理学)。東北学院大学工学部教授。日立製作所中央研究所などを経て現職。著書に『「超」入門 微分積分』『直感を裏切る数学』『ウソを見破る統計学』『現代暗号入門』(以上講談社ブルーバックス)、『Pythonと実例で学ぶ微分方程式』(コロナ社)などがある。

「2023年 『Pythonでしっかり学ぶ線形代数 行列の基礎から特異値分解まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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